今年のFLWウェスタンシリーズ(正確にはFLWシリーズ・ウェスタンディビジョン)は、別名ナショナルガード・シリーズとも呼ばれ、昨シーズンに引き続き、ナショナルガードが冠スポンサーになっています。ナショナルガードとは日本語で訳すと、アメリカ映画によく登場する”州兵”というやつです。日本なら自衛隊という感じでしょうか? もともとはアメリカ国内の自衛を目的に組織されたものですが、今ではイラク等に後方支援として派兵もしています。
釣りトーナメントのスポンサーに軍隊が加わるのって、日本人のボクにはすごく”?”な感じですが、アメリカではFSNのFLWの番組内で、ナショナルガードのテレビCMがガンガン流れて、愛国心を煽っています。
今回のデルタ戦ではレジストレーション当日に参加者全員にラパラのラトリンラップのナショナルガードプリント入りがプレゼントされました。パッケージもナショナルガード用に特別に作られたもので、”Go Guard”と兵隊さんを募集しています。
トーナメントのオープニングには、お決まりのアメリカ国歌が流されますが、このときも軍服を着た州兵さんたちがいろいろセレモニーを執り行います。今回は開幕戦ということもあり、軍用のヘリコプターまで出動していました。トーナメント決勝のウェイイン会場では、大きなテント等を設営し、ナショナルガード参加を呼びかけ、小さな子供たちにナショナルガードと書かれたTシャツや帽子を配ったりしています。これが自衛隊なら、とっても異様な光景に映るでしょうが、アメリカ人には普通のようです。