ボクのブログって、アメリカ偏重な感じもしますが
、”リベンジって”のコメント内で触れた話もそうですが、何でも「アメリカが一番」ってわけじゃありません。
たとえば、アメリカ人はバスを大切に扱うという話をよくしますが、そうでもない面もあったりします。その一例がこの写真です。
見てもらえれば分かると思いますが、この2匹のバスは明らかに同じ魚です。サイズや色、複数の傷の位置、カメラマンも同じです。アメリカではメディアデイという日があって、その日にいっせいに釣り人やカメラマンが集まって写真撮影会をするんです。要は忙しい選手のために広告用や記事用の1年分の写真を撮りダメするというわけです。
普段はトーナメントシャツを着て釣りをするわけではないのですが、この日だけはトーナメントシャツに着替えて、ご機嫌のスマイルでポーズを決めて写真を撮るわけです。魚も誰かが釣ったのか、事前にオフィシャルが用意するのか、使い回しも平気です。ヤラセといえば、そうなんなんですが、単に撮影会と思えば気もとがめません。魚もタックルやトーナメントシャツと同じ飾りの一部というわけです。昔々から行われていることだから、読者側も分かっていて、それが普通ぐらいにとらえています。
日本のメディアはヤラセを絶対しないとは言いませんが、これほど露骨なことをすれば、叩かれてしまうでしょう。何よりもバスを大事にするはずのアメリカで、こういうことが行われているのは、残念としか言いようがありません。