昨日、決勝が行われたFLWイースタンシリーズ第２戦（アラバマ州ウィーラー・レイク）はラミー・コルソンJr.の逆転劇で幕を閉じましたが、２位でフィニッシュしたブラッド・ホールマンにとっては忘れられない苦い思い出となったことでしょう。ブラッドは決勝ラウンドの４日目、この４日間の全選手の中で最重量の19ポンド５オンスを持ち込み、前日の７位から猛追しましたが、惜しくもわずか１オンス及ばず、優勝を逃してしまいました。優勝賞金が10万ドル、２位が４万5292ドルですから、わずか28グラムの差は約５万ドルの差となりました。

　実はブラッドは大会初日、やってはいけない大きなミスを犯してしまいました。彼はナンバー表示の入れ替え用のマーカーブイを使用していたのですが、No.４のバスが最小と思い込んで、何度も入れ替えしながら２ポンド半にまでウェイトを上げていったのですが、実はNo.３のバスは12インチのギリギリのキーパーサイズだったのです。確認を怠った単純なミスですが、これがなかったらブラッドが優勝していたかもしれません。もちろん、初日の結果があったからこそ、４日目に挽回できたのかもしれませんが・・・。

　ボクも入れ替えを間違ったことがありますし、先日のデルタ戦では、ボクの２日目のパートナーは４匹しか釣っていないのに、リミットメイクしたと勘違いして、５匹目のバスを入れ替えるミスをしていました。ボートドックに帰ってきて、ウェイインバッグに入れる際にバスが暴れて、逃げられた人を見たこともあります。くだらないミスですが、トーナメントって、あり得ないようなことが起こったりするものです。トーナメントの怖さですね。