月別アーカイブ: 2009年3月

懐かし?のステイシー


Imgp8966  かつて日本で一世を風靡し、入手するのも困難なプレミアものだったステイシー90ですが、今ではすっかり陰を潜めています。確かにステイシー登場以来、多くのロングリップミノーが発売されたのも理由でしょうが、このカテゴリーのルアー自体が流行りません。猫も杓子もポンプリトリーブだった時代が懐かしいです。ステイシーの名前の由来が何かの雑誌でステイ(止めて)・シー(見せる)だったと読んだ記憶がありますが、アメリカでは恥ずかしくて言えませんね。
Imgp8972  ボクのブログって、現行モデルよりも旧モデルの方がよかったという話が多いですが、このステイシー90に関してはバージョン2の方がボクの好みです。日本ではオリジナルのステイシーの人気が高く、売れすぎて(作りすぎて)金型が壊れて、バージョン2になったとか言われています。その割には昨年にはオリジナルが復刻されましたが、あまり話題にはなりませんでした。もう完全に過去のルアーって扱いでした。結局のところ、オリジナルの金型は壊れていなかったのか、それとも新しく金型を作り直したのか、気になるところですが・・・。
Imgp8968  バージョン2はボクにとって、なくてはならない一軍ルアーで、今でも現役バリバリです。今月末に開催されるトーナメントでも当然、投入予定です。そもそもステイシーって、オリジナルはポンプリトリーブ用、バージョン2はジャーキング(リッピング)用で、使い方がまったく違いますよね。アメリカでポンプリトリーブなんて、やっている人を見たことありませんから、オリジナルはアメリカ人にはウケが悪かったんでしょう。そこでジャーキング用としてアメリカマーケット向けに生まれたのがバージョン2なのでしょう。実際アメリカではオリジナルモデルはほとんど販売されていなかった(昨年販売?)ので、アメリカではステイシーといえばバージョン2を指します。

ついに出ちゃいました


Rc15riverredcraw1  大ヒットクランクのRCシリーズにとうとう、レッドカラーが発売されます。一つはリバーレッドクロー(上)、もう一つはリバーレッドシャッド(下)です。”とうとう”と書いたのは、嬉しい半分、ショック半分だからです。発売は4月か5月だそうです。
Rc15riverredshad  RC1.5はボクも愛用している一軍クランクですが、パスプロショップオリジナルとして売られているせいもあって、コストダウンを図ってか、あまりいいカラーがないのが欠点でもありました。また、レッド系のカラーがないのが不思議でもありました。おかげで、知り合いなどに頼んでカスタムリペイントしたRC1.5を用意して、個人的にトーナメント等でいい思いをしていたのですが、ついにレッド系のカラーが誰にでも簡単に手には入ってしまいます。しかも、カラーはすごく凝っていて、本当に独り占めにしたいカラーです。
 この2色にはリバーレッド(River Red)という名前が付いています。最初聞いたときはレッドリバーの間違いじゃないの?と思いましたが、実はまったく違う意味のようです。リック・クランの息子のリバー(River:こんな名前、日本ではまず付けないでしょう)が塗ったプロトが採用されたので、息子の名前が頭に付いているんだそうです。なんとも紛らわしいカラー名です。
 RCシリーズは前回紹介した新色のトマトシャッドもすごくいいカラーですし、発売が待ち遠しいです。

かゆいところに手が届く


Img_1767  シーズンインに備えて、円高のうちにトゥルータングステンのデニー・ブラウワーデザインのフリッピングウェイトの1.25オンスを購入しました。カラーはジュンバグカラーとウォーターメロンです。トゥルータングステンのシンカーって、アメリカでも欲しいときに売ってなくても困るので、あるときに買っておきます。中にパイプが通っていないので心配する人もいますが、トゥルータングステンに関してはあまり気になったことはありません。
Img_1770  ボクはパンチングには普段はガイアのつや消しカラーのトラッシュボムの1オンスと1.5オンス(写真の左右)を気に入って使っています。でも「1オンスでは入りにくいけど、1.5オンスでは気持ち重すぎる」という状況ってありますよね。たぶん、気持ちが負けてるだけで、1.5オンスでも関係なく食ってくるんだと思いますが、可能な限り軽いアプローチをしたくなるものです。そんな弱気なボクには1.25オンスって、嬉しいサイズです。1オンスを一回り大きくしたような感じであまり大きさが気になりません。

ストレートフックの基礎知識 その3


 ストレートフックにはワーム頭部のズレ防止のカエシ(バーブ:専門的にはスライスと呼ぶ)があります。スライスは線材に切り込みを入れてめくっているので、スライスを大きくしようとすれば、くさびが大きくなるので、この位置からフックが折れやすくなってしまいます。つまり、スライスを大きくするには限界があります。
 そこでアメリカ人はストレートフックに様々な工夫をしてワーム頭部のズレ防止をしています。言いかえれば、この工夫なくして、ストレートフックの真のポテンシャルを引き出すことはできないのです。
Img_1761  日本でも比較的一般的な方法にペグ止めという方法があります。ラバージグのブラシガードのようなものを用意し、フックのラインアイをワーム頭部に埋め込み、このアイの中を通るようにペグを打つのです。余った両端をカットすればOKです。非常に簡単で、これだけでもするのとしないのとでは、大きな違いを体感できます。ただ、しょせんは細くて短いブラシガード一本分のグリップ力ですから、限界はあります。
 このグリップ力をもう少し高めるのに便利なのは瞬間接着剤です。アロンアルファの速攻多用途EXTRAというタイプを用意します。これをラインアイ周りに少し垂らしてから埋め込んだりするとグリップ力が増します。
Img_1765  ワームのズレ防止のグリップ力を高める方法としては、トレーラーヒッチを使う方法あります。日本ではザップからコークスクリューワームキーパーという名前で同様のものが売られています。これを写真のようにセットするとワームのグリップ力は格段にアップします。ワームはクルクル回しながらセットしてください。
 市販のズレ防止のシリコン等のストッパーはまったく使いものになりません。1匹釣るたびにラインを結び直さないといけないうえに、面倒な割にはグリップ力はそれほど高くありません。
 オフセットフックの場合、フックポイントはワームから一度出してから薄皮一枚引っかけてウィードレスセッティングにするのが一般的ですが、ストレートフックの場合はフックポイントを出してはいけません。いつもの癖で一度フックポイントを出してしまうと、フックポイントがすぐ出てしまい、ウィードなどのゴミを引っかけやすくなります。フックポイントはワームのボディーの中にしっかり収め、バーブで止まっているようにするのが大事です。

キーワードはウィグルワート


 FLWツアー第2戦が3月12-15日にミズーリー州テーブルロックレイクで開催されます。FLWツアーがテーブルロックレイクで開催されるのは初めてのことで、ファンタシーフィッシングの予想も難しいです。
Img_1758  テーブルロックレイクはラージマウス以外にスモールマウスやスポッツもいて、さらにスポッツといってもグッドサイズが狙えるだけに戦略もいろいろあります。そして、ボクがこのトーナメントで関心を持っているキーワードがウィグルワートです。
 早春のテーブルロックレイクといえばウィグルワートというぐらい、ご当地の定番中の定番ルアーです。多くの選手がスポンサーに関係なくウィグルワートを投げまくると予想されます。毎年多くのルアーが世の中に生まれているにもかかわらず、いまなおウィグルワートを超えるルアーが出てこないというのが、ルアーフィッシングの奥深さだと思いませんか? そろそろウィグルワートを超えるルアーが出てきてもよさそうですが、果たしてどうなることやら・・・。ウィグルワートの使い手、クラーク・ウェンドラントに注目です。
 ウィグルワートに関しては過去にシリーズで書いたものがあるので、まだ見ていない人で興味がある方はどうぞ。ちょっと長いですが、これ読むと、物欲をそそられますよ。たぶん。
奇跡の名作?ウィグルワート その1
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2007/04/post_450d.html
奇跡の名作?ウィグルワート その2
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2007/04/post_def6.html
奇跡の名作?ウィグルワート その3
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2007/04/post_80b8.html
奇跡の名作?ウィグルワート その4
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2007/04/post_e6da.html
奇跡の名作?ウィグルワート その5
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2007/04/post_4806.html
奇跡の名作?ウィグルワート 番外その1
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2007/04/post_5c6c.html
奇跡の名作?ウィグルワート 番外その2
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2007/05/post_6ae5.html
奇跡の名作?ウィグルワート 番外その3
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2007/05/post_cd97.html
奇跡の名作?ウィグルワート 番外その4
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2007/05/post_ac47.html
奇跡の名作?ウィグルワート 番外その5
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2007/05/post_2177.html

ストレートフックの基礎知識 その2


 ストレートがアメリカで人気の理由はそのフッキング率の高さです。アメリカの高額賞金が掛かったトーナメントでは、すっぽ抜けは致命的です。豪快にフッキングをするアメリカ人にとっては、フッキングパワーの伝達ロスなんて関係ありません。むしろ、フックを伸ばされることの方が心配です。
Imgp8591  一方の日本では、過去10年は完全にオフセットフックが主流で、ストレートフックをショップで探すのも困難な時代でした。オフセットフックといっても発売された当時はストレートフックっぽい形状でしたが、徐々にインライン系のフックがもてはやされるようになります。この時代、日本はフィネス化傾向がますます進み、ノーシンカーが流行し、ラインはどんどん細くなっていきました。ノーシンカーではワームを真っ直ぐ刺すことが何よりも重要で、その意味ではインライン系のオフセットフックは理にかなっていました。また、ラインが細い分、フッキングはスイープに行うことが多くなり、軽い力でもフッキングすることも求められたのでした。反対にアメリカではオフセットフックもストレートフック形状が人気でインライン系は人気がありません。
 ところが、昨今の日本でも、琵琶湖でビッグバスが数多くキャッチされるようになり、さらにパンチングスタイルの釣りまで流行したことで、すっぽ抜けしにくいストレートフックが見直され始めたというわけです。
 ただ、いくらフッキング率が高くても、バイトに持ち込ませないことには意味がありません。つまり、セットしたワームを正しくアクションさせることが何よりも大事です。ストレートフックはオフセットフックに比べて致命的な欠点もあります。セットしたワームの頭部がズレ下がりやすく、結果クルクル回ったり、ゴミを拾ったり、根掛かりを誘発したりします。また、フッキング時にワーム頭部がズレて、フックポイントが露出しなければ、ストレートフックといえどもすっぽ抜けしてしまうこともあります。

デカッ!


Img_1755  海外通販する際に共同購入を頼まれたベイトスミスのマグナムトラウトが到着しました。9.5インチもあって、まさに管釣りで釣れるトラウトサイズです。めっちゃデカイです。ハドルストンの8インチサイズよりも一回り大きいです。ワールドレコードクラスを狙う人たちには、こんな巨大ルアーが必要なんでしょうか。
 初めて本物を見ましたが、ベイトスミスも年々リアルになっていきます。発売当初の6インチスイムベイトは正直チープな感じでしたが、その後発売されたマッドギルはかなりリアル感が増し、今回のマグナムトラウトは立体の胸ビレや赤いエラまで付いて、口を開けていてさらにリアル感が増しています。
 このマグナムトラウトは6オンスで1秒間に1.5フィート沈むそうです。トリプルフックを付けるアイが腹側に2カ所も付いています。

エマージェンシー・ラダー


Eladder_images

 オープンウォーター2という映画を見たことある人いますか? ボクは実際に見たことないのですが、関西の人気番組”探偵ナイトスクープ”で紹介されているのを見て知りました。この映画、豪華ヨットでクルージングする男女6人の話です。ハシゴをうっかり掛け忘れたまま、大海原に全員が陽気に飛び込んでしまい、誰も船の上に上がることができずに力尽きで死んでいくというストーリーです。なんともおバカな話ですが、実話を元に作られたというから恐ろしい話です。
 バスボートから飛び込んだことがある人なら分かると思いますが、ボートの上に1人で這い上がるのって、けっこうたいへんです。もし、冬場1人で出かけていて、落水した際、キルスイッチのおかげで近くでボートが止まってくれたとしても、厚着した服でボートまで泳いで、さらに這い上がるのってけっこうたいへんかもしれません。低いバスボートといえども力尽きでしまうことだってあるかもしれません。
 そう考えると緊急用のハシゴってけっこう重要かもしれません。トライトンボートのように引き出し式のRes-Q Ladderが付いているものもありますが、まったく付いていないボートもあります。1人で釣行が多い方は、ボートにラダーを装着するのも大事なことかもしれません。
 R&RデザインのEラダーは、ボートの種類・デザインに関わらず、エンジン側のジャックプレートに装着できます。通常はラダーを上に上げていて走行中の邪魔にならないようにしますが、緊急時には横のノブを引くとラダーが下がるという簡単な仕組みです。こんなものにはお世話にならないのが一番ですが、あるのとないのとでは安心感が違います。
http://www.rnrd.com/mpa.main.html

真剣に安全について考えましょう


 最近頻発した水難事故の影響で、膨張式(インフレータブル)ライフジャケットの信頼度ががた落ちなんだそうです。レンタルボート屋さんの中には浮力材入りの固形式ライフジャケットを推奨しているところも出始めたとか。
Launch18  先日もボクがMUSTANGのPFDを愛用している話をすると、「でも膨張式はダメでしょう」なんて言われてしまいました。アメリカで陸海空軍、USコーストガード(沿岸警備隊)で採用され、エリートシリーズでも公式PFDとなっているムスタングをそこらの安物と一緒にしないでください。ボクは自身の安全を考えて膨張式を選んで使っています。固形式なんて、それこそ怖くて使えません。
 多くの人は落水したときのことをイメージせず、安易にライフジャケットを選んでいると思います。固形式は「肝心なときに開かないかも」という不安はありませんが、浮力が小さいのでしっかり浮いてくれるか心配です。法定浮力は7.5kgですが、それに充たないタイプが数多く販売されています。
 キャストがしやすいように脇を大きくカットしているタイプなんて本末転倒です。股ヒモなしなら、落ちた際に簡単に脱げてしまいます。仮に脱げなかったとしてもライフジャケットがズレ上がる上に浮力が足りないので、顔が水面下になってしまいます。浮力材は背中の方が大きいのでうつ伏せで浮いてしまう可能性もあります。気絶したら、おしまいです。どうしても固形タイプがいいというなら、モッコリしてかっこ悪くても股ヒモを必ずしましょう(磯釣りなら常識)。股ヒモが付いていないなんて論外です。
 固形の浮力材だって、時間とともに浮力は落ちていくので、座布団がわりに長年使われたレンタルボート店の色あせたライフジャケットなんて、浮力がどれくらい残っていることやら・・・。ただ、固形式にはショックを和らげる緩衝材の効果はあります。固形式ライフジャケットをしていたおかげで、事故の際にあばらにヒビが入った程度ですんだというアメリカ人を知っています。
 とはいえ、すべての膨張式を推奨しているつもりはありません。腰ベルトタイプなんて論外です。あんな危ないものを作った神経を疑います。また、それを公認したJBにも大きな責任があるんじゃないでしょうか? 影響力のあるJBの多くの選手が安全を軽視し、快適というだけで腰ベルトタイプを着用したことで、すっかり腰ベルトタイプが普及してしまいました。落水したときを想像したら、怖くて着用できませんよ。
 もちろん、膨張式だって「開かないかも」という心配がないわけではないですが、だからこそ、ボクは少しでも信頼のできるメーカーのライフジャケットを選んで使っています。ボクのムスタングのPFDは浮力が35ポンド(15.75kg)あるので、法定浮力の2倍以上です。水面ギリギリでかろうじて浮くのではなく、気絶しても頭を高く上にして仰向けにしっかり浮きます。膨らむとカラーが目立つ黄色なので遠くからでも発見もされやすい利点があります。特に冬は少しでも早く発見・救出されないと凍死してしまいますから。

ロボワームの新作


 西海岸では定番中の定番ワームメーカーのロボワームからインジェクションタイプの新作がリリースされるみたいです。名前はE-Zシャッドといって、5インチサイズのウィードレススイムベイトです。詳細はまだ明らかになっていませんが、近々発売されるようです。ロボワームだけあってカラーは凝っていそうですね。ウィードレス効果が高いように背びれに工夫もされています。

A34

A342