日別アーカイブ: 2008年3月26日

小さな侵入者の脅威 その2


Image  先日、アメリカから”小さな侵入者の脅威 その1”というタイトルのブログを紹介しました。その後、なかなか時間がなくて、詳しく報告できずにいたのですが、今日からしばらくの間、ボチボチ紹介したいと思います。
 実はこの問題は1年前にさかのぼります。2007年1月末に開幕したFLWシリーズ初戦、レイク・ハバス戦を前にFLWはホームページ上で出場者、そして、すべてのアングラーに対して、"Anglers urged to help stop spread of quagga mussels"というメッセージを送ったのでした。簡単に要約すると、「レイク・ハバスで確認された外来種のクアッガ貝の生息域拡大を食い止めるために、レイク・ハバスにボートを浮かべたアングラーは、ライブウェル等を完全に乾燥させ、ボートやトレーラーを洗浄・消毒し、最低でも5日間以上は他の釣り場にボートを浮かべないようにしましょう」というものです。ボクはこの試合に出場しませんでしたが、そのときこれを読んだのを覚えています。そして、それが後にどれほどの深刻な事態を及ぼすかなんて予想もしませんでした。
 残念ながらクアッガ貝はビッグバスの宝庫、レイク・カシータスで発見され、今月カシータスのボートスロープは完全に閉鎖され、ボートの乗り入れが完全に禁止となってしまったというわけです。このクアッガ貝の拡大がバスボートを介してのものなのかどうかは分かりませんが、カリフォルニア州は今かなり深刻にこの事態を受け止めています。

合い言葉は”GO GUARD”


Imgp4742  今年のFLWウェスタンシリーズ(正確にはFLWシリーズ・ウェスタンディビジョン)は、別名ナショナルガード・シリーズとも呼ばれ、昨シーズンに引き続き、ナショナルガードが冠スポンサーになっています。ナショナルガードとは日本語で訳すと、アメリカ映画によく登場する”州兵”というやつです。日本なら自衛隊という感じでしょうか? もともとはアメリカ国内の自衛を目的に組織されたものですが、今ではイラク等に後方支援として派兵もしています。
 釣りトーナメントのスポンサーに軍隊が加わるのって、日本人のボクにはすごく”?”な感じですが、アメリカではFSNのFLWの番組内で、ナショナルガードのテレビCMがガンガン流れて、愛国心を煽っています。
Imgp4816  今回のデルタ戦ではレジストレーション当日に参加者全員にラパラのラトリンラップのナショナルガードプリント入りがプレゼントされました。パッケージもナショナルガード用に特別に作られたもので、”Go Guard”と兵隊さんを募集しています。
 トーナメントのオープニングには、お決まりのアメリカ国歌が流されますが、このときも軍服を着た州兵さんたちがいろいろセレモニーを執り行います。今回は開幕戦ということもあり、軍用のヘリコプターまで出動していました。トーナメント決勝のウェイイン会場では、大きなテント等を設営し、ナショナルガード参加を呼びかけ、小さな子供たちにナショナルガードと書かれたTシャツや帽子を配ったりしています。これが自衛隊なら、とっても異様な光景に映るでしょうが、アメリカ人には普通のようです。
Imgp4817  ナショナルガードなんて、アメリカの国家予算で運営されているものだと思いますが、そのお金を使って、トーナメント団体や選手のスポンサーとなってお金を使うのって、日本ではちょっと考えられません。そこまでしないといけないほど、アメリカでは州兵が不足しているということでしょうか?

スイムベイトブームは続く


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 以前、ギャンブラーの新作ブルータス・スイムベイトを紹介しましたが、これの6インチサイズが新たに加わりました。

 ブルータス・スイムベイトは水押しこそ弱いですが、スローリトリーブでしっかり水をかんでテールがアクションするので、スイムベイトとして以外にジグトレーラーとして、そこをズル引くのも面白かったのですが、今度の6インチサイズは目玉も付いて、よりスイムベイト的になっています。
 形こそブサイクですが、これは釣れると思います。ちょっと動き過ぎるかもしれませんが・・・。値段的にもスイムベイト的になっており、2本入りで3.99ドルとなっています。