月別アーカイブ: 2010年8月

ミリオンダラーにリーチ


Image  フカシンは今回の優勝で、FLW通算獲得賞金額が95万6895ドルとなり、100万ドルにリーチがかかってきました。今季のFLWではイースタンシリーズの最終戦を残すのみとなっていますので、今季中に100万ドルを超えるのは、次戦を優勝でもしない限り難しいですが、来季中には間違いないでしょう。もちろん、レンジャーカップやB.A.S.S.での賞金を加えれば、すでに生涯獲得賞金はすでに100万ドルを超えていますが・・・。
P1000482  2004年からFLWに挑戦し続けて、7シーズン目。通算優勝3回、トップ10フィニッシュが15回、平均すれば1シーズン約14万ドルを稼いでいる計算です。今回のフォレストウッドカップでもフカシンはFLWの顔としての貫禄があり、フィッシングエキスポでも大人から子供まで多くの人からサインを求められていました。読売テレビの番組でもフカシンが今度登場するみたいなので、そちらも楽しみです。

Welcome back to Japan, ウッチー!


 B.A.S.S.エリートシリーズは釣りが上手ければ参戦できるというような単純で甘いものではありません。資金的な余裕または援助がなければ、参戦することは難しい世界です。ただ、実力だけでは、最もエリートシリーズに近かった日本人がウッチー(内山幸也さん)でした。
 ウッチーはアメリカで多くの経験を積んだ後、本場アメリカでプロとして参戦する夢を見て、テキサス州ダラスに移り住みました。仕事をしながらコツコツと準備をし、2008年から強豪ひしめくB.A.S.S.セントラルオープンにプロとして参戦を果たしました。
 2008年は年間総合79位、2009年は第2戦終了時で総合16位までつけながらも最終戦で失速、最終総合27位でフィニッシュしました。2010年は優先エントリーの権利をとって、初戦に出場したのですが、不測の事態で日本に緊急帰国することとなってしまいました。
 そんなウッチーが新たな人生のスタート地点として選んだのが琵琶湖でした。先日、引っ越したばかりですが、ガイド業をスタートするための準備に入ったようで、個人的には非常に楽しみです。琵琶湖の経験はないに等しいですが、先入観や予備知識を持たずにアメリカ仕込みのテクニックでどう琵琶湖を攻略するのか、お手並み拝見、興味津々です。本場アメリカのテクニックを学びたいという人はガイドを受けてみる価値は十分あると思います。ブログもスタートしたので要チェックです。後日、ガイドの詳細もアップされると思います。
ウッチーのブログ
ウッチーのB.A.S.S.の戦歴

変わり種バズ


P1000611  フィッシングエキスポでブースを出していたチェイン・ギャング・イノベーションズ。中でも興味がわいたのがフレックス・バズで、2つ買おうとしたら、話が弾んでプレゼントしてくれました。
P1000475 このバズベイトは、ワイヤーの代わりにチェインで繋がったインラインタイプで、浮き上がりが早く、バイト時にはチェインがフレキシブルに曲がるので、弾かれることなくフッキング率も高いそうです。ペラも特注の厚めで、チェインと擦れてどんな音がするのかも興味深いです。
 チェインの強度が心配ですが、ブースではオモリをぶら下げて、強度の心配がないことをアピールしていました。
 関係ないですが、昔チェインリグというのがありましたね。考えた当の本人以外がやっているのを見たことがありませんでしたが・・・。

スクラウンジャー系のポテンシャル


P1000603  実は今回のフォレストウッドカップで、2日目に2匹キーパーをキャッチしたヒットルアーは、スウォーミング・ホーネットのフィッシュヘッド・シェイカー・デュードにフィンズフィッシュをセットしたものでした。いわゆるスクラウンジャー系です。
 この日のパートナー、ランデル・サープは朝イチからスウォーミング・ホーネットの同じヘッドに定番のスーパーフルークJr.をセットしたものしかほとんどキャストせず、最終的にリミットメイクに成功し、グッドサイズも何本かバラしました。
 ボクも慌てて見よう見まねで、2匹のキーパーをキャッチ、ノンキーパーも6匹キャッチしました。グッドサイズのアタリも何度かあったんですが、うまくフッキングさせることができず、惜しいことをしました。
P1000608  もともと、この地域のスポッツではスクラウンジャー系のルアーは定番中の定番なのは知っていましたが、「これほど威力があるとは」という驚きと、「なるほどな」という納得が入り交じる感覚でした。要は、深い層にサスペンドしているスポッツを狙うには、浮き上がりを抑えて深いレンジをキープできるこのルアーは、理にかなっているわけです。
 3日目も覚えたばかりのこの釣りでなんとかキーパーをキャッチしようと頑張ったんですが、バイトは何度かあったんですが、1匹もフッキングさせることができずに惜しい結果となってしまいました。いいアタリがあったんですが、ソフトリップが邪魔で、フッキングさせるのが難しいです。
 試合後は、バックアイ・ルアーズの新製品、パルスジグやラッキーストライクのスクラウンジャーなどを買い込んでみました。日本でも有効な状況はあるはずなので、いろいろ試してみたいと思います。 それにしても、このタイプのルアーは、リップにクセが付くと真っ直ぐ泳がなくなるので、収納がたいへんです。

バージョンアップ?


P1000590  実は愛用していたコロンビアのハットが今回のフォレストウッドカップでビリビリに破れてしまいました。バスボートの走行中の風ってすごい力です。そんなわけでバスプロショップで買い行ったら、新製品のOmni-Freezeのハットがあったので、こちらを購入しました。
 前のモデルは耳や首の日よけ部分が薄くて風でヒラヒラしすぎたのですが、今回のモデルは厚めで風でなびきにくくなっています。しかも、新素材のOmni-Freezeなので、肌に触れてもサラサラしていて清涼感があります。速乾性の素材なので、水に濡らして使うと気化熱が奪われて気持ちいいです。一度被ると止められないです。
 最近はエリートシリーズやFLWツアーでもハットタイプの帽子をかぶっている人を多く見かけるようになりました。その他手袋やマスクなど、紫外線対策が重要視されるようになっています。白人はボク達よりも皮膚ガンの発症率が高い上に、プロトーナメンターは毎日紫外線にさらされるわけですから、当然といえば当然ですが・・・。

バスプロショップがジャック


P1000585_2  今回バスプロショップで面白いものを発見しました。発売されていたのは知っていたんですが、実際に手にするのが今回が初めてでした。
 バスプロショップのオリジナル(丸パクリ)ブランド、トーナメントシリーズから新たに発売されたのは、super-soft pre-curved worm baitsのフリッキン・シミーです。見れば一目瞭然
ですが、フリック・シェイクのパクリです。アメリカでもフリックシェイクは売れていますから、やはり出たかという感じです。”Jack All”をさらにまんまジャック。バスプロショップの方が一
枚上手です。
P1000587  4.8インチが15本入り、5.8インチが12本入りで価格は3.49ドルとかなりお手頃価格です。サイズ表記まで同じです。ジャッカルもアメリカマーケット用にはフリックシェイクを4.99ドルで販売し、日本よりもはるかに安い値段で勝負しているんですが、入り数が8本入りや7本入りでは、アメリカ人にとってはまだまだ高いワームです。さらに円高ですから、儲かりませんね。
 そのフリッキン・シミーですが、パッケージにはヘビーソルトをうたっていますが、実際はそれほど入っていない感じです。まだ使っていませんが、フォールスピードは本家よりも遅そうです。
http://www.basspro.com/webapp/wcs/stores/servlet/Product_10151_-1_10001_10208036_100007001_100000000_100007000_100-7-1

アカデミーの脅威


 先日、ジョージアに向かう途中、フレッド・ラームバニスとオクラホマで会った際に、近くのアカデミーに連れて行ってもらいました。
 アカデミーはアメリカ中東南部に100店舗以上のチェーン展開をする大手スポーツ&アウトドア量販店です。残念ながら西海岸には店舗がないので、ボクにはあまり馴染みがないのですが、このチャンスにどうしても行ってみたいと思っていました。
 ボクのお目当てはアカデミーのオリジナルブランドのH2O・Xpressシリーズです。噂では聞いて知っていたのですが、現物を手にするのは初めてです。オリジナルといっても、ファットペッパーやRC1.5、ブザービーターといったパクリものが中心で、3ドル台の低価格がセールスポイントとなっています。実際の店舗内では、イヤミなぐらいラッキークラフトの真横にドカンと並べられていました。
 いろいろ買ってみたんですが、まだ使っていません。カラーリング等は思っていた以上にクオリティーが高いです。バスプロショップのXPSシリーズよりは、かなり出来がいいように思いました。アメリカマーケットを考えている日本のメーカーにとっては脅威な存在ですね。
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サンフィッシュ系


 今回のレイク・レニア戦のボイル勝負の秘密兵器、隠し球として用意してきたベントミノーですが、まったく威力は発揮できずじまいでした。やはり、どこでいつ起こるか分からないボイルを直撃には遠投が効くルアーの方がよく、小細工は効きませんでした。
 唯一釣れたのがこの魚です。ブルーギルじゃあありません。珍しいので写真を撮っておきました。アメリカ人はこの手の魚をまとめてサンフィッシュと呼びますが、実際はサンフィッシュにも何種類もいて、なかなか判断が難しいです。こいつはたぶん、パンプキンシードだと思うんですが・・・。小さすぎてよく分かりません。西海岸にはいないです。誰か知っている人がいたら教えてください。

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バブ・トッシュ パンチロッド


Irodbackground  今回のデルタ釣行では、もうすぐ発売になるバブのシグネーチャーモデルのパンチングロッドのプロトを使わせてもらいました。
 このモデルはマット・ニューマンが新たに始めるロッドブランド、IROD(アイ・ロッド)から発売されるもので、7フィート11インチ(ワンピース)あります。価格は140ドルぐらいだと聞いていますので、お手頃価格です。
 実際に使った感想ですが、軽すぎず、重すぎず、パワーも十分といった感じで使いやすかったです。バランスもよく、1日パンチオンリーで釣りをしても、まったく疲れは感じませんでした。個人的にはPEライン仕様のガイドが欲しいところですが、この価格なら仕方ありませんね。
 テレスコでないので、海外への往復はロッドケースが長くなるので不便ですが、日本とアメリカそれぞれに1本ずつ欲しくなりました。IRODはほかにもフレッド・ラームバニスシグネーチャーモデルのフロッグロッドやパワーフィネスロッド、ゲイブ・ボリバーシグネーチャーモデルのクランキングロッドなど全10モデルが出るそうです。
 タックルウェアハウスでも取り扱うみたいなので、興味がある人は、円高の今のうちに海外通販してはいかがでしょうか?

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バスがすばくはつ


 写真はフォレストウッド最後の晩に鉄板焼きを食べに行った際の一コマ。今回のフォレストウッドカップでは、鈴木利忠さんも一緒でした。ボクはレンタカーがなかったので、いろいろお世話になりました。鈴木さんはブログで、ボクなんかよりもキッチリと毎日レポートをしているので、興味のある方はチェックしてみてください。

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