唯一無二の名作クランク その1


Imgp4973  アメリカで釣りをするようになると、ご当地ルアーというものの威力を知るようになります。たとえば、今年のクラシックが開催されたレイク・ハートウェルがあるサウスキャロライナ州やお隣のノースキャロライナ州といった地域では今もシャッドラップが定番中の定番です。今年のクラシックのテレビ放送の中でもシャッドラップを投げている人を見かけました。
 テーブルロックレイクやビーバーレイクのあるミズーリー州やアーカンサス州では、ウィグルワートが定番です。毎年多くの新しいクランクベイトがリリースされているにも関わらず、今でもウィグルワート(特に旧タイプ)は爆発的な威力があります。
 そして、カリフォルニア州のデルタやクリアレイクではルーハー・ジャンセンのスピードトラップはなくてはならない必携のルアーです。ここで紹介するスピードトラップとは最大サイズのものを指します。表記は1/4ozとなっていますが、実際は11gぐらいあります。
 スピードトラップは数多くの名作ルアーを世に送り出したデザイナー、トム・スィウァードの代表作です。ボクはどちかと言えば、人と違うものを試したいアマノジャクな性格ですが、それでもスピードトラップの威力は100%信じています。とにかく、不思議とこのルアーはよく釣れます。今回のFLWシリーズ・デルタ戦でも多くの選手がスピードトラップに全幅の信頼を寄せてキャストしていました。毎日、毎年、みんなが同じルアーをキャストすれば、バスもいい加減スレてしまいそうに思いますが、それでも今年も数多くのビッグバスがスピードトラップでキャッチされていました。
 このスピードトラップの特徴は名前の通り、ハイスピードでリトリーブしても安定して、真っ直ぐバランスを崩さず泳ぐ点です。引き重り感も少なく、ちょうどバイブレーションプラグをリトリーブするような感覚で使えます。今流行りのハイピッチ・ワイドウォブルではなく、タイトなアクションです。ちなみにスピードトラップは通常のラトルモデルと反射板入りのノンラトルモデルがあります。

唯一無二の名作クランク その1」への3件のフィードバック

  1. Cranky

    前田様にお渡ししたオレンジベースのパロットカラーが良くなかったのかも知れません。私がスイミングテスト中にバスをゲットした時のカラーは、ブーバックチャート、チャートリュースオレンジベリー、ブラックベース、スプリングシャッドでした。
    フィッシングショー当日に全色お渡しすれば良かったのですが、何分、時間が無かったのでお許し下さい。
    また、現在、もう少しウェイトを増した改良形を模索中です。仕上がりましたら全色贈呈いたしますので、次回こそ秘密兵器になれるように頑張ります!

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  2. GRANBASS

    現地からもコメントで書きましたが、例の新型モデルは、プラクティスでは一番多くキャストしたルアーの中の一つです。引き心地がよくて、思わず使い続けてしまうルアーでした。ただ、色が合っていないのか、何かが違うのか、4日間で1匹もキャッチすることはありませんでした。そういうわけで、試合本戦ではキャストしませんでした。キャストもしやすく、いいルアーだと思ったのですが・・・。

    返信
  3. Cranky

    先月のデルタ戦へ新型モデルを連れて行ってもらいましたが、お役に立てたでしょうか?潜行深度3ftまでで、ワイドウォブルアクションと鈴によるラトル音を重視した設計ですが、フィールドのシチュエーションに合っていたかどうか気になります。
    4月12日の東播地区オカッパリ巡りでは、新型モデルを丸呑みするバスを数匹ゲットしました。野池のような浅いフィールドではよい感触を得ています。
    前田様のご感想など伺えれば幸いです。

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