年別アーカイブ: 2010年

My Best Lure of the Year 2010


P1010540  今年のルアー・オブ・ザ・イヤーですが、自己記録更新の立役者、スイートビーバーでもよかったのですが、今年一番の興奮と感動を与えてくれたルアーはトリキシーシャーク(グリパン/ホワイト)とします。
 FLWシリーズ・ルーズヴェルト戦で、ビッグフィッシュを信じて、毎日キャストをし続け、2日目に5ポンドオーバーをもたらしてくれました。まさに狙って獲ったビッグフィッシュでした。ヘビーカバーの奥で掛け、かなり苦戦して獲ったバスだけに、キャッチできた瞬間は声も出ず、手足が震えたのが忘れられません。しかも、生涯初のビッグフィッシュ賞(プロ・アマ合わせた最大魚)でした。生涯忘れることはないでしょう。
 ここ最近は、安定感よりも試合中にビッグフィッシュを獲れるアングラーを目指し、強い釣りに徹し、心を鍛えてきましたが、今季はレイクミードでもいい魚をキャッチすることができ、成績ではないところでの成長を実感できました。

激落ちくん


P1010532  年末になると、始まる大掃除。”激落ちくん”で磨くと、色んな汚れが面白いようによく落ちます。そこで、古くなって光沢が落ちて、マットゴールドになってしまったブレードを、”激落ちくん”で磨くと、簡単に光沢が戻りました。なかなか面白いです。クセになりそうな感じ。
P1010533  これで、ヒマなお正月はコタツに入って、テレビでも見ながら、大量の古いスピナーベイトのブレード磨きでもしようかな・・・。激落ちくんを小さく切って、タックルボックスに忍ばせておくのもいいでしょう。

ファットなファミリーが追加


Sprofatjohn  エリートプロ、ジョンクルーのシグネーチャーモデルのフラットサイドクランクのリトルジョン3兄弟に新たなニューフェイスが登場です。その名はファットジョン60です。
 従来のフラットサイドボディとは違い、文字通り太めのボディーながら、両サイドはフラットな面を残しているのが特徴です。サイズは60mmで5/8オンスの1-3フィートダイブのシャローダイビングクランクベイトです。まさにRCクランクやKVDクランクに対抗というわけです。ジョン・クルーいわく、このファットジョンはオリジナルのリトルジョンをただファットにしただけではなく、リップ角度も違い、”パワークランクベイト”と表現しています。
 基盤リップに、真鍮(ブラス)製ラインアイと細部にもこだわりが見られます。内部には他のシリーズ同様にソフトタングステンの重心移動システムを採用しています。つまり、完全なサイレントではなく、鈍いワンノッカーサウンドとなっています。スプロだけにフックはがまかつの#3を使用していて、かなりの力作といえます。値段は10.44ドルとストライクキングよりは高めで、ラッキークラフトよりは安めです。カラーが個人的には、あまりそそられないのが難点ですが・・・。果たして、シャロークランク戦争はどこが勝つでしょうか?
http://www.spro.com/SearchResults.asp?Cat=235

まさにフランケン


Hnft413  マンズ・ベイトのハードノーズシリーズにニューフェイスが登場です。その名はフランケン・トード。まさにフランケン・シュタインのように、パーツパーツのいいところ取りで、つなぎ合わせて生まれた人造ガエルってところです。
 サーフェイスのバジングフロッグからフリッピング、ジグやチャターベイト、スピナーベイトのトレーラーとしてもメーカーは推奨しています。まあ、個人的にはバジングフロッグとして楽しみたいですね。ボディーは薄くてフッキングは良さそうですが、パーツが多い分、抵抗が大きくて飛距離は期待できないかもしれませんが・・・。
 サイズは4インチで1パック5本入りで、3.99ドルだそうです。

注目の8本ヨリブレイドライン


Sunfx  サンラインはアメリカマーケット向けにFX2というブレイドラインを発売しました。フロッギング&フリッピング専用で、パッケージにはStrongest Braidと最強をうたっています。フロッグマスターのディーン・ロハスが開発協力したそうで、8本ヨリで50ポンドと60ポンドがあります。カラーはダーク・グリーンとなっています。125ヤードで手頃な18ドルなので、来季はさっそく試してみたいと思っています。
 ただ、個人的にはフロッグ用で求めるブレイドラインとフリップ用で求めるブレイドラインって、ちょっと違うような気がします。フリップには音が静かな8本ヨリが絶対に有利ですが、フロッグには8本ヨリの優位性がボクにはあまり分かりません。ちょっと硬めの4本ヨリの方が扱いやすい気がします。あと、50ポンドって、必要なんでしょうか? 

ツインブレードでいろいろ その5


 ちょっと、しつこいって言われそうですが、ツインブレードでこんな改造をしてみました。フロントブレードを外して、代わりにツインブレードを装着してみました。
 スピナーベイトのフロントブレードって、クレビスを使って回すので、ワイヤー方向に平行に水流を受けないときれいに回ってくれません。つまり、フォーリングではフロントブレードって回ってくれません。
 エルサルトの定番の釣りにスピナーベイトのリフト&フォールがあって、見事なぐらいボトム近くのフォール中にバイトがあります。このとき、フロントブレードがバランスを崩すと、リアのブレードまで回ってくれず、バスを誘ってくれないことがあります。
 このツインブレードなら、フレキシブルなゴムのアームのおかげで、どんな方向にルアーが進んでもブレードは最後までキッチリ回ってくれるはずです。つまり完璧なヘリコプターフォールが可能なはずです(妄想中)。ああ、久しぶりにメキシコで気持ちのいいフッキングを決めたいなあ。

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2010年流行語大賞 in USA


 毎年恒例の流行語大賞ですが、今年は悩んでしまいます。これだというものがパッと思い浮かびません。それぞれ惜しいのはありますが、どれもパンチ力に欠けるような・・・。そんなわけで、今年は流行語大賞は無しです。一応、惜しいのを挙げてみます。

マイクロガイド:アメリカよりも日本の方が話題になっている感じですが、アメリカでは確実にマイクロガイドを採用するメーカーが増えています。スキート・リースの黄色竿にもマイクロガイド仕様が出ましたし、最近ではファルコンロッドがマイクロガイド仕様をリリースしました。ただ、大流行しているかと言えば、正直微妙です。日本ではマイクロガイドがベイトフィネスに向いているようなイメージがありますが、これは日本のマーケティング戦略なんでしょうか?

ボトム・バギング:トミー・ビッフル自身のシグネーチャーモデルのビッフルバグとジグヘッドのビッフル・ハードヘッドによるボトムをクランクベイトのように釣るスタイルで、トミー・ビッフルがこのテクニックをボトム・バギング(Bottom Buggin)と呼んだのがきっかけです。彼はこの釣りで、エリートのフォートギブソン・レイク戦とPAAのレイク・チェロキー戦を優勝して、注目を集めました。ただ、他の人がやっている感じはなく、大流行には至ってません。

6XD:ストライクキングのプロモデルクランクベイトの6XDはKVDの2年連続AOYの立役者となりました。エリートシリーズのテレビ放送では多くの選手が6XDを投げているのが映っていました。サイレントバージョンのサイレントストーカーも流行って、クランクベイトは今やサイレントが定番といった感じです。ストライクキングは来季は5XDを発売するそうです。こちらも注目です。

モーニング・ダウン:ロボワームのクリア系ピンクの定番カラー、モーニングダウンはFLWチャンピオンシップのウィニングルアーとなって一気に全国区になりました。元は西海岸でクリアウォーターで人気のカラーでしたが、今年のチャンピオンシップでは多くの選手がこのモーニングダウンを使っていましたし、地元のショップでも数多く売られていました。来年はさらに流行るでしょう。

使い方いろいろなネットベイトの新作


Dd55242  今年のICASTで発表されたネットベイトの新作、ダート・ドウグがようやくアメリカで発売されたようです。このワームもまた、フライイング・スクワレル同様にツインテール系のワームです。テールの先は小さなシャッドテールになっていて、1本ずつ切って使っても面白そうです。
 メーカーとしてはシェイキーヘッド用として開発したようで、ノーマルの順刺し以外に股の部分から逆に刺す”バックワード”も推奨しています。はたして、どんなアクションをするんでしょうか?
I_sl_h_netbait_dirtdawg  もちろん、スピナーベイトやチャターベイトのトレーラーとしても面白そうです。サイズは6インチで、15本入り3.99ドルだそうです。ネットベイトのホームページは相変わらず工事中のままですが、いつになったらオープンするんでしょうか?

もう一つのホッグ系


 ブラッシュホッグ系ワームといえば、一般的にはカーリータイプのツインテールが特徴ですが、最近、アメリカでは偶然なのか新しいタイプのブラッシュホッグ系ワームが登場し、個人的に注目しています。
Flying_squirrel_watermelon_red_flak  まず一つはビッグバイトベイツから発売されたジェフ・クリートのシグネーチャーモデルのフライイング・スクワレルです。5インチサイズのスリムなブラッシュホッグ系ボディーに2本のストレートテールが特徴です。この2本のテールは同社のスクワレルテール同様に先端部がフローティング素材になっています。
Split20tail20hawg2020web20copy  もう一つはファルコン・ルアーズのスプリットテール・ホッグです。こちらもストレートのツインテールが特徴のホッグ系ワームです。サイズは5インチと6インチがあります。カーリーテールは、アシ際やブッシュの奥にフリップした際に、テールがブッシュなどのまとわりついて、うまく落ちない場合がありますが、これならスルッと落ちるわけです。
 個人的にはネコリグで使うと面白そうな気がしています。軽いネイルシンカーでも、スルッと落ちる上に、2本のテールがブルブルと震えると、かなり釣れそうだと思いませんか?

ツインブレードでいろいろ その4


P1010248  どこのメーカーだったか忘れてしまいましたが、昔ディープクランクのリップにブレードが付いたクランクベイトがありました。あれをまねて、ツインブレードで作ってみました。まずは失敗しても惜しくないルアーでお試しを。
 ボクは中古屋で買ったCB100で試してみました。最初にクリップの先をライターで熱して、リップのセンター部に後ろからアタリの穴を開け、そこにツインブレードを刺したヒートンを打ち込みます。フックハンガーに押し込む方法よりもむしろ簡単です。付け外しも容易です。
 アクションですが、しっかり動きました。やはり浮力が足りないクランクだと沈んでしまいます。リップ側にウェイトが増して頭下がりになる分、潜行深度も大きくなりそうです。