度胸試しのコロンビアリバー


 コロンビア・リバーのスタート地点周辺はとにかく釣れません。昨年も上位10人中、8人が下流のマクナリーダムを越えたエリアで釣ってきており、残り2人が支流のスネイクリバーを上ってダムを越えたエリアで釣ってきたそうで、今回もキーとなるのはマクナリーダムを越えた下流域になると思います。
 ところが、このプランにはそれなりのリスクがあって、トーナメンターの度胸が試されます。まず、風がなくてもマクナリーダムまで走るだけで約50分はかかり、ロックを越えるのに最低でも30分が掛かります。ロバートのエリアはさらに下流に約50分は走ります。往復の所要時間だけでもかなりの時間がロスとなります。さらにロックの開閉はスケジュールが決まっていて、いつでも簡単に通してくれません。しかも、運悪くその時間に優先権のあるバージ船が来ると、バージ船が通過するのを待ってからでないと通してくれません。
 そして、最もみんなが恐れるのが風です。荒れるととんでもなく危険で、無理して走ってもかなりの時間が掛かってしまいます。下手すると帰着遅れになることもあるのです。そんなリスキーなプランですが、圧倒的に下流域はよく釣れます。いいエリアならワンスポットでリミットメイクも可能です。一方の上流域ではボクは1匹のキーパーもキャッチできていません。明日からの本番では、天候はどうなるでしょうか? そして何人が下流域を目指すでしょうか? そして、ボクはどこに連れて行かれるんでしょうか?
 ロバートはボートの中の要らない物をすべて取り出して、少しでも燃費が伸びるようにボートの軽量化をはかっています。

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