月別アーカイブ: 2008年9月
生き餌を超えたアライブ感
手作りの味わい
コロンビアリバー戦 3日目結果報告
3日目のパートナーはジョン・ストレリックでした。USオープンで一度彼を引いたことがあり、一緒になるのはこれで2度目です。サンディエゴのアングラーで、家にも一度遊びに行ったことがあり、以前からよく知っています。今回もレジストレーションで、「一緒になりそうだな」なんて言っていたので、「オレの言った通りだろ!」といった感じで、すごく盛り上がっていい感じでした。
ジョンの戦略はマクナリーダムを下るプランです。ただし、この日はフライトが早く、3日間で最も釣りをする時間が短いので、下流で揃わないとほとんど釣りをする時間が残っていません。ジョンは初日、2日目ともリミットメイクはしていますが、平凡なウェイトに終わっています。ジョンのレンジャーは2日目にブレイクダウンして、この日はレンジャーボートのレップのZ520を借りての釣りとなります。借り物のボートなので、ジョンがプラクティスで見つけたGPSスポットはすべてありません。代わりにサテライトラジオが乗っているので、試合中ずっとカントリーミュージックを聴かされながらの釣りとなりました。これでかなりリズムが狂いました。
朝イチは途中の沖のハンプを攻めるも、まったくのノーバイト。その後無事にゲートに到着し、さらに30分近く下流に下りました。GPSを見なくても入れるグラスが広がるシャローフラットにやってきました。岩のあるところだけが、ポケットのようになってグラスが生えていません。いい感じのエリアですが、グラスがほぼ垂直に立っておりカレントがまったく効いていないのがうかがえます。プラクティスはバイブレーションとスイートビーバーのジグヘッドでいい感触だったらしく、カレントさえあれば、2ポンド以上で揃うということでした。
それでもなんとかジョンはLV500とスイートビーバー(ブラッディーマリー)でキーパーを4匹キャッチし、ボクもベイビーブラッシュホッグとラトリンバイブで4匹のキーパーをキャッチすることができました。ただ、そこでタイムアップで、ゲートに向かい、上流域に戻ってきました。上流にしばらく走り、残り30分を最後のポイントで粘ることにしました。ジョンはドロップショットにガルプミノー、ボクはベイビーブラッシュホッグのキャロで攻め、先にジョンが5匹目のキーパーをキャッチしました。ジョンがリミットメイクをしたことで、ジョンはいつでもマリーナに向かえる体制になったので、残された時間はあまりありません。焦ったボクはよりテンポ良く探れるフットボールジグ(1/2オンス)+スモーリービーバーで広範囲に探ると、いきなりバイトがありました。2度のフッキングミスの後、なんとかフッキングに成功し、5匹目のキーパーをキャッチし、慌ててマリーナに向かいました。きっちり25分走って、ギリギリ2分前の帰着でした。
結果はジョンが5匹(6ポンド2オンス)、ボクが5匹(5ポンド12オンス)でした。ボクは最終成績が最低賞金圏まで2オンス足りない45位でのフィニッシュとなりました。結果は残念でしたが、2日目、3日目は連れて行ってもらったエリアでベストを尽くせたので、楽しい試合でした。
懐かしのジッパー
ザラザラとツルツル
コロンビアリバー戦 2日目結果報告
スピード規制も必要では?
バスボートは年々大型化が目立ち、エンジンも250馬力が珍しくない状態となっています。ボートが大きい分、昔に比べると少々の波でも安定感はありますが、無風状態ではフルスロットルで走るので、スピードがどんどん速くなっています。そのためか、最近は試合のたびに事故が起こっており、いつか試合中に死人が出るのでは、と心配になります。
先日のコロンビアリバー戦では初日にゲイブ・ボリバーのボートが事故を起こしました。マクナリーダムのゲートを通過後、我先にと次々と50艇以上のボートがポイントを目指し、かなり危険な状態でした。幸いボクの乗ったボートは目の前のマリーナに給油に向かったので、事故の現場には遭遇しませんでしたが、時速75マイル(時速約120km)で走行中に突然ゲイブのボートはコントロールができなくなって急スピンし、2人とも船外に投げ出されました。コアングラーはショックで気絶したそうですが、オートマチックのライフジャケットのおかげで溺れずにすみ、その後他のボートに救出され、2人とも病院に運ばれました。幸い2人に大きなケガはありませんでした。
ゲイブのボートはプロップのブレードが1枚完全になくなっていて、ロワーユニットはもげて舵が完全に曲がった状態になっていたそうです。シャローの岩にヒットしたのか、それともプロップが金属疲労で吹き飛んで、その衝撃でロワーユニットが曲がってしまったのかは不明ですが、一つ間違えば、他のボートも巻き込む大事故にもなりかねない状態だったと思います。
コアングラーはボーターに完全に命を預けている状態なので、ボーターはもう少し責任感を持った操船を心がけてほしいと思います。「1分でもでも早くポイントに着きたい、一番にポイントに入ってマイウォーターを主張したい」という気持ちは分かりますが、時速75マイルは正直速すぎます。ボクも体感しましたが、何かがあった際に冷静に対処できるスピードをはるかに超えていると思います。トーナメント団体もそろそろスピード規制を行う時機に来ているのではないかと思います。