月別アーカイブ: 2007年3月

その名はマグナムフォース


Trap  バカラックに行かれるお客様のリクエストで1オンスラトルトラップ”マグナムフォース”をアメリカから通販しました。この1オンスサイズは日本では売っているのを見たことがありません。比較的新しいルアーなので、存在を知らない方もけっこうおられます。しかし、メキシコではバカラックに限らず、この特大ラトルトラップが、不思議とよく釣れます。3/4オンスサイズの”マグナムトラップ”(こちらも日本では入手困難)でも実績は高いのですが、やはり10ポンドオーバーを狙うなら、マグナムフォースはオススメです。サイズの割に引き重り感もそれほどなく、非常に使いやすいルアーです。おかげで、リピーターのお客様ほどラトルトラップ兄弟をしっかり買い込んで行かれます。ラトルトラップって、オーソドックスなルアーですが、今年もクラシックのウィニングルアーになりましたし、歴史に名を残す名作ですね。

ワイヤレス・キルスイッチ


Product1white225pg  アメリカと日本でルールというかマナーが違うのが、ライフジャケットの着用方法です。アメリカのトーナメントでは、ボート走行中はライフジャケットを着用しなければなりませんが、釣りをしている間は脱いでもOKです。そのため、アメリカ人はエンジンを切ると同時に素早くライフジャケットを脱ぎ捨て、移動するたびにライフジャケットを着用します。つまり、キルスイッチは常にライフジャケットに繋ぎっぱなしとなります。ところが、最近はガスボンベ式のライフジャケットが普及したので、釣りをしている際も着用したままが一般的になりつつあります。そうなると、けっこう面倒なのがキルスイッチの存在です。ランガンで移動するタイプの選手にとってはキルスイッチってけっこう面倒なようです。荒れている湖上でシャローに乗り上げそうになって、エンジンをかけようとしたら、キルスイッチが外れていて、エンジンが掛からずに焦るという状況なんてよくあります。そこで、さすがアメリカ人は考えました。このCASTという装置は、いわばワイヤレス・キルスイッチです。センサーをライフジャケットに取り付けておけば、センサーがボートから一定距離になると自動的にエンジンを停止させる装置です。ボクのようなコ・アングラーのライフジャケットにもオプションのセンサーを取り付ければ、ボーターが知らない間にコ・アングラーを落っことしたなんて事故が防げます。
http://wirelesslanyard.com/cast/

こちらはミッションフィッシュタイプ?


Killer_b_2  リアクション・ストライク社からポセイドンに続いて、キラーBという新しいスイムベイトが発表されました。こちらはFLWツアープロのゲイブ・ボリバーがデザインしたそうです。明らかにミッション・フィッシュを意識したタイプに見えます。サイズは5インチ、6.25インチ、8.25インチの3種類あるようです。ミッション・フィッシュって、日本ではブームで少し流行りましたが、それほど長続きしませんでしたが、アメリカでは根強い人気があります。このキラーBはウェイトがどのようになるのか、今は不明です。
http://www.reactionstrike.com/

世界最大のビッグバス


Sirbassalot3  クラシック会場にも登場したビッグバスの持ち主、デイヴィッド・パートリッジのホームページを紹介します。現場ではつい遠慮して、タトゥーの写真を撮らせてもらえなかったのですが、ホームページ上でしっかり自慢しています。とんでもないバスオタクです。ウェア関係の販売をネットで4月から始めるらしいので、彼のセンスがどんなか個人的に興味津々です。
http://bass-on.com/main.htm

レーザービーム効果?


Lure_angles  レーザールアー社は独自のレーザービーム照射が特徴のプラグを販売するメーカーです。オーナーのブルース・ヤングは偶然宝石店に立ち寄った際に、水槽にレーザーポインターを照射して遊んでいたら、中の魚たちが狂ったように反応したのを見て、それを機会にレーザービームを照射できるルアーを作ろうと思い、メーカーを立ち上げたそうです。
 レーザービームはLEDライトやノーマルのライトに比べて、直進性が高く魚に気づかれやすいだけでなく、魚の活性そのものを上げる効果もあるそうです。レーザールアーのストライクゾーンは他のルアーの3倍広いと謳っています。なんともいかがわしいです。
 レーザーは水中に浸かったときだけ照射され、内蔵のリチウム電池は100時間レーザーを照射するそうです。レーザールアー社いわく、100時間というのは平均的な釣り人の2年分の実釣時間なんだそうです。ルアーの形状はバスプロショップで売っていたものにカラーリングまでそっくりです。
http://www.laserlure.com/

FLWレコードフィッシュもシェアランカー


Rick_1  先週、レイク・アミスタッドで開催されたストレーンシリーズ・テキサスディビジョン第2戦・3日目、リック・ターナーによってキャッチされた14ポンド8オンスのFLW歴代最大魚は、シェアランカープログラムに提供されたようです。通算435匹目のランカーだそうです。14ポンドまで育った貴重なビッグバスのDNAを引き継いだバスは再びアミスタッドに放流され、いつかFLW歴代記録を更新するかもしれません。バスフィッシングがいつまで楽しく続けられるためには、アメリカではたいへんな苦労がなされています。せめて日本では、釣り人1人1人がバスをいたわってあげたいですね。

ジャレッドに注目


Jaredlitner  ずいぶん以前ですが、ココでジャレッド・リントナーについて紹介しました。ジャレッドはクラシックを19位でフィニッシュし、2年目のエリートシリーズは2試合を13位と7位でフィニッシュし、今季も好調のようです。今週にはもう一つのカリフォルニア戦であるクリアレイク戦があります。ジャレッドは2005年のバスマスターオープン・クリアレイク戦で優勝(2004年には3位)しており、この年のAOYを獲得しました。ジャレッドにとっては縁起のいい湖です。それだけにクリア・レイク戦での活躍が期待されます。まだまだAOYレースを予想するのは早いですが、最初の3試合で好スタートを切れば、そのままいいムードで戦えます。今季は昨シーズン以上の活躍が期待できそうです。

超ハイテクルアー


3  電池を内蔵したルアーというのは今までもいろいろありましたが、ビキニ・ルアーズ社のソラリス・フラットシャッドは、いわば究極のハイテクルアーです。マイクロコンピューター内蔵のこのクランクベイトは、センサーによって水に浸かると、左右に7つずつ、計14個の赤いLEDライトが点灯し、さらに”エレクトロ・マグネティック・サウンド・ウェイブ”なるデジタルサウンドを発するそうです。このサウンドはより遠くに伝わりやすく、ルアーのストライクゾーンが拡大すると謳っています。さらにこのルアーのすごいところは、内蔵の電池が使い捨てではなく、充電が可能という点です。かなりこだわりのルアーですが、カラーが1色しかないなど、こだわりの質がちょっとズレています。1個35ドルとかなり高めですが、BSXのサウンドがルアーから発せられたら面白いかも・・・。
http://www.bikinilures.com/

強度は大丈夫?


Spinnertemp  サザン・アウトドアズ・アメリカ社というメーカーのザ・ロングシャンク・スピナーベイトは先月にアラバマにクラシック観戦に行った際に初めて売っているのを見ました。特徴は文字通り、オリジナルのロングシャンクフックを使用している点です。メーカーの人が「これでフッキング率がアップして、トレーラーフックが不要」と得意げに語っていましたが、強度的にはかなり問題がありそうな感じでした。確かにトレーラーフックにしか掛からないような状況もありますが、個人的にはフックポイントが後方にあれば、すべて解決するとは思えません。ただ、同社のバズベイトはそれなりに有効だと思います。
http://www.thelongshank.com/home.html

これがアミスタッドのモンスター


Rick  レイク・アミスタッドで開催中のストレーンシリーズ・テキサスディビジョン第2戦・3日目、リック・ターナーによってキャッチされた14ポンド8オンスのモンスターは、FLWの歴代最大魚記録を更新しました。これまでの記録はちょうど今、バスマスターエリート戦が行われているカリフォルニア・デルタで行われた2006年のストレーンシリーズ最終戦2日目にキャッチされた14ポンド5オンス(コ・アングラー、トム・サウィッキー)でした。ちなみにこの日は、トムより先にウェインを済ませたロコのベテランプロ、スティーブ・サップが14ポンド1オンスをキャッチして、記録を更新して間もなくの再更新でした。ボクもその現場にいたんですが、とんでもないビッグバスだったのを覚えています。「あんなのがライブウェルに入るんだ」と感心したものでした。ちなみにリックはプロトタイプのジグにキッカーフィッシュ社のキッカークローJr.(グリーンパンプキン)をトレーラーとして使用したそうです。