月別アーカイブ: 2006年9月

恥を知れ、プラドコ


Jimmy  2005年のICASTで発表されて、ボク自身はピッツバーグのクラシック会場で初めて見たんですが、この前、アラバマで初めて実際に売ってるのを見ました。ウェイトの位置から何から何までフルコピーです。名前はジミーって、けんか売ってるとしか思えませんね。これ以外にもポインターのフルコピーも作ってます。さすがに日本では売ってませんね。中古屋さんに行けば、サミーなんて300円で溢れてるし、今更パクリ商品を高いお金出して買う人いないでしょうしね。それとも、プラドコファンクラブの人って買うのかな?

伝説のルアーデザイナー?


Swimmingseko  ゲーリー・ヤマモトっていつから伝説のルアーデザイナーになったんでしょうか? ICASTで発表されたスイミングセンコーがようやく発売されました。かなりええ加減なデザインというか、センコーにスイムベイトのテールくっつけただけでしょう? センス悪すぎと思いませんか? テールセクションの薄い部分が長すぎて、テールのアクションがボディーまで伝達もされにくそう。

 フカシンがオキチョビー戦でワンナップシャッド使って優勝したものやから、慌てて作ったんでしょうが、ボク的にはかなり外していると思います。まあ、売れるんでしょうけど・・・。でも10本入りでアメリカで6.99ドルって、かなり高いですね。

http://yamamoto.baits.com/cgi-bin/order/31-10

南アフリカのバス釣り


Africa1  SA BASSという雑誌です。SAとはサウス・アフリカ、そう南アフリカです。スペインやイタリアの雑誌は言葉が分からないので、何を書いているのか分かりませんが、南アフリカは英語が公用語なので、内容が分かって面白いです。

Africa2  まだ行ったことありませんが、バスフィッシングはけっこう盛んでデカイバスもいるようです。今年は南アフリカ代表の選手がB.A.S.S.フェデレーション・チャンピオンシップを優勝して見事クラシック出場しています。日本の代表はいいところまですら行ったことがありません。ページをめくっていると面白いものを発見。なんとスイートビーバーの逆刺し、バックスライド釣法が紹介されていました。

http://www.sabass.com/

50万ドルのマネーベイト


Finnese1  今年、8月のローガンマーチンレイクで開催されたFLWチャンピオンシップはウェスタンの貴公子、ブレント・エーラーが優勝しましたが、ブレントのメインパターンは今、アメリカで大流行中のいわゆるフィネスワームのシェイキーヘッドによる桟橋攻略でした。具体的にはネットベイトのフィネスワーム(BAMA BUGカラー)とリアクションイノベーションズのスクリュードアップジグヘッド(1/8オンス、グリーンパンプキン)の組み合わせでした。これは彼から直接聞きました。
Finnese2  ネットベイトと言えば、パカクローが日本でもプチブームですが、ここのフィネスワームもなかなかいけています。言わずとしれたZOOMのバカ売れフィネスワームのコピーですが、ただのコピーではなく、裂けやすい頭部を太めにして(シェイキーヘッドを装着しやすい)、全体的な太さ、硬さもよくできていると思います。ネコリグやジグヘッドワッキーでも効きそうな感じです。そして、BAMA BUGカラーとは先週ボクも行ったMARK’S OUTDOOR SPORTSのショップオリジナル限定カラーなのでした。具体的にはグリーンパンプキンとジュンバグカラーの2トーンコンボカラーです。ブレントのおかげで、BAMA BUGカラーはバカ売れだと店員は言っておりました。

USオープン2日目詳細レポート


Ben この日のパートナーはベン・アンドリース。ロコアングラーでレイク・ミードのチームトーナメントを中心に出ているそうです。初日の結果は5本揃えていながら、4ポンド台という恐ろしいスモールリミットで終えており、あまり期待できません。

Aaron1  この日は風が出る予報だったので、無理をせず、カールビルからすぐのロワーベイスン中心で釣りをしようということになりました。スタート後すぐに右に回っていきなり釣り開始。その後、延々とトローリングモーターで岸をなめるように流すタイプで、ほとんどエンジンを回さず、コーブの対岸に移動するのもトローリングモーターでダラダラと移動してすませてしまうほどでした。おかげで、ワリカンのガソリン代はまったく受け取ってくれませんでした。釣りをしている時間は昨日とは大違いです。2番目に入ったコーブではアローンと遭遇しました。
 前でサミー、後ろでヴィクセンで流しながら二人で4本をキャッチ、さらにボクがワームで1本追加して7ポンド半で終了。リミットこそ10時頃には揃いましたが、結局二人でキーパーは3本ずつというかなり渋い状況でした。特に日が上がってからは、ノンキーパーですらバイトも遠のき、かなり苦戦しました。結果から言うと、風が出てからはウィンディーサイドをスピナーベイトで探って、一発大物の入れ替えを目指すべきだったと思います。

無謀な代償


Muzann  USオープン3日目のパートナーのボートです。写真では分かりにくいですが、コンソールのダッシュボードが割れてごっそり抜け落ちています。悲惨です。ボクとブレット・ハイトがプラを断念した公式プラクティス2日目に無謀にもエコベイから出船、命からがら帰ってきたときに割れてしまったそうです。そりゃ、腰も悪くなります。この日は児玉さんと丸山さんもエコベイから出船を試みたそうですが、断念したようです。賢明な判断でした。無理をした人はトローリングモーターやエンジンを壊したり、リールのハンドルやロッドを折ったりと、たいへんだったようです。

真のROY、努力家ラオス系アメリカ人


Thanhle タン・リーは12歳のときにアメリカに移住したラオス系アメリカ人で、レイク・ハバスがホームレイクの南カリフォルニア出身のアングラーです。今はツアー転戦のためにフロリダに拠点を移しています。彼がエバースタートのウェスタンディビジョンに登場するのは2003年でした。ルーキーイヤーで年間20位、翌年は年間48位でした。そして、2005年にはハバス戦17位、クリアレイク戦21位、ミード戦優勝、デルタ戦4位と着実に実力をつけてAOYに輝きました。
 もともとツアー参戦を目標にエバースタート戦を戦ってきたタンは、今季念願のツアーデビューを果たし、安定した成績で年間11位で終了、見事チャンピオンシップ出場を果たし、チャンピオンシップを14位でフィニッシュしました。彼は今季ストレーンシリーズのサウスイーストディビジョンにも出場し、年間11位でフィニッシュしています。USオープンにも出場し、久しぶりのミードながら19位でフィニッシュし、安定した強さが印象的でした。彼はプラクティスをとことんするタイプとして知られています。来季のFLWはオフリミット&ノーインフォーメーションルールが適用され、スケジュールも様変わりします(せっかく引っ越したフロリダで来季はトーナメントがありません)。努力家タンが来季はどこまで活躍できるでしょうか?

GREATなマネークランク


Edomon  リッチが「これ知ってるか?」と見せてくれたのがエドモンの”爆”でした。「もちろん、持ってるよ」と答えると、「こいつはgreatなクランクだぜ」とべた褒めでした。

 日本では知る人ぞ知るバルサ製ハンドメイドフラットサイドクランクですが、日本よりもアメリカの方が知名度が高いのがこの”爆”です。現地では単にEDOMONとして呼ばれています。

Gabe  そもそも、EDOMONが有名になるきっかけは昨年のエバースタートのチャンピオンシップで惜しくも1オンス差で2位に甘んじたゲイブ・ボリバーの活躍でした。ノーフィッシュが多数のタフなピクウィック戦で、ゲイブはこのEDOMONオンリーのストロングパターンで通し、他のクランクではバイトがとれなかったとコメントしたのでした。その後、彼はスポンサーにも恵まれ、今季、ツアーで活躍、見事ROYを手にしましたが、ツアーでの活躍の陰にもEDOMONがあったそうです。ゲイブはいつも「EDOMONは世界一のクランク」と絶賛しており、FLWマガジンにも何度もその写真が掲載されています。

 それでは”爆”とはどこがすごいのか? 気になりますよね。ボクなりに解釈すると、フラットサイドらしくないのが最大の特徴といえます。厚めのボディーは浮力が高く、それでいてやや大きめのボディーは十分な重量があって、逆風下でもしっかり飛びます。アクションはとにかくワイド。大きく水をかき回して、アピールは抜群です。スローに引いても心地よいピッチでしっかり泳いでくれます。まさに広大なフィールドで広く浅く探るのにピッタリのサーチベイトです。製産数が限られているので、個人的には人気が出てもらっては困るぐらいです。他のハンドメイドメーカーのように、外注に出して名ばかりの別物にならないことを願ってます。

USオープン初日詳細レポート


Rich 初日のパートナーは大昔にこの大会を制したことがあるリッチ・タウバー。といってもボクにとっての彼のイメージはただのゲ●野郎。みんなに「へんなとこ連れて行かれるなよ」と笑われましたが、彼はアジアンのボクには興味ないようでした。イッシュみたいなのがタイプなのかな?
 来シーズンからはリッチはチャンピオンボートに乗るそう(スポンサーがコロコロ変わるのが彼の特徴)で、今回の試合にはボートが間に合わなくアングラーズマリンからのレンタルでの参戦でした。VERADOの250馬力は、めちゃくちゃ静かでアイドリング中なんか、掛かっているのが分からないほどでした。
 リッチの戦略は朝イチ、トップで一発大物狙いをし、その後、ウィンディーサイドをスピナーベイトで追加していくというものでした。戦略的にはOKなのですが、彼のボートポジションはトローリングモーターをハイスピードで踏み続けながら、岸ギリギリに平行にキャストするので、ボクにはすることが全くない状況でした。結果から言うと、リッチがバックラッシュしたときと、バスをキャッチしたときにだけが、ボクがまともに釣りができた時間でした。
 リッチの釣りですが、トップもスピナーベイトもフッキングのタイミングが早すぎて、掛かるべき魚までフッキングが原因で逃しているという状況でした。特にトップの場合、レイク・ミードの特徴なのですが、バイトがあっても乗らない場合、そのままアクションを続けると2度、3度とバイトしてくるので、早合わせは絶対禁物なのです。そんなわけでもったいないバイトを逃した後、なんとかスピナーベイト(ハートがスポンサーの彼ですが、キャストしていたのはリベンジ)とポッパー(RICO)でリミットメイクに成功。その後、ドロップショットとクランクベイトでボクが入れ替えに成功して7ポンド71(31位)で終了しました。この日はバネリベイ→エコベイ→テンプルバー(ここで給油)→ヴァージンキャニオン→キャッスルコーブと回って、はっきり言って走りすぎ。釣りをしている時間が本当に少ないストレスたまる1日でした。

スキニー・ディッパー


David  彼の名はデビッド・ヘルナンデス。B.A.S.S.等でコ・アングラーとして参戦もしています。リアクション・イノベーションズの出荷を担当しており、数多くの有名プロが電話で彼に密かに注文をしています。他のメーカーのスポンサーがついているプロがショップで買っているのを見られるとまずいですからね。

Dipper  デビッドが見せてくれたのは、もうすぐ発売予定のリアクション・イノベーションズの新製品、スキニー・ディッパー。4.5インチサイズのウィードレススイムベイトです。ノーシンカーからテキサスリグまで何でも使えそうです。ちなみにスキニー・ディッパーとは素っ裸で泳ぐ人のことを指すのですが、ボクの釣り友達にも一人、暑いとすぐに裸でボートから飛び込むスキニーディッパーがいます。