月別アーカイブ: 2007年2月

盛三さんが表紙


Bassmastermagazine  B.A.S.S.のHPに紹介されていたので、知ってはいましたが、清水盛三さんが表紙を飾ったバスマスターマガジンがようやく先週送られてきました。残念ながら、表紙のみで関連記事はありませんでした。清水盛三さんは、そのキャラと”ビッグママ”という流行語を作って、B.A.S.S.でもすっかり人気というか、有名になりました。ちょっと笑いすぎですが、盛三さんのことを悪く言う人を聞いたことがないので、アメリカ人たちともうまくやっている感じがします。日本人史上5人目のクラシック出場は築山さんに先越されてしまいましたが、クラシック出場の夢は今シーズンこそ掴みそうな感じですね。

今度はマット・リード


Mattreed  以前、1月10日のブログで、エドウィン・イーバース、デイブ・ウォラック、テリー・スクロギンスの3人がヤム・ベイツのプロスタッフになったニュースをお伝えしましたが、今度はテキサスのエリートプロ、マット・リードがヤムと契約し、今季、ヤムのラッピングボートで参戦することが決まったそうです。マットは昨シーズンのエリート戦をランキング21位で終え、来週のクラシックにも出場する実力です。エリート選手はスポンサーなしでシーズンを戦うことは難しいので、お金のためなら、コピーするしか能がないクソメーカーでも契約することもやむを得ません。ただ、こんなニュースを聞くたびに、アメリカのマーケットもどんどん、面白みがなくなってきて、残念で仕方がありません。

日本釣用品工業会に物申す


Jaftma  先日、横浜までフィッシングショーに行ってきましたが、フィッシングショーの主催でもある日本釣用品工業会が下部組織の知的財産委員会としてブースを出していました。完全な偽物(フェイク)からポップXやポップMAXのフルコピー商品、グリフォンをアレンジしたグリフターなどを展示して、「パクリ商品は買わないで」という啓蒙をしていました。オリジナリティーは尊重するべきだと思いますし、安易なコピーやパクリは大嫌いです。ただ、今回の展示には少し疑問を感じました。
 まず、偽物&パクリとアレンジは違うと思うのです。日本の釣り業界なんて、何か手本となるオリジナルをアレンジしたようなものや流行商品の後追いばかりです。どこまでをコピー、どこまでをアレンジとするかは微妙です。一般には一流メーカーはパクッてもアレンジ(インスパイアとかリファインと表現)と認められ、三流メーカーはアレンジしてもパクリと言われる傾向にあります。グリフターのようなアレンジ商品をパクリと定義するなら、業界自身がもっと反省して戒めるべきではないでしょうか? 
 もう一つ、「パクリ商品は買わないで」というなら、なぜ、日本釣用品工業界はダミキ・ジャパンのフィッシングショー出展を許可したのでしょうか? 韓国のメーカー、ダミキはこれまで数多くの人気ルアーをパクってきたクソメーカーです。ホームページのトップにはロッドを口にくわえて、間抜け面でポーズするバカ丸出しの行為までも猿マネする無能っぷりです。はっきり言って日本の業界にとって100%不利益な存在です。今回の出展はダミキの本格的な日本進出を業界が歓迎したという意味です。知的財産委員会の主旨とは明らかに矛盾します。日本釣用品工業会の理事まで務める各ルアーメーカーは、「こんなコピーメーカーが出展するなら、うちは遠慮しますわ」となぜ言えないのでしょうか。今回のダミキ・ジャパンの出展は非常に残念です。

 ダミキのHPは下記ですので、興味がある方は見て感想をお聞かせください。
http://www.damiki.co.kr/

ワームのカラー その4


Imgp2001_1  最近、アメリカ西海岸で流行っているカラーにロボワームのM.M.Ⅲがあります。M.M.とはマルガリータ・ミューティレイター(Margarita Mutilator)というロボワームのカラー名の略称です。マルガリータ・ミューティレイターの意味をアメリカ人に訊いたことがありますが、分からないと言われました。だから、ボクはまだ意味が分からないままです。誰か知っている人がいれば教えてください。
Imgp2005  M.M.Ⅲはトップが透明感のあるパープルに極小の赤ラメを入れ、コアにブルーパール、ベリーに不透明なチョコレートを使っています。見る角度や順光・逆光によって、光の屈折でさまざまなカラーに変化します。このカラーは特にストレート系のワームで人気で、カリフォルニア・デルタのようなマッディーウォーターから、レイク・ミードのようなクリアウォーターまで、不思議とよく釣れます。
 ロボワームはこれまでも、アーロンズ・マジックやフォークスタッド・スペシャルといったプロの名前が付いた名作カラーも生みだしてきました。ロボワームのカラーセンスは、数々の流行を作り、多くのメーカーに影響を及ぼしました。今後、多くのメーカーがM.M.Ⅲカラーを作り出すことでしょう。

さすがアメリカ


Mrcrappie  最近の日本ではなかなか入れ食いって状況に恵まれませんが、昔は「入れ食いで100匹ぐらい釣れた」なんてよく耳にしました。ところが、本当に100匹数えるのはかなり難しく、かなりの入れ食いと感じても実際は50匹ぐらいしか釣れていないことがほとんどです。100匹釣るのはかなり忙しくて、実際には数えてられません。アメリカには便利なものがあります。Mr.クラッピーのフィッシュ・カウンターはクラッピーフィッシング用の小物で、文字通り釣った魚をカウントするものです。わざわざ、こんなもの必要?と思うかもしれませんが、アメリカでは魚種によってキープできるリミット数が決まっていて、リミットを超える匹数をキープしてしまうと、罰金を払わされることだってあります。それだけに現在、何匹キープしているかは、慎重にならなければならないというわけです。
 話は変わりますが、バスならリミットがだいたい5本で、ライブウェルに1人5匹までしかキープできない場合がほとんどです。釣ったバスを根こそぎキープして、最後にネットに突っ込んで”大漁水揚げ”なんてバカな写真を撮ることはアメリカでは罰金ものの行為ですよ。

ワームのカラー その3


Imgp1992_1  アンドレからスイートビーバーの新色が送られてきました。オキチョビークローというそうです。トップがグリパンで、ベリー部がスモーク/ブルーフレークとなっています。薄いテール部まで裏表でカラーが違うのはさすがです。テールがヒラッとした瞬間に大きめのブルーのフレークがギラッと光るという狙いです。今すごく売れているカラーだそうですが、ボクは寒がりなので、まだまだ出番は先になりそうです。オキチョビーにいるザリガニが本当にこんな色をしているわけではないと思いますが、オキチョビーのようなフロリダの水色に特に効くんでしょうか? このカラーも2007年の流行色になりそうな予感です。

発言には責任を!


 フィッシングショーにもいろいろ紹介されていましたが、今年は日本でもフロッグが流行るらしいです。なんか釣りの世界もファッションのように業界が歩調を合わせて流行を決める時代になったようです。そこで気になったことがあります。かつて、「バス用フロッグはシングルフック」と断言していたはずの某メーカーが、なぜかダブルフックのフロッグをリリース予定しています。昨シーズンにもポッパータイプのダブルフック・フロッグを出していました。あれだけシングルフックの有効性を力説していたはずなのに、わざわざコストの高いダブルフックを使っているのはなぜなんでしょうか? 当時はメディアもこぞって、わざわざダブルフックのフロッグをフッキング率が悪くなるシングルフックへのチューニング方法なんかを紹介していました。今さらダブルフックの方が有効であることに気が付いたんでしょうか? 
 フィッシングショーに出かければよく分かりますが、メディアに登場するトッププロはまるで雲の上の存在です。多くの熱狂的なファンにとって、トッププロの言葉は神の声と同じです。白い物でも黒といえば、黒になってしまいます。自分の言葉に責任を持って、間違いだったと分かれば、素直に間違いを訂正するべきだと思うのですが・・・。それとも、皆さんはとっくに忘れていました?

ジェイソン・クインの隣はあなたかも


Pagepic_quinn  先日、アーリータイムズの面白いプロモーション企画を紹介しましたが、ライバル会社のエヴァン・ウィリアムズも"The reel Adventure, Team Quinn Fishing Sweepstakes"という面白い企画をしています。エヴァン・ウィリアムズのプロといえば、言わずと知れたジェイソン・クインです。1月15日から6月15日までの期間中に同社の公式フォームでエントリーすると、抽選で一人、グランドプライズとしてジェイソン・クインと2日間釣りが楽しめるというものです。湖はその時期一番いいところをジェイソンが決めるそうなので、どこになるかも楽しみの一つです。その他、1等から4等まで合計1110人にいろいろな賞品(合計30,000ドル相当)がもらえるそうです。
「その他の賞の内容」
1等:コスタデマール・サングラス(10人)
2等:シェイクスピアのロッド&リール(100人)
3等:トゥルータングステンのジェイソンクインジグとナイトロのサイン入り帽子(500人)
4等:ストームのクランクベイト(500人)
http://www.evanwilliams.com/sweepstakes/index.html

ワームのカラー その2


Bamabug  昨年のFLWチャンピオンシップでブレント・エーラーが優勝した際に使っていたウィニングルアーを以前、ココで紹介しました。ブレントが使用していたワームのカラー、バマ・バグは文字通りアラバマバグの略であり、チャンピオンシップが行われたアラバマのご当地カラーとでも言えるでしょう。具体的にはグリパンがトップ、ジュンバグがベリーとなっています。ボクの大好きな2色をコンボしたカラーでもあり、どっちを使おうか悩むときにはピッタリです。そのバマバグカラーがズームからも発売されたようです。ズームに限らず多くのワームメーカーは、メーカーが作り出すオリジナルのカラーをパクるというか採用する傾向にあり、これを機会に各メーカーがバマバグカラーを売り出せば今年のヒットカラーになること間違いなしです。

ワームのカラー その1


 日本の釣り人って、ハードルアーは凝ったカラーリングを好む傾向が強いですが、ソフトルアーはカラーにあまりこだわらないですよね。ハードルアーって基本的に見せるよりもリアクションで食わせることが多く、ソフトルアーは止めたりスローに動かして、見せて食わせることが多いと思います。ということは、ソフトルアーにこそカラーにこだわる必要があると思うのです。
 アメリカ人は(すべてとは言いませんが)ソフトルアーのカラーにはかなりこだわります。例えばボクがバックシートで前よりも釣ると、使っているブランド(商品名)よりも、カラーをすごく気にします。同じグリパンでも、濃いとか薄いとか、ラメのカラーや大きさまで同じにしようとします。もちろん、単色系のワームよりも2色3色コンボのカラーを好んだり、ディッピングダイで色付けしたりもよくします。釣り場によって、当たりカラーというかその水色やベイトにマッチしたご当地カラーというものも存在します。アメリカのルアーメーカーはかなり微妙なカラーバリエーションを豊富に用意していますが、日本のメーカーのワームって安っぽいというか、単調で面白みがないですよね。中にはかなりセンスを疑うカラーもあります。もちろん、アメリカにもバークレーのようなカラーセンスゼロのブランドもありますが、アメリカでは不人気です。最近でこそ、プロモーションにお金を掛けて、少し普及してきましたが、まだまだ使っている人は少ないです。
 アメリカ人はソフトルアーを手にしたり、水中に入れて「うまそう(釣れそう)」とよく言いますが、日本人が同じように言うのをあまり耳にしません。この違いって不思議ですよね。