日別アーカイブ: 2009年4月3日

日米のプロトーナメントの違い その1


 日本に帰ってくると、例の事件で話題は持ちきりです。本当に残念な事件ですが、ボクは個人の過ちよりも団体の運営方法の方が問題で、結果的に有能なアングラーの将来を潰してしまったと考えています。もともとボクは某団体には辛口ですが・・・。
 ボクは2人乗船をずっと提唱してきました。本当に素晴らしいルールだと思います。でも一方で、2人乗船でも不正は100%防げていないのが、アメリカの本当のトーナメント事情です。不正といってもかなり悪質なものから、ちょっと魔が差したものまでさまざまですが・・・。
 意図的であれ、不慮のことであれ、アメリカではサイトフィッシングでフックがバスの口の外側に掛かった場合はキャッチしたとは認められず、条例違反の引っかけ行為と見なされます。そのバスは即座にリリースする必要があり、トーナメントでウェイインに持ち込んだことが発覚すれば失格となります。といっても、永久追放になるような重い失格ではありませんが・・・。
 今回、ボクも出場したレイク・ハバスの試合はサイトフィッシングパターンが完全にはまった状況でした。ボクはサイトは嫌いで絶対にしませんし、幸いボクの3日間のパートナーはほとんどサイトをしませんでした。コアングラーはプロがサイトフィッシングでキャッチした場合、バスの口の中にフックが掛かっているかを確認しなければいけません。実際、最終日の1日だけは2匹のバスのフックの掛かり具合をボクは確認しました。たとえば、食ったと思って合わせても、運悪く口の外にフックが掛かっていた場合は、たとえそのバスがキッカーフィッシュであろうとリリースしなければならないのです。
 もし、あなたが高額の賞金が掛かったトーナメントでサイトフィッシングを行い、優勝を決めるビッグフィッシュをキャッチしながら、口のわずか数ミリ外側に掛かっていたとしたら、1人乗船で誰も見ていなかったとしても、迷わずにそのバスをリリースすることができますか? 優勝すると喜んでくれる家族やスポンサーがいて、それでも潔くリリースできるような人って、本当にいるんでしょうか? ボクは正直疑問です。反対にコアングラーの立場で、それNGって言うのも酷な話ですが・・・。今回の試合ではボクのパートナーの釣ったバスは問題ありませんでしたが、仮に2匹のうちの1匹でも、ボクがNGを出していたら、パートナーは1万ドルをもらい損ねる結果になっていました。そうなったら、恨まされそうで怖いです。
 なかなか口を使わないベッドのバスが目の前にいた場合、誰も見ていなければ、実際のところ引っかけてでもキャッチしたいと、やましい心がよぎっても不思議ではありません。アメリカでもチームトーナメント(友人同士や夫婦、兄弟、親子など2人ペアで出場するので不正が起きやすい)では、度々こういう不正行為が発覚し、悪質な場合は警察沙汰になるケースもあります。
 ランダムに抽選でペアを決める2人乗船のアメリカのトーナメントでも100%フェアにトーナメントが行われているとはいえないのが現状であり、日本のトーナメントでは、その難しい決断を完全に個人の良識のみに委ねているというわけです。

ゼットリーブ・ステアリング・テクノロジー


Godadfinalblue1

 アメリカ出発前にYou Tube動画を紹介して反響が大きかったシンクタンクルアーズのホームページが久しぶりにチェックすると完成していました。まだまだコンテンツが少なく、ルアーのスペック情報や価格なども不明のままですが、トリガーフィッシュがどんな形状のルアーであるのかは分かってきました。

 ヘッド部がジョイントとなって、舵の役目をすることでルアーの軌道をジグザグにすることができるのでしょう。これをゼットリトリーブ、ステアリング・テクノロジーと呼ぶんだそうです。出も、どうやって意図的に方向を変えているのかはまだ分かりません。それにしてもイカツイルアーです。まだアメリカでも発売はされていないようですが、発売されれば、日本にも入ってきそうなので、楽しみです。