日別アーカイブ: 2009年3月8日

ストレートフックの基礎知識 その2


 ストレートがアメリカで人気の理由はそのフッキング率の高さです。アメリカの高額賞金が掛かったトーナメントでは、すっぽ抜けは致命的です。豪快にフッキングをするアメリカ人にとっては、フッキングパワーの伝達ロスなんて関係ありません。むしろ、フックを伸ばされることの方が心配です。
Imgp8591  一方の日本では、過去10年は完全にオフセットフックが主流で、ストレートフックをショップで探すのも困難な時代でした。オフセットフックといっても発売された当時はストレートフックっぽい形状でしたが、徐々にインライン系のフックがもてはやされるようになります。この時代、日本はフィネス化傾向がますます進み、ノーシンカーが流行し、ラインはどんどん細くなっていきました。ノーシンカーではワームを真っ直ぐ刺すことが何よりも重要で、その意味ではインライン系のオフセットフックは理にかなっていました。また、ラインが細い分、フッキングはスイープに行うことが多くなり、軽い力でもフッキングすることも求められたのでした。反対にアメリカではオフセットフックもストレートフック形状が人気でインライン系は人気がありません。
 ところが、昨今の日本でも、琵琶湖でビッグバスが数多くキャッチされるようになり、さらにパンチングスタイルの釣りまで流行したことで、すっぽ抜けしにくいストレートフックが見直され始めたというわけです。
 ただ、いくらフッキング率が高くても、バイトに持ち込ませないことには意味がありません。つまり、セットしたワームを正しくアクションさせることが何よりも大事です。ストレートフックはオフセットフックに比べて致命的な欠点もあります。セットしたワームの頭部がズレ下がりやすく、結果クルクル回ったり、ゴミを拾ったり、根掛かりを誘発したりします。また、フッキング時にワーム頭部がズレて、フックポイントが露出しなければ、ストレートフックといえどもすっぽ抜けしてしまうこともあります。

デカッ!


Img_1755  海外通販する際に共同購入を頼まれたベイトスミスのマグナムトラウトが到着しました。9.5インチもあって、まさに管釣りで釣れるトラウトサイズです。めっちゃデカイです。ハドルストンの8インチサイズよりも一回り大きいです。ワールドレコードクラスを狙う人たちには、こんな巨大ルアーが必要なんでしょうか。
 初めて本物を見ましたが、ベイトスミスも年々リアルになっていきます。発売当初の6インチスイムベイトは正直チープな感じでしたが、その後発売されたマッドギルはかなりリアル感が増し、今回のマグナムトラウトは立体の胸ビレや赤いエラまで付いて、口を開けていてさらにリアル感が増しています。
 このマグナムトラウトは6オンスで1秒間に1.5フィート沈むそうです。トリプルフックを付けるアイが腹側に2カ所も付いています。