年別アーカイブ: 2010年

ツインブレードでいろいろ その3


 実はツインブレードを使って、来季一番やってみたいことはパンチングです。シンカーとフックの間にかますか、フックに通して使います。もちろん、トロロ藻のあるようなところでは、ブレードのトロロ藻が絡んで使いものにならないと思いますが、浮きシバやヒシモ、フレッシュなグラスエリアなら多分使えるはず・・・。ただ、本格的にやるならパンチングタックルは2本用意した方がいいと思いますが・・・。
 パンチングなんて、所詮フォール中のリアクションバイトがほとんど。スカートを付けたり、ラトルを入れたり、ワームを変えたり、釣り人も工夫はしていますが、さすがに最盛期は釣り人も増えて、バスもスレ気味な感じがします。そこに回転するブレードがヘビーカバーの奥で突然現れたら、きっと・・・、ムフフ。妄想中(PEラインがきしむ音付き)。
 フレキシブルなゴムのアームのおかげで、フォール中だけでなく、リフト中も立ち上がりよく回転してくれそうです。ブレード同士の接触音やブレードとシンカーやフックとの接触音も期待できそうです。本当は来年まで黙っておきたかったのですが、黙っていられない性格でした。

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ツインブレードでいろいろ その2


 ツインブレードをバズベイトにセットする場合、写真の3通りのパターンが考えられますね。
パターン1 オーソドックスにフックに刺すパターン。トレーラーフックキーパーにもなりそうですが、これでトレーラーフックが吹っ飛んでもボクのせいにしないでください。フックにツインブレードを装着すると、ヘッド側に重量が増す分、ノーマルよりもキャストが伸びるかもしれません。ノーマルよりもバズブレードへのバイトが減るかもしれません。
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パターン2 バズブレードの後方にツインブレードをセットするパターン。浮き上がりがノーマルよりもよくなると思います。もちろん、アピール度もアップ。リトリーブを止めた瞬間のフォール中でもブレードが回転してくれて誘ってくれそうです。
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パターン3 ラインアイのベンド部に無理矢理押し込むパターン。ブレードとバズペラが接触するクラッチ音が期待できます。アピール度をマックスに上げるなら、このパターンが面白そうです。

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ツインブレードでいろいろ その1


 先日、琵琶湖に行った際にザップのツインブレードを仕入れました。ありそうでなかったチューンアップパーツで、ゴム製のフレキシブルアームに左右対称の右回り、左回りブレードが特徴です。
 このパーツ1個で、想像力をかき立てられます。メーカー推奨の使用例以外の方法をいろいろ考えてみました。寒くなって実釣で試すのは来年になるかもしれませんが、楽しみが増えました。
 まずはクランクベイトのベリー部に取り付ける方法です。フックハンガーのスプリットリングを外し、ツインブレードを押し入れ、わずかな隙間に再びスプリットリングを装着するだけです。ブレードが重たい分、浮力の大きいクランクベイトでないと、沈んでしまいます。写真は定番のRC1.5。ブレードがあっても、よくアクションしますし、ブレードがボディーにイレギュラーに当たる接触音も効果がありそうです。ブレードを赤く塗って、クロー系のクランクと組み合わせるのも面白そうです。
 ちなみにテール部にブレードを装着するのは、重心バランスが狂って、うまくアクションしませんでした。

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また発見


Imgp1190_2 何気に見ていたら、またもや発見。ヘビー”ギュラッド”。気にして探せば、意外にいろいろあるかも。アンダーショットという表現自体も微妙ですが・・・。でも、こちらは単純なケアレスミスによる誤植。下は正しく、ヘビー・ステルス・ガードとなっていますし、他のシリーズは”ギュラッド”になっていません。

タングステンシンカーの価格破壊


Imgp2437  一昔前のアメリカでは、良質のタングステンシンカーといえば、バスプロショップかトゥルータングテン、カンジやリバー・トゥー・シーぐらいしか手に入らなかったのですが、2010年、アメリカでは多くのメーカーがタングテンシンカーの販売を始めたり、ホームページもないようなところも含めて新たなタングステンシンカーメーカーが誕生しました。しかも低価格競争による価格破壊が始まっています。中国におけるレアメタルの輸出規制が話題の昨今としては、不思議な現象ですし、その恩恵が日本にはあまり及んでいないのが残念ではありますが・・・。円高の今のうちに通販でまとめ買いするのもありかもしれません。
 その前に、未だに焼結のタングテン合金とタングテン樹脂の区別が分かっていない人が多いですが、ここで話す内容は比重の大きいタングテン合金についてです。鉛と比重が変わらない樹脂タングテンについては、今のところアメリカではほとんど需要がないです。
エコプロ・タングステン:ディーン・ロハスが最近プロスタッフに加わったニュー・ジャージーの新しいメーカー。カラーシンカーがあって、価格も手ごろです。
S.O.Bフィッシングプロダクツ:スピナーベイトが有名なテキサスのメーカー。カラーシンカーとプレイン(ノンペイント)があって、プレインは1オンスが1個2.25ドル、1.5オンスで3ドルという驚きの価格。
カラーシンカーでも1.5オンスが6ドルを切る価格で売られていたりします。
ヒッポー・タックル:ボクの知る限り、アメリカで最初に2オンスのシンカーを販売したメーカー。ペンシルバニアのメーカーで、もとはバルサのクランクベイトなどを販売していました。
バルクタングステン:パンチングの本場というか発祥の地、フロリダのメーカーで、タングステンシンカーを低価格でバルク売りしてくれます。プレーンの1.5オンスが6個入りで22.5ドル、20個入りで70ドルとなっています。

”ベイトフィネス”デビュー


P1010141 ついにベイトフィネスデビューします。ベイトフィネスコンセプトキットは、ボクが普段メインに使っているリールよりも高いスプールでしたが、百聞は一投にしかず。まずは体験してみます。可能性はその後に考えてみます。交換って、もっと単純で簡単だと思ったら、意外に面倒でした。
P1010142  それにしても、この”ベイトフィネス”って言葉は誰が最初に言ったんでしょうか? アメリカ人に説明するのは困りますね。ベイトフィネスって言っても、まず通じませんし・・・。そもそもベイトキャスティングリールって、アメリカじゃあ省略して呼んでもキャスティングリールです。ベイトリールなんていいません。
P1010140_2  まあ、日本じゃあ、メーカーが”フィネス”と”ファインズ”のスペルの違いも分からないんですから、細かいことは気にしないんでしょうが・・・。

環境協力シール?


Wk1p1  社団法人、日本釣用品工業会(日釣工)が主導の下、来年1月1日以降のメーカー出荷分のワームには「環境協力シール」の貼付が行われるみたいです。JBのFECOマークみたいですが、こちらはシール一枚を6円で日釣工が販売し、プールされたお金は全国の湖底・海底の清掃活動の資金として活用されるそうです。

 日釣工のホームページによると、これは義務ではないようですが、日釣工の会員メーカーに限らず、すべての日本のメーカーへの呼びかけをする(している)ようです。そのわりには、もう2カ月しかないのに、あまり周知されていないような気がしますが・・・。
 こういう試みはメーカー主導ではうまくいかないので、日釣工が音頭をとって、釣業界挙げての取り組みとしてうまく機能するといいですね。1年にどれぐらいのお金が集まるんでしょうか・・・。あとはそのお金が正しく、クリアに使われることを願うばかりです。

極小ジャバロンもどき


Bar_fish  レイクフォークタックルのジャバロンもどきはアメリカではすっかりチャターベイトのトレーラーとして定番となっています。先日、ルーズベルト戦のプラで一緒に釣りをしたジョン・マーレイも使っていました。
 レイクフォークタックルは次々とこの”ジャバラ”シリーズをリリースしていて、10以上のアイテムがあるぐらいで、パテントも申請中で、すっかりレイクフォークタックルを代表するシリーズとなってます。
 今回新たに加わったのはアメリカよりも日本で需要がありそうな極小サイズの2.25インチのライブ・ベイビーシャッドです。ピンテールの先がボールになっていて、このあたりも日本のデザインをよく勉強していますね。全29色、1パック15本入りで2.99ドルとなっています。
http://www.lftlures.com/categories/soft-plastics-lft-live-magic-shad-2-1-4-baby-shad

直リグにピッタリ?


 バサーを読むと、ジカリグなんてのが紹介されていました。要は超ショートリーダーのヘビダンですが、リーダー部がない分、ライントラブルがないというわけですね。ヘビーカバーの中でもシンカー先導で真っ直ぐ落としやすいという点はサステキの原理にも似ていますが、ワーム自体に自由度があるのがサステキとの大きな違いでしょうか?
 面白そうではありますが、パーツが複雑な分、トロロ藻等が絡みやすかったり、ワームがズレやすいという点では、手返しではヘビーテキサスリグに分がありそうです(あくまでボクの私見)。
Gamakatsu  ところでUSガマカツ限定で、EWGリングフックという商品があります。EWGフックにソリッドのリング(スプリットリングじゃありませんよ)を付けたもので、サイズは2/Oと4/Oしかありません。もともとフルークのノーシンカー用として販売されたんですが、アメリカではあんまり普及していません(売ってるのもあまり見ません)。いいアイデアだと思ったんですが・・・。フックがEWGのためにフッキングの悪さを気にする人が多いみたいです。アメリカ人はフルーク用のフックにはいろいろこだわりがありますから・・・。
 このリング付きEWGですが、ジカリグにはピッタリな感じがするので、アメリカだけと言わず、日本でもジカリグ用として販売したら売れるかも。 もし、可能ならフックはEWGではなく、316か321あたりが希望ですが・・・。

革命的なシブイ・スイムジグ


Yanakohada  このブログでも何度か登場しているテキサスのタロン・カスタムルアーズのシブイ・シリーズに、今度はシブイ・ヤナ・スイムジグが発売されました。
 写真を見れば、一目瞭然ですが、プロップジグを丸パクってます。ワイヤーのデザインまで・・・。ホームページには”A Revolution In Jig Design That Will Change The Way You Think About Swim Jigs” (ボクなりに訳すと、スイムジグの概念を変えるジグデザインにおける革命)と語っております。

 このメーカー、今までもけったいな日本語をカラー名やルアー名(ちなみに写真のカラー名はコハダ)に採用していて、今回のヤナは簗(やな)からとったみたいです。アメリカ人はフィッシュ・トラップという意味で採用したみたいです。アメリカ人って、辞書から適当に日本語を引っ張ってきて、意味不明なタトゥーを入れたりしますが、同じ感覚なんでしょうね。ベン・マツブも日本語なんて全然話せませんしね。
 サイズは1/2オンスと3/4オンスがあって、価格は9.99ドルとアメリカではけっこう強気な価格設定です。円高が進んだ今の状況では、日本のメーカーが出ていっても価格で勝負するのが難しい上に、ネタに飢えたアメリカのメーカーの餌食になってしまいます。今じゃあ、インターネットのおかげで、テキサスの田舎にいても、日本のルアーなんか動画付きで情報が得られるわけで、難しい世の中になってしまいましたね。