月別アーカイブ: 2009年4月

ビッグフィッシュ1匹で25万ドル


 これまでにも何度か紹介したことがあるマクドナルドが冠スポンサーのビッグバス・スプラッシュが今年で25周年を迎えたようです。そして、今年もその第一回のイベントがテキサス州レイク・サムレイバンで4月17-19日に開催されました。
 このイベントは大物一本勝負で、誰でも参加できるお祭り感覚のトーナメントです。トーナメントといってもオカッパリでも参加でき、1日だけ(エントリーフィーは110ドル)でも3日間すべて(エントリーフィーは210ドル)でも参加可です。
 参加者は何度でもウェイイン・ステーションにバスを持ち込んで検量することが可能で、トーナメント開始後、毎時最大魚(2500ドル)から12位(500ドル)まで賞金がもらえ、最終的に3日間の最大魚を釣ったアングラーは25万ドル、2位には10万ドル、3位には7万5000ドル、4位には5万ドル、5位には2万5000ドルの賞金と賞品のパッケージがもらえるというものです。
 このイベントがさらに太っ腹なのは、毎日ジャスト3.00ポンド、4.00ポンド、5.00ポンドを最初に持ち込んだ人は、それぞれトライトンの17フィートバスボート(エンジンは90馬力のオプティ)がもらえ、参加者の中で抽選で1人にさらに同ボートが当たる楽しみもあります。その他、様々な賞が用意されていて、たいへん盛り上がるアマチュアアングラー最大のイベントなのです。
Mcneese2010_9020reduced  今回の試合では10.90ポンドを10インチ・パワーワームでキャッチしたラリー・マクニース(写真)が25万ドル(バスボートとピックアップトラックを含む)を手にしました。
 ところで、タイミング的に気になるのが不正の有無です。プロトーナメントと違って、不正をやろうと思えば、完璧には防ぎようがないと思うからです。ルールはルアーオンリーで、エサ釣りは認められません。バスを事前に釣って用意しておくことも可能でしょう。参加者は保証人のサインを求められ、ポリグラフテストを拒否することができないルールとなっています。もちろん、不正が発覚した場合は詐欺罪として起訴されるリスクがありますが・・・。すべてはアングラーのスポーツマンシップに委ねられるわけです。日本での開催は絶対不可能といえるでしょうね。
 このイベントは5月に第2回がガンターズヴィルで、6月に第3回がトレドベンドで、9月に第4回がレイクフォークで開催されます。お祭りイベントに参加したい人はビッグベイト一本で参加してはいかがでしょうか?

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理想のフックキーパー


 ロッドのフックキーパーって、付いているロッドと付いてないロッドがありますが、いつも不思議に思うことがあります。たとえば、クランキング用のグラスロッドなど、ハードルアーを使うことを想定されたロッドには、たいてい付いていますが、正直、トリプルフックはフックキーパーがなくてもガイドフットやリール(ベイトのカバーの部分)など、どこにでもフックを掛けることができます。一方で、フリッピングロッドやピッチングロッドなどワーム主体で使うロッドには意外とフックキーパーが付いていませんが、これがとても不便です。
 ヘビダンで使用するときは、シンカーを止めるフックキーパーがないとシンカーがブラブラして、ボートで移動中などにラインが絡まってとても厄介です。また、テキサスリグやノーシンカーのワームを使う際もワームをブラブラさせたままボートで走るわけにもいかず、扱いに困ります。仮に普通のフックキーパーが付いていたとしても、ワームをリグった状態では、フックをフックキーパーに掛けることができません。特にストレートフックのパンチングの場合、フックポイントはワームのボディの中で、ポイントを出してはいけません。一度出してしまうと、癖が付いてすぐにフックポイントが顔を出してしまいます。
Imgp9399  そこでボクがいつもお世話になっているプロショップのジャンキーズの山田店長に相談し、ボクの理想とする形のフックキーパーを試しにフリッピングロッド2本に装着してもらいました。これなら、フックポイントが出ていなくても、簡単にフックのゲイブ部分に引っ掛けることができますし、ヘビダンのシンカーも止めることができます。スレッドの色まで、ボクのフェンウィックのロッドに合わせて、かっこよく仕上げてくれました。仕事も早く、これぞ”プロ”ショップといった感じです。1本あたり1500円で仕上げてくれるので、同じような悩みを持っている方がいれば、ジャンキーズにロッドを持ち込んではいかがでしょうか? 

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幸運を呼ぶネックレス


Acejewelryluckyswimbait22  先日、ラッキークラフトのスキート・リースモデル限定カラーが手に入るウェブショップ”モンスタータックル”を紹介しましたが、いろいろ見ていると、面白いものを見つけました。それは幸運を呼ぶ”スイムベイト・ネックレス”です。シルバーの3連結のデザインで、目玉には本物のルビーが入っているそうです。
Charm20top  このネックレスを初めて本番で掛けたスキート・リースが見事バスマスタークラシックを制し、試合3日目にこのネックレスを付けたアイクがウェイトを大きく伸ばし、スキートに11オンス差の2位にフィニッシュしたというのです。まあ、両者の実力であって、ネックレスのおかげではないと思いますが、げん担ぎをする人にとっては気になる話です。実際、スキートが黄色を好むのも理由がありますし・・・。
 60ドルでトーナメントの運がつくなら安いものだし、”ものは試し”で買ってもいいかな、なんて思ったりしています。ちなみにボクのげん担ぎはリミットメイクをした後に、レッドブルを飲むことです。そうすると、不思議と入れ替えサイズが釣れます。先月の試合でも毎日飲みました。ただ、これはリミットメイクするまでは飲むことができないので効果が出ません。ところが、先月の試合ではスタート前にファイブアワー・エナジーを飲んで効果があったので、これからはこれも手放せなくなりました。

レバーブレーキーVS.ドラグ


Imgp9367  ボクのスピニングリールにはドラグが付いていません。磯釣り用のレバーブレーキ付きリールを長年愛用しています(ただし、シーバスやハードルアー主体の場合はドラグ付きを使用)。理由は簡単で、どんな高級なリールのドラグよりも自分自身の人差し指を信頼しているからです。このリールを使うようになってから、ラインブレイクはほとんど皆無で、常にこちらが魚に対して主導権を握れるので、取り込む時間もかなり早い自信があります。ドラグがジージーと鳴らないので、トーナメント中、ボクがバックシートでポンポン釣って、リミットメイクしたことに気がついていないパートナーがいたほどです。
 1日5匹程度の釣りやあまり細いラインでは気にならないのかもしれませんが、6ポンドクラスのラインを使って、1日に20匹も30匹も釣れるような状況なら、ドラグ付きのリールならラインがヨレてたいへんですが、レバーブレーキ付きリールなら丸1日トラブル知らずです。こんな素晴らしいリールなのに、バスを釣っている人でこのレバーブレーキ付きリールを使っている人をほとんど見たことがありません。本当に不思議です。
 ボクがアメリカ人の釣りを見て、下手くそだなあと感じるのがスピニングリールの操作です。ほとんどのアメリカ人って、ドラグの使い方を知らないというか、全然ドラグのポテンシャルを使いきっていません。その典型がアイクです。バスが引くと、いつも手でラインを引っ張り出して、しまいには切られたりしています。まるで、「ダイワのリールのドラグなんて俺は信用してないぞ」といわんばかりで、スポンサーメーカーとしては、逆効果もいいとこです。(話が少し逸れますが、以前、KVDがラインを切られて、タックルを湖に投げ捨てる映像が流れたことがありますが、スポンサーにとってはいい迷惑です。プロとしては最低の行為です。)反対にドラグがユルユルで、スプールが滑っているのに、リールを巻き続け、ラインをヨリまくっている人もいたり・・・。正直、アメリカ人に数万円もする高級なスピニングリールは、豚に真珠といった感じです。
 ところが、なかには上手いアメリカ人もいます。そのほとんどがバックリールといって、リールを逆転して使っています。日本には便利なレバーブレーキ付きリールがあるのに、アメリカでは存在すら知られていません。アメリカでレバーブレーキ付きを売り出すと、けっこう認知されるような気がするのですが・・・。

目玉付きネコリグ用ワーム


 昨日、アメリカでジグヘッドワッキーが大流行と書きましたが、実はネコリグも流行っています。アメリカでは一部、ディ●●・リグなんて呼び方もされますが・・・。
 最近では昨年のFLWウェスタンシリーズ・コロンビアリバー戦を制したデビッド・クロムがスワンプクローラーのネコリグだったと明かしていますし、コアングラーのウィニングルアーには度々スワンプクローラーがなっています。その影響もあって、以前はアメリカではスワンプクローラーのレギュラーカラーはプローブルーとウォーターメロンシード、グリーンパンプキンの3色だったのが、今ではカラーバリエーションが増え、日本でも見たことがないようなカラーがショップオリジナルで並んでいます。
Proshothomepic3  今回紹介するプロ・スイムベイト社のプロショットもまた、ウェブサイトのハウツーを読むと、ネイルシンカーを刺してワッキーで使うのがシークレットと紹介されています。たしかに6インチボディーに目玉が付いたこのストレートワームは本来はドロップショット用として作られたと思いますが、ネコリグでよさそうです。6本入りで3.99ドルと、アメリカではちょっとお高めですが、目玉が付いているのでこんなもんでしょうか?
http://www.proswimbaits.com/

”神が降りてきた”スピナーベイト


Roy  ”神が降りてきた”男、ロイ・ホーク(写真上)について紹介しましたが、そのロイ・ホークがレイク・ルーズベルト戦で使用したウィニングルアーがペッパージグとペッパー・スピナーベイトだったそうです。
 ロイ・ホークは1オンスのペッパー・スピナーベイトのスローリーリングがメインベイトだったと語っています。実はロイ・ホーク自身から直接もらったペッパー・スピナーベイトで、ボクは不思議な体験をしたことがあります。
Keith  それは昨年11月テキサス州ファルコンレイクで開催されたFLWシリーズ、イースト/ウェストフィッシュオフでの話です。初日、2日目とミスを連発し、大外したボクが最終日に引いたパートナーは、レイクアミスタッドでガイドをしているというキース・コムズ(写真中)でした。キースとは共通の知り合いがいたりして、スタート前にボート上でいろいろ話をしたのですが、キースが非常に興味深い話を聞かせてくれました。
 キースは初日は4匹で13ポンド7オンスしか釣っておらず対戦相手に大きく差を開けられたのでしたが、前日の2日目は5匹で23ポンド5オンスを釣って少し挽回し、最終日の結果次第ではまだまだフォレストウッドカップの切符を手に入れるチャンスがありました。実はキースの前日のコアングラーはウェスタン代表のマーク・ホワイトだったのですが、キースが1匹もキャッチできないのに、スピナーベイトで5匹をあっという間に揃え、次々と入れ替えまでしたというのです。キースもスピナーベイトをキャストしたのですがバイトはなく、その後、コアングラーから分けてもらった同じスピナーベイトに変えた途端に、入れ食いを体験したというのです。そういいながら見せてくれたスピナーベイトが、ペッパー・スピナーベイトでした。
Imgp9350  ペッパー・スピナーベイトはボクもたくさん持っているのですが、この試合の前に出かけたエルサルトでBカスタムでいい思いをしたので、今回はペッパーホウグを1個も持ってきていませんでした。慌ててボクはロイ・ホーク(彼はペッパーのプロスタッフ)を湖上で探し、スタート前に1個分けてもらいました。それが写真のルアーです。
 そして、いよいよ試合スタート。キースは1投目からペッパー・スピナーベイトでキャッチし、その後もかなりのペースでヒットが続きます。一方のボクはすでにBカスタムをウェイト違い(カラー違い)で2タックルに結んでいたので、結び変えるのを面倒に思ってBカスタムをキャストし続けました。プラではBカスタムで釣っていたし、内心釣り負けるとは思っていなかったからです。ところが、あり得ないぐらいボクにはバイトがありません。リトリーブスピードなど、キースと同じように釣るのですが、全くバイトがないのです。ついついムキになってチェンジすることができませんでした。
 結局、冷静になれたのはセンコーでリミットメイクに成功して、残り時間がわずかとなってからでした。そして、ペッパー・スピナーベイトにチェンジした途端、いきなり入れ替えサイズが連発したのでした。本当に信じられないぐらい次々と釣れたのです。もっと早くチェンジしていれば、ウェイトをもっと伸ばすこともできたはずでしたし、もしかしたらギリギリ、フォレストウッドカップの出場権も獲れたかもしれなかったのですが、時すでに遅しでゲームオーバーとなってしまいました。結局キースはペッパー・スピナーベイトのみで5匹、26ポンドをウェイインしたものの、対戦相手に一歩及ばずフォレストウッドカップ行きはかないませんでした。
 ロイからもらったこのスピナーベイトは、スカートがダブル仕様(前にレギュラーカットスカート、後ろにファインカットスカート)になっていましたが、それ以外はブレードもありもののワース製?で、特に際だった特徴らしい特徴などありません。あえていうならヘビーワイヤー、ショートアームっていうぐらいです。なぜ、このスピナーベイトにバイトが連発したのか、今でも理解できないままですが、あの経験は衝撃でした。 

進化するジグヘッドワッキー


 アメリカではジグヘッドワッキーが大流行です。先月のレイク・ハバス戦でも多くのプロがジグヘッドワッキーをキャストしていました。最近ではバスファンの記事で、ジグヘッドワッキーの特集記事が掲載されていました。
Wackyjigpic3  また、GYCBのウェブマガジン版インサイドラインでは、さらに詳しい記事が掲載されています。この記事の中ではジグヘッドワッキーの進化形というか応用もいろいろ紹介されていて興味深いです。日本でもお馴染みのオクトパスリグ以外に写真のシェイキー・ワッキーコンボやワッキーフリッピングなど、いかにもアメリカ人らしい発想などもあって、ボクも試したいと思います。
 また、ボクが以前紹介したエアークラッシュ5.9の変則ジグヘッドワッキーもオススメですよ。

”神が降りてきた”男


Roy  先週アリゾナ州レイク・ルーズベルトで開催されたストレーンシリーズ・ウェスタンディビジョン第2戦は、ボクもよく知っているロイ・ホークが見事優勝しました。クリアレイクで開催された初戦に続き、見事史上初の2試合連続優勝という快挙です。
 最近のロイ・ホークはまさにゾーンの真っ只中、日本的に言うとまさに”神が降りてきた”感じです。昨年はFLWウェスタンシリーズのレイク・ミード戦を制し、コロンビアリバー戦でもトップ10カットを果たし、シリーズ年間4位でフィニッシュしました。
 ロイ・ホークには男らしいエピソードがあります。昨年のレイク・ミード戦を優勝した際、彼はロボワームの6インチストレートを使っていたのですが、テレビ番組のプロデューサーからFLWのビッグスポンサーの某ハンドポアードワームを使用したとコメントしてくれないかと打診を受けました。ロイ・ホークはロボワーム社とは契約をしていたわけではなく、あのとき某メーカーのワームを使用したとコメントしていれば、数千ドルのボーナスがもらえるはずでした(このメーカーは実際に使用したかどうかは問わず、公にコメントさせすれば、誰にでもボーナスを支給します)。それでも、ロイはウソをつくのは好きじゃないと断り、正直にロボワームを使用したとコメントしたのでした。
Roy2  そんな男前のロイ・ホークですが、今季のストレーン・クリアレイク戦では決勝の最終日にラッキークラフトのCB-D20で12ポンドオーバーのビッグフィッシュをキャッチしてきて、前日8位から一気に大逆転で優勝しました。第2戦では圧倒的な強さで、2日目終了時点でトップで予選を通過し、決勝でもトップタイのウェイトを持ち込んで勝利しました。
 ロイ・ホークはユタ州ソルトレイクシティー在住です。ユタ州はバスフィッシングの盛んな地域ではなく、かなり珍しいアングラーです。ウェスタンのどこの湖に出場するにもロングドライブが必要で、ローカルのアドバンテージはありません。そんなロイがストレーン・ウェスタンのAOYを獲ることができるか注目です。

シグネーチャーカラー


 セクシーシャッドカラーの人気は衰え知らずで、今シーズンも日米でよく売れているようです。セクシーシャッドカラーはKVDが考えたカラーをストライクキング社が採用したのブームの始まりでしたが、このプロのシグネーチャーカラーが、今後の流行の傾向を示しているような気がしてきました。
 過去にもいろいろあったとは思いますが、ソフトベイトではロボワームがアーロン・マーテンスのアーロンズマジックやマイク・フォークスタッドのフォークスタッド・スペシャルなどを世に送り出していますし、近々ジャスティン・カーのカーリッシャス(カーとデリシャスの造語)が発売されるそうです。
Imgp9064  ラッキークラフトはプロのシグネーチャーモデルのルアーを数多くリリースしてきましたが、さすがに今の勢いで次々と新作を作っていくのは限界があります。ルアー同士が食い合いになるばかりか、ショップも在庫をするのがたいへんです。そこで注目されるのがプロのシグネーチャーカラーです。まずは今をときめくスキート・リースのスキーツ・マジックというカラーを発売しました。ボクもポインター78のスキーツ・マジックカラーを購入しました。ホログラムの反射板入りで、背中がシルバー、腹がチャートで、全体にクリスタルの細かいラメが振られています。クリアウォーターで効きそうなイケているカラーで、前回のハバス戦では投げました。
Gunmetalshadlarge  スキーツ・マジックはポインター以外にも定番の人気アイテムで次々と採用されていて(ほとんどは構造上の問題で反射板がありません)、アメリカならどこのショップでも買えますが、もう一つ、やはりスキートの限定コラボモデルとしてホワイトフラッシュ、ガンメタルシャッド、クラックの3色が作られたりもしています。こちらの3色もかなり釣れそうないいカラーで、現在、モンスター・フィッシングタックルというウェブショップでのみ購入が可能となっています。

変則スロットルール


 現在、アリゾナ州レイク・ルーズベルトでストレーンシリーズのウェスタンディビジョン第2戦が開催中です。ボク自身、ウェスタンの釣り場はたいてい行ったことがあるのですが、この湖には行ったことがありません。FLW系の試合が行われるのも初めてです。
 この湖ではラージマウスとスモールマウスがターゲットですが、非常に変わったスロットルールがあって、それが選手を困らせているようです。そのルールとは12インチ以上13インチ未満、または16インチ以上の魚しか原則キープはできず、13インチ以上、16インチ未満がスロット・リミットとなっているのです。ただし、1日あたり1匹だけはスロットリミット内のバスをキープすることが許されるんだそうです。
 バスの計測は口閉じが基本で、尾びれは限界まで伸ばして計測します。つまり、ちょっとでも尾びれが13インチラインをかするとキープはできないことになります。例えばキーパーギリギリの12インチのバスを5匹釣った方が15インチのバスを5匹釣るよりもウェイトは高くなってしまうのです。
 アメリカの湖ではときどき、このスロットルールがあります。スロットの範囲は湖によってもまちまちです。今回の試合は非常にややこしいので、いっそのことキーパーサイズを16インチとした方がフェアな感じがしないでもないですが・・・。そもそも、このスロットルールの考えはバスの資源保護の観点から生まれたものです。最も活発にスポーニングをする世代のバスは、できるだけダメージを与えずにすみやかにリリースさせようというのが狙いです。トーナメントといえども例外ではありません。
 ちなみに尾びれが13インチにかすらないように、尾びれの先をハサミで少しカットする不正行為が見つかったら、当然DQとなります。