ずっと以前、イエローマジック(マイケル、リコ)を一軍ルアーとして紹介したことがありますが、実は最近は出番がどんどんなくなっています。というのも、最近は一回り大きいマイケルビッグ系の方が出番が多くなったせいです。
もうすぐ行くレイク・ミード(写真は2年前のミードで釣ったバス)ではポッパーは定番ですが、クリアウォーターゆえにロングキャストできないと話になりません。もちろん、狙ったポイントにキャストが決まらないとバイト数も極端に減ってしまいます。しかも、ラインはナイロンで16ポンドぐらいが当たり前。ボクのようなコアングラーでは、ボートポジションはボーター任せなので、重量があって向かい風でもキャストしやすいマイケルビッグの方が圧倒的に使い勝手がいいというわけです。一回り大きいフックが使えるのも、利点です。
このマイケルビッグって、すごく優秀です。ただマイケルを均等に拡大しただけではなく、ただボディーレングスを伸ばしたイエローマジック2とも違います。ちょっとずんぐりむっくりな形状が飛距離と浮力の両立に成功していて、向かい風でもかっ飛びます。大きすぎず深すぎないカップが控えめなポップ音と絶妙のスプラッシュを前方に高く飛ばします。
ただ、今じゃティファのマイケルビッグなんて、ほとんど入手不可能。中古ショップでごちゃ混ぜで吊されたポッパーたちをドキドキしながらめくり続けても、出会いは空振りばかり。すっかりレア物になってしまいました。幸い、アメリカにはリック・クランから名がついた20ドルオーバーのリオ・リコ(かつてはリコ・グランデなんて呼ばれたことも・・・)が売っているので、どうしても欲しいときはこっちを買いますが、実はマイケルビッグにしかないボクのお宝カラーがあるんです。詳しくは教えられませんが、そのカラーでは、何度もいい思いをしていて、ストックは残り2つとなっています。
マイケルビッグやリオ・リコもホイルフィニッシュはボーン素材、塗装ものはクリアABS素材が多く、そのカラーの違いも微妙に釣果に影響しているように思います。
イエローマジック・マグナムは形状はほとんど同じですが、ラトル音がより大きく、アクションも微妙に違います。どちらが釣れるというよりは好みの違いが出ると思います。ボクはマイケルビッグ派です。小粒のマイケルとイエローマジックなら、イエローマジック派ですが・・・。
入手困難の一軍選手
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