日別アーカイブ: 2010年4月25日

リベンジって・・・


 ”やばい”に続いて、今日もおっさんのぼやきです。最近、雑誌やブログを見て、個人的にすごく気になるのが、”リベンジ”という言葉です。
 よく貧果で終わった次の釣行では、”リベンジ”という言葉が頻繁に軽々しく使われていますが、ボクはそれに違和感を覚えます。リベンジって、そもそもは”復讐、報復、敵討ち、仕返し”のたぐいの意味で、恨み怨恨の意味合いがあります。最近ではリベンジマッチといった使い方で、”雪辱を果たす、借りを返す”といった場面でも使われるようになりましたが、それでもリベンジするのはライバルのチームや人が対象のはずです。
 ところが、最近、日本では愛すべき対象のバスに対して、あまりにもリベンジという言葉が使われすぎな気がします。そもそも、貧果で終わったのは、バスのせいではなく、悪天候であったり、己の未熟さゆえの結果であるはずです。バスという魚は素直です。釣り人を選んでルアーを食ってくるわけではありません。にもかかわらず、バスに対してリベンジするんですか? 例えば、好きな女の子に告白して、フラれたからって、普通”リベンジ”しませんよね。
 何が言いたいかというと、普段の何気ないリベンジという言葉が、今の日本のバスフィッシャーマンのバスへの扱いを象徴しているような気がするのです。アメリカ人がするように、釣れたバスにキスをしてみてください。リリースの際にバスの目を見て、一言声をかけてみてください。すべてのバスにとはいいませんが・・・。そうすると、バスという魚への見方が少し変わってくると思います。
 ちなみに、最近話題のリベンジベイツ。この社名はオーナーの個人的な怨恨から名付けられたわけで、バスに対してリベンジするという意味ではありません。その点、誤解のないように・・・。