月別アーカイブ: 2010年7月

トーナメントシャツ


 無事にカリフォルニアに到着しました。一晩掛かりで、再度、タックルの整理&準備をしています。今日の朝にはこちらを発ちます。それにしても、「あれも持って行きたい、これも持って行きたい、あれは要るかも、これも要るかも」ととんでもない量になってしまいそうです。
 ところで、友人宅には、アングラーズインが今回のために作ってくれたトーナメントシャツが届いていました。コアングラーなんて、プロじゃないんだから、トーナメントシャツなんか要らないと思っていましたが、今回は仕事を一緒にしているアングラーズインからのプレゼントとなので、気持ちよく着させてもらおうと思っています。
 今まで長年、微力ながら代理店をさせてもらってきた恩返しとして、すこしでもアングラーズインのプロモーションに貢献できればと思っています。

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それでは行ってきます


 なんとか、準備はギリギリ完了。いつも出発1時間前ぐらいでようやく終わります。こんなことをしていたら、いつか大きな忘れ物をしそうです。カリフォルニアに着いたら、再度向こうに置いているタックルを整理して、ジョージアに持っていくものをセレクトします。もう一晩徹夜になりそうです。それでは、ジョージアの”本物”のスポッツの引きを楽しんできます。

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いざジョージアへ


 いよいよ、今日出発なんですが、まだ何の用意もできていません。まだ、スーツケースもロッドケースも出してもいません。
 今回は長旅で、お盆休みも留守にするんで、出発前に憂い無きように、いろいろ家庭の仕事を頼まれて、それをやるだけで必死な1週間でした。車の洗車に庭の草抜き、草刈り。網戸の張り替えに、部屋の片付け&掃除。新しく買った家電の取り付け等々。さらには車が一台壊れて、急遽買い換えまで・・・。
 おかげで、まだチャンピオンシップに行く実感が湧いてきません。こんなブログ書いているヒマがあったら、先に準備をしないといけないんですが・・・。今晩は徹夜です。

狙われるジャパニーズ・ベイト


Dmpunchcraw4828  ジャバロンもどきやワンナップシャッドもどきなど、アメリカで発売されていない日本の人気ルアーや実績ルアーがコピーされるのが、最近のアメリカの一つの傾向になりつつありますが、今度はダイナゴンが標的となりました。
 写真のダイナゴンもどきは、カリフォルニアのD&Mカスタムベイツのパンチクローです。サイズは4.25インチで、6本入り5.99ドルで発売されています。アメリカではけっこう高いワームと言えるでしょう。
Dmcrazycraw2  このD&Mカスタムベイツは、ほかにもスピードクロー系のクレイジークローも2サイズ(3.75インチと5インチ)作っています。個人的にはこちらの方が気になります。こちらは3.75インチサイズが8本入り、5インチサイズが6本入りでそれぞれ4.49ドルだそうです。

残念な不正発覚 続報


Weight  今回のUSオープンでの不正発覚は、大きな波紋となって全米を揺るがしています。写真はマイク・ハートが実際に使用したというフック付きのオモリです。今回の試合で、マイク・ハートとペアを組んだノンボーターは共謀は問われていませんが、3日目のパートナーは、その日のウェイトが無効になったかわりにエントリフィーが返金されたそうです。どういう状況でバスの腹にオモリを仕込んだのかは分かりませんが、WONBASSのようなシェアウェイトトーナメントでは、ノンボーターがフロントデッキに立ってエレキを踏むことも許されているので、マイク・ハートがバスの入れ替え中に秘かにオモリを仕込むことは可能だったと思われます。
 アメリカの各フォーラムではこの話題で持ちきりで、当初は擁護派もいましたが、徐々に怒りや失望の意見が多数となってきています。中には「すべてのタックルショップはマイク・ハートの入店を禁止するべき」という過激な意見も出ています。
 その一方で、マイク・ハートと交流があったり、パートナーを組んだ経験のあるアングラーは、自身の保身に躍起となっています。
 マイク・ハートはナショナルレベルのプロアングラーではなく、ウェスタンでもその名前を知っているのは、限られているロコアングラーです。マイク・ハートは主に南カリフォルニアのチームトーナメントに出場していて、特にレイク・キャステイクやピラミッド・レイク、レイク・カシータスの試合では、過去3年で圧倒的な強さを発揮していました。日本でいうところのチャプターレベルの試合だと言えば、分かりやすいでしょうか。
 マーク・ハートの最近の戦歴をまとめてみました。ABAトーナメントでは103試合に出場し、10試合で優勝、61試合でトップ10。アングラーズチョイス・トーナメントでは、2010年の今季は1試合に出場し優勝、2009年は4試合で優勝、残り2試合でも2位と4位。WONBASSでは7試合中、6試合で優勝、このリージョンでは4年連続のAOY。NBW(ナショナル・バス・ウェスト)トーナメントでもこの同じリージョンで2シーズン連続のAOYとなっています。まさに荒稼ぎです。冷静に考えれば、かなり怪しい成績と言えるでしょう。
 すでにWONBASSに続いて、NBWやアングラーズチョイスも公式にマイク・ハートの永久出場禁止の措置を早々発表していて、まさにトーナメント界からの追放という異例の事態となっています。アメリカのトーナメントでは、優勝選手にポリグラフテストをするなどの慣例的なルールを設けている団体もありますが、それですら不正を完璧に抑止できるとは言えず、ルール変更をするにも限界があります。今後のチームトーナメントのあり方自体も問われています。

残念な不正発覚


Img_3571  昨日、終了したばかりのUSオープンでは、残念な不正が発覚してアメリカで大きな話題となっています。
 カリフォルニア南部のロコトーナメントアングラー、マイク・ハートが持ち込んだ2日目のバスは5匹中3匹がデッドフィッシュで、デッドフィッシュはネバダ州のフィッシュ&ワイルドライフの役人によって解剖された結果、3匹すべてのバスの胃の中から鉛のシンカーが出てきたのでした。シンカーはシングルフックと繋がっていて、胃の中で固定されていたそうです。マイク・ハートは3日目も出場しましたが、やはり鉛入りのバスを持ち込んだそうです。
 マイク・ハートは失格となり、WONBASSのオフィシャルはすべてのWONBASSのイベントへの出場を今後いっさい禁止する措置をとりましたが、事態はそれだけで済みません。
 マイクは今シーズンの南カリフォルニアのチームトーナメントのイベントで、7試合中6試合で優勝、それ以前も7試合中4試合で優勝、WONBASS以外でもNational Bass Westのイベントでも今季、6試合中3試合で優勝しているそうです。すべてのチームパートナーは同一人物で、ある試合では、湖底に沈んだケージ(バスを生かしてキープするため)まで発見されていたそうです。
 マイク・ハートとそのパートナーは、すべてでの不正を認めたわけではないのですが、WONBASSは彼らの過去の勝利を抹消し、賞金の返金を求めると発表しています。
 さらに、マイク・ハートが過去にパートナーを組んだ選手にも疑惑の目が向けられています。マイク・ハートは今季、別のパートナーとも組んで、1試合優勝しているからです。そして、マイク・ハートはかつて、あのビル・シーマンテルと数年間パートナーを組んだことがあるのです。ビル・シーマンテルといえば、南カリフォルニアでは知らない人がいないビッグバスハンターで、あのSPROのBBZのデザイナーでもあります。ビル・シーマンテルはさっそく、潔白である旨をBASSFANにコメントしています。
 日本では追放してしまえば、おしまいでも、アメリカではそうはいきません。過去には詐欺行為で立件され、刑務所に入ったり、テレビニュースで流れたこともあったほどです。マイク・ハートが今後どうなるかも注目です。それにしても、本当に残念なニュースです。
 友人同士でペアを組むチームトーナメントは、アメリカでは人気ですが、このスタイルは不正を防ぎにくい欠点があり、高額賞金の試合は行われません。今回のUSオープンは、ランダムで毎日ペアが変わる方式なので、どうやって不正のデッドフィッシュが持ち込まれたのかも興味深いです。

新進気鋭のソフトベイトメーカー その3


Ubm10001  アルティメット・バケットマウスはテキサス州のベント・ロッドタックル社のソフトベイトブランドで、個性的なデザインのラインナップが揃っていて注目です。どちらかというと、実戦的な釣果優先デザインというよりは、「どんな動きをするんだろう?」「これで釣ったら面白そう」と興味を引かれるデザインのような感じがします。
Ubm10070  特に個人的に気になったのは、アグリーフロッグ(写真上)とアンフィビー(写真下)です。アグリフロッグはまんまカエルで、フックのセット方法も特徴的です。1匹釣ったら、ウイードレス用の尻尾がダメになってしまいそうですが、動かすだけでも楽しそうです。
 アンフィビーは逆つけの4枚のホッグがどんな動きをするのか、興味津々のリザードタイプです。コエビチャンのようにバタバタするんでしょうか?

新進気鋭のソフトベイトメーカー その2


I_sl_h_ouzo_goby  ウーゾウ・ベイツ社はフロリダの新しいソフトベイトメーカーです。当初はセンコーやリボンテール、ソフトジャークベイト、トリックワームといった定番のありきたりのワームばかりでスタートしましたが、最近はオリジナリティーの強いデザインを次々と発表しています。
4_inch_rip_tail_large  特徴的なのは、パドルテールを使ったデザインで、このパドルテール系が今季の流行になるかもしれません。そのことについては改めて、紹介したいと思います。

ニューブランクNRX


I_ro_v_shimano_nrx_bass  ICASTでは毎年、各部門(ソフトルアー、ハードルアー、マリン・・・)別に、ベストオブショーが選ばれて、最終的にその中の1つが、オーバーオール・ベストオブショーを受賞します。今年のICASTでは、Gルーミスの新ブランク、NRXが受賞しました。
 実際に触ったわけではないのですが、ナノ・シリカレジンを使ったグラファイトで、Gルーミス史上最軽量、最強をうたっています。GLXを超えるマテリアルだけに値段の方も気になります。Gルーミス好きとしては非常に興味深いですが、あのリコイル・ガイドが付いているので、日本人受けはしなさそうですね。