日別アーカイブ: 2008年9月17日
度胸試しのコロンビアリバー
コロンビア・リバーのスタート地点周辺はとにかく釣れません。昨年も上位10人中、8人が下流のマクナリーダムを越えたエリアで釣ってきており、残り2人が支流のスネイクリバーを上ってダムを越えたエリアで釣ってきたそうで、今回もキーとなるのはマクナリーダムを越えた下流域になると思います。
ところが、このプランにはそれなりのリスクがあって、トーナメンターの度胸が試されます。まず、風がなくてもマクナリーダムまで走るだけで約50分はかかり、ロックを越えるのに最低でも30分が掛かります。ロバートのエリアはさらに下流に約50分は走ります。往復の所要時間だけでもかなりの時間がロスとなります。さらにロックの開閉はスケジュールが決まっていて、いつでも簡単に通してくれません。しかも、運悪くその時間に優先権のあるバージ船が来ると、バージ船が通過するのを待ってからでないと通してくれません。
そして、最もみんなが恐れるのが風です。荒れるととんでもなく危険で、無理して走ってもかなりの時間が掛かってしまいます。下手すると帰着遅れになることもあるのです。そんなリスキーなプランですが、圧倒的に下流域はよく釣れます。いいエリアならワンスポットでリミットメイクも可能です。一方の上流域ではボクは1匹のキーパーもキャッチできていません。明日からの本番では、天候はどうなるでしょうか? そして何人が下流域を目指すでしょうか? そして、ボクはどこに連れて行かれるんでしょうか?
ロバートはボートの中の要らない物をすべて取り出して、少しでも燃費が伸びるようにボートの軽量化をはかっています。
巻くしかない!
今回のコロンビアリバーでは巻物しかいい感触がつかめていません。巻物ならスピナーベイト、クランクベイト、バイブレーション、スキニーディッパー、ジャークベイトなんでも釣れています。
特にいい感じなのが、水深2フィートぐらいまでのシャローフラットをLV100のハイスピードリトリーブです。とにかく速ければ速いほど食ってくる感じです。遅いと見切られてしまうのか、リアクションで食わせることができません。ただ、バラシも多いです。流れの中で育っているスモールマウスは引きが一段と強く、しかも掛かりが浅いのでジャンプされるとけっこうな割合で飛ばされます。これが本番で起きないことを願うばかりです。