ボクのスピニングリールにはドラグが付いていません。磯釣り用のレバーブレーキ付きリールを長年愛用しています(ただし、シーバスやハードルアー主体の場合はドラグ付きを使用)。理由は簡単で、どんな高級なリールのドラグよりも自分自身の人差し指を信頼しているからです。このリールを使うようになってから、ラインブレイクはほとんど皆無で、常にこちらが魚に対して主導権を握れるので、取り込む時間もかなり早い自信があります。ドラグがジージーと鳴らないので、トーナメント中、ボクがバックシートでポンポン釣って、リミットメイクしたことに気がついていないパートナーがいたほどです。
1日5匹程度の釣りやあまり細いラインでは気にならないのかもしれませんが、6ポンドクラスのラインを使って、1日に20匹も30匹も釣れるような状況なら、ドラグ付きのリールならラインがヨレてたいへんですが、レバーブレーキ付きリールなら丸1日トラブル知らずです。こんな素晴らしいリールなのに、バスを釣っている人でこのレバーブレーキ付きリールを使っている人をほとんど見たことがありません。本当に不思議です。
ボクがアメリカ人の釣りを見て、下手くそだなあと感じるのがスピニングリールの操作です。ほとんどのアメリカ人って、ドラグの使い方を知らないというか、全然ドラグのポテンシャルを使いきっていません。その典型がアイクです。バスが引くと、いつも手でラインを引っ張り出して、しまいには切られたりしています。まるで、「ダイワのリールのドラグなんて俺は信用してないぞ」といわんばかりで、スポンサーメーカーとしては、逆効果もいいとこです。(話が少し逸れますが、以前、KVDがラインを切られて、タックルを湖に投げ捨てる映像が流れたことがありますが、スポンサーにとってはいい迷惑です。プロとしては最低の行為です。)反対にドラグがユルユルで、スプールが滑っているのに、リールを巻き続け、ラインをヨリまくっている人もいたり・・・。正直、アメリカ人に数万円もする高級なスピニングリールは、豚に真珠といった感じです。
ところが、なかには上手いアメリカ人もいます。そのほとんどがバックリールといって、リールを逆転して使っています。日本には便利なレバーブレーキ付きリールがあるのに、アメリカでは存在すら知られていません。アメリカでレバーブレーキ付きを売り出すと、けっこう認知されるような気がするのですが・・・。
レバーブレーキは絶対に楽しいですよ。慣れるまでは少し戸惑うかもしれませんが、大事なことはリールのハンドルは巻くとき以外は常に放しておくことです。そして、必要以上にラインを出し過ぎないことです。
フッキングするまではレバーは引かず、フッキングとほぼ同時に逆転するようにしましょう。合わせ切れが起こらないようにスイープにフッキングしてください。バスをキャッチした後は、すぐに中指でレバーを押し戻して逆転しないようにしましょう。
一番てっとり早い方法として、パンをエサにコイでも釣ると、要領がつかめると思いますよ。
ありがとうございました。
前田さんのアドバイスが購入時に役立ちました。
結局、持ったときの軽さに負けて、ダイワのインパルトを買ってしまいました。
使うのが楽しみです。
ありがとうございました。
バス釣りに関してはシマノ方式よりもダイワ方式の方が間違いなく使いやすいです。シマノ方式はロッドによってはフォアグリップにレバーが当たって、しっかりブレーキをかけることができないこともあります。
レバーブレーキ付きにドラグはまったく不要です。意味が分かりません。ドラグが滑るような設定では、レバーブレーキの真のポテンシャルを発揮できませんし、滑らない設定ならあるだけ無駄です。
レバーブレーキ付きリールの値段もかなり幅があります。ただ、安いリールは重いぐらいで、それ以外に釣りをする上での不便は感じません。ボクなら安いリールで、スペアスプールを購入します。
いつも楽しく拝見させていただいています。
前田さんのブログを見てレバーブレーキを使ってみようと考えています。
そこで、とても失礼とは思いますが少し質問をさせていただいてもよろしいでしょうか。
おすすめは、やはりダイワでしょうか?
ダイワのHPを見ているとレバーブレーキでもドラグ付きがあるのですが、レバーブレーキのドラグ付きはどのような用途(意味)があるのでしょうか?
いろいろなHPを見ていますが、知識が無いためまったくわかりません。
レバーブレーキ購入するにあたり助言いただければ幸いです。
アメリカ人はいろんな物を湖に投げ捨てる人種みたいですね(笑)KVDもそっち系なんですかね?
並木さんが使っているとは知りませんでした。
上級機種なんて要りません。少し重いのが気になるかもしれませんが、安いのでOKです。バス用にはダイワの方がシマノよりも向いています。レバーブレーキリールはワンプッシュですプール交換ができるので、スペアスプールはあると便利です。
慣れるまではちょっともたつくかもしれませんが、コツを掴むと楽しいですよ。ラインを出し過ぎないのが大事で、常に魚に対して、主導権を握ってください。
並木さんが何年も前から推奨してますね。
使った事が無いので、次に買う時はレバー式にしてみようと思っていました。
国産で前田さんのオススメなどあったら教えて頂きたいです。
レバーブレーキでやりとりすると、ドラグよりも楽しいですよ。フッキングはしっかりできるし、糸ヨレのライントラブルもすくないし、バスフィッシングでは、むしろレバーブレーキの方が向いているかも、なんて思っています。
僕もバスにのめり込む前はメジナ釣り師だったので、レバーブレーキ持ってますが、以前バスでも使ったことあります。
レバーブレーキだとやり取りが楽で、バラシやハリス切れが少なく、仕掛けを流す時ベールをかえさなくても糸がだしやすかったりと、メジナをやる時は100%レバーブレーキですが、恥ずかしながら、バスで使い始めたものの、それ程引くバスを釣る事が少なかったので、自然とドラグ式スピニングに戻ってしまいました。
昔、M社の全身迷彩な人も雑誌でレバーブレーキ使ってましたね。