日別アーカイブ: 2008年3月29日

小さな侵入者の脅威 その5


 この問題をいろいろ調べているうちに、日本にも脅威の貝がいることが分かりました。カワヒバリガイといって、中国原産の淡水性の二枚貝です。1990年代に侵入し、すでに琵琶湖、淀川水系、木曽川水系、霞ヶ浦等で確認されているそうです。クアッガ貝やゼブラ貝と同様に定着性の貝で、大量発生して水路や導水管をふさぐ被害が出ているそうです。当然、環境省の特定外来生物にも指定されています。見た感じはゼブラ貝やクアッガ貝と違って黒く、海にいるイガイにそっくりです。
 ところで、このカワヒバリガイという存在をボク達バスフィッシャーマンはどれくらい知っているんでしょうか? そういうボクも知りませんでしたが・・・。アメリカには各州にFISH&GAMEといった行政機関もありますが、日本にはバスフィッシャーマンに対して、注意を促すような機関はほとんどないのが現状です。金儲け以外に興味がない日本の某トーナメント団体や広告主の顔色ばかり気にしている釣り雑誌には期待できそうにありません。
 日本のバスアングラー、特にトーナメントアングラーは日本各地を転戦したり、琵琶湖や霞ヶ浦で浮かべたすぐ翌日に他の水系やダム湖でボートを浮かべるというケースがあります。日本でコイヘルペスが流行したときでも、バスアングラーに対して、ボート乗り入れへの注意が発せられることはありませんでしたが、アメリカでLMV(ラージマウスバス・ウィルス)が流行したときは、アメリカではボート乗り入れへの厳しい注意が発せられました。日本はこのまま無警戒でいいのでしょうか? バラスト水同様、知らなかったでは手遅れになりかねません。日本の内水面の環境が悪くなったのは、何でもかんでもバスのせいにされて、「バス=害魚」のレッテルを貼られてしまいましたが、今度は「バスフィッシャーマン=外来種や病気をばらまいた元凶」と呼ばれないか心配です。

フロリダのマイナーワームメーカー発見


11_bryanhudgins  エリートシリーズはまだフロリダ2連戦が終わったばかりですが、昨年のルーキーでフロリダ出身のアングラー、ブライン・ハドギンスがAOYレース8位と好スタートを切っています。そのブライアンのことを調べていると、彼のスポンサーにガイテム・ベイツという聞き覚えのないワームメーカーがあるのを知りました。さっそくホームページを調べてみましたが、ありきたりというか、流行のワームをいろいろコピーした特徴のないラインアップが揃っていました。
 アメリカもいよいよ不況の本格的な波がやってきましたが、こんなメーカーがいつまで生き残っていけるんでしょうか?