”やばい”に続いて、今日もおっさんのぼやきです。最近、雑誌やブログを見て、個人的にすごく気になるのが、”リベンジ”という言葉です。
よく貧果で終わった次の釣行では、”リベンジ”という言葉が頻繁に軽々しく使われていますが、ボクはそれに違和感を覚えます。リベンジって、そもそもは”復讐、報復、敵討ち、仕返し”のたぐいの意味で、恨み怨恨の意味合いがあります。最近ではリベンジマッチといった使い方で、”雪辱を果たす、借りを返す”といった場面でも使われるようになりましたが、それでもリベンジするのはライバルのチームや人が対象のはずです。
ところが、最近、日本では愛すべき対象のバスに対して、あまりにもリベンジという言葉が使われすぎな気がします。そもそも、貧果で終わったのは、バスのせいではなく、悪天候であったり、己の未熟さゆえの結果であるはずです。バスという魚は素直です。釣り人を選んでルアーを食ってくるわけではありません。にもかかわらず、バスに対してリベンジするんですか? 例えば、好きな女の子に告白して、フラれたからって、普通”リベンジ”しませんよね。
何が言いたいかというと、普段の何気ないリベンジという言葉が、今の日本のバスフィッシャーマンのバスへの扱いを象徴しているような気がするのです。アメリカ人がするように、釣れたバスにキスをしてみてください。リリースの際にバスの目を見て、一言声をかけてみてください。すべてのバスにとはいいませんが・・・。そうすると、バスという魚への見方が少し変わってくると思います。
ちなみに、最近話題のリベンジベイツ。この社名はオーナーの個人的な怨恨から名付けられたわけで、バスに対してリベンジするという意味ではありません。その点、誤解のないように・・・。
青ちゃん様 ボクとしてはサイトフィッシング自体の否定派なので、こういうネタは本当はそっとしておきたいところなんですが・・・。マネする輩が出ないことを祈るばかりです。
でも、価値観の違いなのか、アメリカでは今回の件は肯定派、否定派が半々といったところでしょうか? 湖上でオシッコするのと何が違うの? なんていう意見もあったり・・・。実際、フォーミュラなんかも悪いし、2ストのエンジンだって、水を汚しています。
アメリカ人とこういうネタでやり合うのはけっこうたいへんです。捕鯨なんかで討論しても価値観の違いで、平行線になることもしばしばです。
GRANBASS様
『触れたくないネタ』と言うのも解るんですが敢えて一言!極論かもしれませんが知らない人から見れば『湖を汚している行為』にしか見えませんから日本でやる人が出ないコトを祈るばかりです。失礼しました。m(__)m
青ちゃん様 あんまり触れたくないネタなんですが、やっぱり洗剤でしたね。この時期のスミスマウンテンは花粉が多く飛散して、水面に浮くので、それを除ける効果があるようです。
アーロン・マーテンスのBASSCastの動画が流れて、さすがにやり過ぎって感じで、アメリカのフォーラムでも話題になっています。一方で「なんていいアイデアなんだ」って感じのコメントもあったりしますが・・・。
使ったのは生分解性の食器用洗剤だということですが、B.A.S.S.のサイト内で写真を掲載されたスコット・ルーク以外にも、かなりの選手がしているみたいです。
中には同船のマーシャルに写真や動画を撮らせなかったり、「あっちを向いてろ」みたいな感じで、見られないようにして撒いた選手もいるとか・・・。つまりは、なんとなく罪悪感みたいなものを感じているわけですね。
B.A.S.S.のルールには特にこの件に関しては触れていませんが、スポーツマンシップに反する行為はしてはいけないというルールがあります。全米のアングラーの模範となるべきエリート選手のやるべき行為ではないと思います。
B.A.S.S.のサイトで普通に写真が掲載されたことからも、メディア側の意識の低さを感じますね。バサー(アマケン)がどんな記事を書くかも興味がありますね。
洗剤をまいたのは水面に浮いていた小さなゴミを除けてサイトしやすくする為だったとかって記事をみました。アメリカと日本でバスフィッシングを取り巻く環境も違えば認識も違いますからアメリカのトーナメントでされていたコトをそのまま日本で行うのはどうかと思うんですけどねぇ・・・まぁ、日本で真似をする輩が出ないコトを祈ります。m(__)m
スポーニング中にサイトフィッシングで釣られたバスにとっては、釣り人はリベンジの対象かもしれませんね。
サリス様 それって、スコット・ルークの話ですが、詳しく読んでいないのですが、あれって洗剤だったんですか? 日本でもマネしそうな輩が出てきそうなので、特にこのブログでは触れなかったんですが・・・。
ご意見ごもっともです。
言葉は適切にに使っていきたいですね。
ただ,最近BASSの試合でトーナメンターがサイトをしやすくするために洗剤をまくといった行為がありました。
残念です。
また彼に対して,批判が起こらないのがさらに残念でした。
K-1の大会名に使われてから良く耳にするようになりましたね。まぁ、K-1の場合は正しい使い方だと思いますけど。
まぁトーナメンターだの、次の釣りポイントに移動だの言ってるし、無知な人を責めるのは酷なんですが、こういう日記は個人的には面白くて好きです