日別アーカイブ: 2007年3月8日

手に入らないなら作るしかない


 リペインター、ティム・ヒューズの話題が最近出たので、H&Tバルサベイツの話を紹介しましょう。以前、バンディッドのフットルースの話を紹介しましたが、ほかにも旧モデルはよかったのに、最近のモデルはよくないといったルアーは多数あります。日本でも有名なのは大森さんのクラシックのウィニングルアーになったバグリーのBB2をはじめとするバルサBシリーズです。大森さんは試合ではオークションで手に入れた旧モデルしか使わないそうです。最近、真鍮ワイヤーを使用した復刻モデル(ドミニカ製)が発売されましたが、やはり旧モデルとはアクションが少し違いました(まあ、これはこれでOKですが・・・)。
Ht20fullpage1  旧モデルを手に入れるのはたいへんです。値段も高いですし、オークションでは競争率も高いです(数多くの有名プロが競って落札しています)。しかも、古い分、塗装が割れていたり、ウッドクランクゆえの当たり外れもあります。ならば作るしかない、ということでオリジナルのバルサBを忠実に再現しようとしたのが、H&Tバルサベイツです。H&Tというブランドは、リペインター、ティム・ヒューズとビルダー、ジェフ・トンプソンの合作によるもので、HT1、HT2、HT3というクランクベイトだけを作っています。ハンドメイドルアーなので、知る人ぞ知るルアーだったのですが、2002年のFLWチャンピオンシップでジョン・サッピントンのウィニングルアーになったことで名が知られ、その後バスプロショップで売られるようになって広く認知されるようになりました。今やウッドクランクブームに乗って、日本でも売られているほどです。
http://www.hughescustombaits.com/page7.htm