日別アーカイブ: 2008年9月26日

生き餌を超えたアライブ感


Imgp7072  レイク・シャスタ戦に備えて大量に用意したアライブシャッドの3インチと4インチは完全に用なしになってしまいました。こうなったらフィッシュオフを勝ち抜いて、来年夏のフォレストウッドカップのピッツバーグで使うしかなさそうです。
 このアライブシャッドも日本で一世風靡しましたね。実際、これに勝るフィネス系ドロップショットワームはないとボクは信じてます。当時は矢口釣具店のオリジナルでしたが、今はアメリカで普通に買えるようになりました。
 当時に比べるとロボのカラーバリエーションは非常に豊富で、水中では本物のベイトにしか見えないようなリアルなカラーが揃っています。特にボクのお気に入りがプリズムシャッド(写真上)とベイビーブルーギル(写真下)です。写真ではうまく撮れませんでしたが、パールマイカがボディーに薄く入っていて、角度によって妖しく光ります。それが何とも言えないリアル感です。

Imgp7078

手作りの味わい


 デイブの家のガレージを漁っていると、いろいろ面白いものが出てきます。ここカリフォルニアはハンドポアードワームの本場だけにいろいろなハンドポアードワームがあります。今ではなくなってしまったメーカーもある一方、次々と新しいメーカーも登場しています。
 そもそもハンドポアードワームメーカーは少ない資金でガレージさえあれば誰でも簡単にすぐ始められます。もちろん、最初は練習も要りますが、一般のアングラーでも自分のワームを自分でハンドポアして作る人がたくさんいるぐらい一般的なんです。
 ハンドポアードワームも日本ではカリフォルニアワームのパドルテールグラブが大人気となりましたが、その後廃れてしまいました。今ではアメリカでもカリフォルニアワーム社はありません。今では日本で見かけるワームといえばロボワームぐらいでしょうか。
 ただ、ロボワームは厳密にはハンドポアードワームとは言えません。機械が流すのでマシーンポアードとなります。日本でもたこ焼きや卵焼きが全自動で機械が作られるのを見たことがありますが、同じようなものですね。
 ロボワームはすばらしいワームですが、ハンドポアードワームにも流し手のクセというかこだわりというか、手作りの素朴な味があっていいものです。

Imgp7063

コロンビアリバー戦 3日目結果報告


 3日目のパートナーはジョン・ストレリックでした。USオープンで一度彼を引いたことがあり、一緒になるのはこれで2度目です。サンディエゴのアングラーで、家にも一度遊びに行ったことがあり、以前からよく知っています。今回もレジストレーションで、「一緒になりそうだな」なんて言っていたので、「オレの言った通りだろ!」といった感じで、すごく盛り上がっていい感じでした。
 ジョンの戦略はマクナリーダムを下るプランです。ただし、この日はフライトが早く、3日間で最も釣りをする時間が短いので、下流で揃わないとほとんど釣りをする時間が残っていません。ジョンは初日、2日目ともリミットメイクはしていますが、平凡なウェイトに終わっています。ジョンのレンジャーは2日目にブレイクダウンして、この日はレンジャーボートのレップのZ520を借りての釣りとなります。借り物のボートなので、ジョンがプラクティスで見つけたGPSスポットはすべてありません。代わりにサテライトラジオが乗っているので、試合中ずっとカントリーミュージックを聴かされながらの釣りとなりました。これでかなりリズムが狂いました。
 朝イチは途中の沖のハンプを攻めるも、まったくのノーバイト。その後無事にゲートに到着し、さらに30分近く下流に下りました。GPSを見なくても入れるグラスが広がるシャローフラットにやってきました。岩のあるところだけが、ポケットのようになってグラスが生えていません。いい感じのエリアですが、グラスがほぼ垂直に立っておりカレントがまったく効いていないのがうかがえます。プラクティスはバイブレーションとスイートビーバーのジグヘッドでいい感触だったらしく、カレントさえあれば、2ポンド以上で揃うということでした。
 それでもなんとかジョンはLV500とスイートビーバー(ブラッディーマリー)でキーパーを4匹キャッチし、ボクもベイビーブラッシュホッグとラトリンバイブで4匹のキーパーをキャッチすることができました。ただ、そこでタイムアップで、ゲートに向かい、上流域に戻ってきました。上流にしばらく走り、残り30分を最後のポイントで粘ることにしました。ジョンはドロップショットにガルプミノー、ボクはベイビーブラッシュホッグのキャロで攻め、先にジョンが5匹目のキーパーをキャッチしました。ジョンがリミットメイクをしたことで、ジョンはいつでもマリーナに向かえる体制になったので、残された時間はあまりありません。焦ったボクはよりテンポ良く探れるフットボールジグ(1/2オンス)+スモーリービーバーで広範囲に探ると、いきなりバイトがありました。2度のフッキングミスの後、なんとかフッキングに成功し、5匹目のキーパーをキャッチし、慌ててマリーナに向かいました。きっちり25分走って、ギリギリ2分前の帰着でした。
 結果はジョンが5匹(6ポンド2オンス)、ボクが5匹(5ポンド12オンス)でした。ボクは最終成績が最低賞金圏まで2オンス足りない45位でのフィニッシュとなりました。結果は残念でしたが、2日目、3日目は連れて行ってもらったエリアでベストを尽くせたので、楽しい試合でした。

Imgp7008