日別アーカイブ: 2006年9月7日

缶スプレーカラー


Splatter  アメリカでここ最近のトレンドがスプラッターカラーです。特にクランクベイトが定番で、各メーカーが採用しています。缶スプレーで吹いたような大ざっぱな背中のカラーが特徴で、同じメーカーの同じカラーでも微妙に塗料の飛び具合が違います。いかにもアメリカンって感じで、日本では絶対にウケないようなチープな塗りですが、なぜかこっちの方がきれいなグラデーションタイプよりも釣れるとアメリカのプロたちは言います。                                                                     

Splatter_jig_big_1 正直、高速で動くクランクベイトなんか、スプラッターだろうが、グラデーションだろうが、バスから見たら違いはないと思うのですが、最近はボクもスプラッターカラーが釣れるような気がしてきました。また、スプラッターカラーはラバージグやスピナーベイトにまで採用するメーカーまで出てきています。

バグリー、お前もか!


Shakyhead  7月にラスベガスで行われたICASTに行った際、バグリーのブースで見たことあるようなものを発見しました。それはまさしく、スキップインザシェイド。ここ最近のアメリカのトーナメントではネコも杓子もシェイキーヘッド。FLWツアーのウェインの動画を見ていると、「何で釣ったの?」「フィネスワーム&シェイキーヘッド」が合い言葉のようになってます。それだけフィネスな戦術が活躍しているということなんでしょう。シェイキーヘッドのブームに関しては、改めて紹介したいと思います。

 バグリーといえば、ボクが子供の頃は憧れの高級ブランドだったのに、最近はチープな作りのルアーばかりで、ホントがっかりさせられます。チャターベイトのコピーなんかもちゃっかり作っているし、ボクとしては残念です。それにしても、スキップインザシェイドとは、また通なところをコピーしますね。たしかにこれはナイスアイデアですからね。フカシンもよく使っているみたいだし。さすがは世界のノリオといったところでしょうか。アメリカの流行りを先取りするだけではありませんね。

 

がんばれ、Steve Kennedy!


Aoy

 バスマスターエリート戦もいよいよ9月14-17日で最終戦を迎えます。AOYレースもアイクとスティーブ・ケネディーの2人に絞られた形です。現在のスティーブのアイクとの差は45ポイント。充分、逆転のチャンスはあります。アイクの今季10戦の平均順位は18.5、スティーブの平均順位は20.7。ともに安定感があります。

 スティーブはB.A.S.S.ツアーレベルは初参戦で、すでにROYを確定しています。日本ではほとんど無名のプロですが、正直、彼をルーキーと呼ぶには違和感を感じるぐらい、彼はFLWでは中堅のアングラーです。彼は今年もFLWとエリートの掛け持ちで、見事FLWで1勝し、チャンピオンシップでも7位でフィニッシュしています。今季、両ツアーを掛け持ちで、これほど安定した成績を残している選手は他には見当たりません。彼は昨年、急に強くなったというか、一皮むけて乗りに乗っている感じです。2005年シーズンは初めてFLWチャンピオンシップを決めたほか、エバースタートのサウスイーストでAOY、セントラルで年間3位という好成績を残したほか、バスマスターオープンのチャンピオンシップでも8位でフィニッシュしています。

 ボクがスティーブと初めて会ったのは、オープンのチャンピオンシップの会場でした。飾らず気さくで、さらに温厚で優しい人柄ですぐにファンになってしまいました。彼は昨年までペディグリーのスポンサーがついており、愛犬のジャックラッセル(非常に芸達者)を常に連れている点も、愛犬家のボクには好感度が高かったです。とにかく、アイクのAOYを阻止できるのは、スティーブ、お前しかいない! がんばれ、ヤツにギブアップをさせてやれ! ヤツの雄叫びだけは聞きたくないぞ。