以前、このブログでも紹介したグローリーバッグを購入してみました。このグローリーバッグは本当に優れています。縦に５枚並べてライブウェルに入れれば、真っ直ぐに整列状態となるので、バスがライブウェル内でひっくり返ることもなく、暴れて体力を消耗することもありません。特にバスボートのライブウェルのフタの取っ手にバスがジャンプしてぶつかると、魚体に大きなダメージを与えてしまいます。

　また、ライブウェルからバスが飛び出して逃げられる”大事故”を防ぐ効果もあります。バッグはカラー別になっているので、入れ替えもスムーズに行えます。もちろん、バスの口にストリンガーで穴を開ける必要もありません。

　ちょっと高い買い物ですが、次回はボクにとって賞金額が生涯最も大きいトーナメントだけに、これぐらいの出費はデッドフィッシュを出さなければ安いものです。

　フロッグフィッシングの第一人者、いわゆるカエルの神様といえば、スナッグプルーフのプロスタッフでもあるボビー・バラックです。彼はカリフォルニア・デルタでガイドをしていますが、ウェスタン地域のトーナメンターでもあり、よく試合会場で会います。

　先月のデルタの試合でももちろん会いましたが、彼のボートデッキには４タックル、フロッグが結ばれているのが印象的でした。

　そのボビー・バラックのシグネーチャーモデルがボビーズ・パーフェクトフロッグ（写真内、下）ですが、新たにスナッグプルーフからイッシュ・モンローのシグネーチャーモデルのイッシュズ・ファットフロッグ（写真内、上）が発売されました。

　このファットフロッグは２年前のデルタの試合で、イッシュとプラをした際に、すでにプロトを見せてもらっていて、発売されるのが楽しみでした。

　このファットフロッグは横に幅広ですが、体高は低めで全体に扁平なボディーをしています。そして、スカートの付け根がパーフェクトフロッグやブロンズアイフロッグ、スワンプドンキーなどと比べると、角度がついておらず、スカートがボディー対して平行気味に取り付けられています。

　一般にスカートの角度がついているほど、首を振らせるのは難しくなる一方、振らせることができれば、それ自体が抵抗となって、移動距離の少ないクイックな水を押すターンが可能となります。また、ポーズ時にスカートが遅れてフレアするので、ネチネチと誘うにも向いています。一方のファットフロッグはその逆なので、抵抗が少ない分横滑りしやすく、ウォークドッグというよりはスケーティングというイメージとなります。

　イッシュによるとファットフロッグはブルーギルパターンのためのデザインなんだそうです。エリートシリーズに参戦して彼自身が感じたことなんだそうですが、スローにネチネチやるよりも、クイックに、時には首を振らせずに、連続アクションで誘った方が、圧倒的にバスが反応する釣り場があるそうなんです。

　日本で最近発売されている（発売予定されている）フロッグも、どちらかといえば、抵抗が少なく、横滑りしやすいデザインとなっていますが、それらもブルーギルパターンを意識してのことなんでしょうか？　それとも練習しなくても誰でも簡単にすぐに首を振らせやすいからなんでしょうか？