発言には責任を!


 フィッシングショーにもいろいろ紹介されていましたが、今年は日本でもフロッグが流行るらしいです。なんか釣りの世界もファッションのように業界が歩調を合わせて流行を決める時代になったようです。そこで気になったことがあります。かつて、「バス用フロッグはシングルフック」と断言していたはずの某メーカーが、なぜかダブルフックのフロッグをリリース予定しています。昨シーズンにもポッパータイプのダブルフック・フロッグを出していました。あれだけシングルフックの有効性を力説していたはずなのに、わざわざコストの高いダブルフックを使っているのはなぜなんでしょうか? 当時はメディアもこぞって、わざわざダブルフックのフロッグをフッキング率が悪くなるシングルフックへのチューニング方法なんかを紹介していました。今さらダブルフックの方が有効であることに気が付いたんでしょうか? 
 フィッシングショーに出かければよく分かりますが、メディアに登場するトッププロはまるで雲の上の存在です。多くの熱狂的なファンにとって、トッププロの言葉は神の声と同じです。白い物でも黒といえば、黒になってしまいます。自分の言葉に責任を持って、間違いだったと分かれば、素直に間違いを訂正するべきだと思うのですが・・・。それとも、皆さんはとっくに忘れていました?

発言には責任を!」への12件のフィードバック

  1. GRANBASS

    「消費期限切れ」とは面白いことを言いますね。たしかにタダでも要らないルアーってありますもんね。小売店が淘汰されているのは、小売店にもたしかに責任があります。全国どこへ行っても同じような品揃えで、地域的な特色もなければ、ここでしか手に入らないといった商材も情報もオヤジトークもありません。店員は雑誌に書いていることの受け売りで、まともな接客はゼロ。しかも釣りにほとんど行ってません。ならば、消費者は駐車場が広くて、値段が安い量販店に足が向いて当然です。自身の責任なのに、何かをやろうとせず、ぼやいてばかりで、人気ルアーを追いかけ「次は何が売れるの?」と待ってばかり。これで商売といえますかね。

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  2. 横井勇治

    賞味期限切れなら、食えないこともないけど、消費期限切れといいたいモノもありますね(苦笑)
    個人的趣味で、新製品買いと、ワゴン待ち買いを、読まねばなと痛感してます。
    中古屋さんでの評価さえ、新製品並みに、メディアに影響されているのは、困ったモノです。
    けど、ぼろくそにいわれるモノに、いいところを見つける愛も必要とはいいませんが、買う買わないは別に、楽しむ余裕を持っていたいと思ってます。

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  3. oni

    10年、20年先を考える余裕は多分どのメーカーにもないでしょうね。1年乗り切る、長くても3年の計画しかないでしょう。なぜなら流行のサイクルが早すぎて誰も読めないし、釣り場の環境、外的要因は誰もどうなってしまうか予想できません(特にバスは)。
    それゆえ売り逃げに近い販売戦略をとるのでしょう。
    小売店の負担は大きく、淘汰が進んでいますね。資金のあるチェーンストア系でなくては生き残れなくなってきています。この事実こそ、釣り具の販売がビジネスになったことの証明です。物販流通の全ては必ずこの流れをたどっています。残念ながら、釣り好きのお人好しでは、メーカーも小売店も消費者も生き残れないのです。
    消費者が欲しがるものをメーカーが作り、小売店が仕入れる。ならば消費者を煽れば良い。この連鎖から抜け出すのは、消費者、小売店の見る目を養うことしかないでしょう。
    フィッシングショーを見て下さい。ホンモノ志向のメーカーが理想を具現化しても、混雑するブースは相変わらず・・・・でしょ。
    10年売れる商品を作りたくても、消費者がそれを許さないのが現実ですよ。
    売る側と買う側では買う側に決定権があるのです。これがビジネスの基本です。メーカー<小売店<消費者なのです。

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  4. GRANBASS

    釣り具企業が従業員の生活を真に守るためには、10年後、20年後の経営戦略が必要だと思います。それが、今は目先の利潤ばかり追いかけて、長い目で見れば、自らの首を絞めてしまいました。「来年は誰かが何かを流行らせてくれるに違いない、その流行に乗ればいい」といったその場つなぎで駄作を連発し、ルアーに賞味期限を作ってしまい、賞味期限切れのルアーは、投げ売りしても誰も欲しがらないのが現状です。メーカーは売り逃げで儲かったかもしれませんが、小売店はたまりません。作りっぱなし、売りっぱなしで、その後のケアはゼロ。中にはテストもほとんどせず、作った本人すら使っているのをほとんど見たことがないというルアーまであります。無責任にもほどがあります。10年後、20年後でも使いたい、使える、売れるルアーを作る方向転換をしないと、この業界は終わります。小売店は悲鳴をあげています。

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  5. oni

    釣り具企業はとは読んで字のごとく「企業」であるため、利潤の追求が最大かつ究極の目的です。それゆえ、その達成のためにあーでもないこーでもないと策をめぐらす(それがどんなにくだらない内容でも)ことを、安易に責める事は出来ません。良くも悪くも釣り具業界(特にバス関連)はあのブームを経て大きく成長し、立派なビジネスになってしまったのです。今までは釣り好きのお人好しばかりだったのが、様々なマーケティング手法が持ち込まれて、成すすべなく「流行りものの大量消費」へと流されてしまったのです。M社やEG社の宣伝手法はウブな釣り人には刺激たっぷりだったというわけです。
    雑誌もバス専門4誌中、3誌は釣り具業界とは無縁の出版社で、「商売になるから」入ってきたわけでしょう。しかし販売数はその後発雑誌がダントツです。
    ならば、業界は利潤を上げるため、従業員の生活を守るためには、その影響力に乗るしかないでしょう?だから、消費者が全てを握っているんですよ。
    バスフィッシングを文化として根付かせるのも、釣り場を守るのも、釣り業界ではなく、釣り人なんです。
    しょーもない商品は買わなきゃいい。くだらんメディアは読まない、見ない。法令順守を要求する。どんどんやれば企業は方針を転換せざるを得ませんからね。

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  6. GRANBASS

    サンデーアングラー様 業界のご意見番なんて、ボクはそんな器ではありません。ブログで言いたいことを遠慮なく書いているだけです。ただ、”嫌い、憎い”という感情ではなく、バスフィッシング愛が強いがゆえのことなので、匿名ではなく堂々と顔をさらしています。今後も共感できることや意見があれば、コメントいただければ、嬉しいです。

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  7. サンデーアングラー

    ふと辿り着いた前田さんのブログ。
    僕は長年バス釣りに携わってますが、前田さんや、ここでコメントしてくれてる方々のような、真の釣り人がいてくれる事にほんとに感謝したいです。
    ここ5年ほど、バス関連の雑誌は見る気すらしません。独占禁止法に触れそうな勢いの某有名メーカーHPも、たまに覗くと吐き気がします。だったら見るなよって怒られますから、もう見ないことにしました。
    前田さん、ご苦労もあるかと思いますが、これからも業界のご意見番として多方面でのご活躍を期待しています。ここを知ってからまだ日が浅いんですが、前田さんの大ファンになってしまいました^^ 

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  8. GRANBASS

    フィッシングショーの入場者数が前年度よりも多かったぐらいで、業界関係者は喜んでいましたが、正直、今年のショーを見て、日本のバスフィッシング業界の終焉を感じました。無責任な新製品を連発し、今やネタ切れ、戦略なしの状態です。メディアも悪いですが、それに乗って何でも言われるがままに仕入れたショップにも責任がありますね。10年後、20年後に生き残るルアーはいくつあるんでしょうか?

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  9. oni

    まぁ、最近のプロの発言は「これしか釣れない」「これが究極」「最終進化形」などの大仰な謳い文句か、横文字連発の意味不明な発言が多く、うんざりですな。
    でも、でもですよ。需要があるから発言する、メディアも取り上げるわけで。
    バスフィッシング業界を左右するのはプロではなく消費者です。消費者こそがすべての鍵を握っていることは物販の世界では当たり前のことなのに、なぜバスの世界ではそれができないのでしょうか。
    業界やプロを厳しい目で見ることは大事ですが、なによりも消費者自らの意識を改革することが先決ですよ。

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  10. すぷろ

    わかります。基本的に遊びなんやし、あーでもないこーでもないと考える楽しみ方は色々やと思いますけど・・・それを言葉にするとそこからは魂が宿ると思います。自然が相手の遊びやからこそ、影響力のある人は謙虚さとかマインドとか責任とか必要以上にバス持って誇示する時間を減らす余裕とかをもっと持って欲しい。ほんまにやるせない気分になります。

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  11. うごうご

    はじめまして。
    この業界、何とかならんものでしょうか?ふぅ・・
    せめてもう訳分からんメーカーに金落とすのは止めましょ。

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  12. こうたり

    いつまでも、いつまでもスレる事無く、メーカーの謳い文句を信じて買い物を続ける思考停止ユーザーがこの業界を支えているのも事実。
    自分は生暖かい目で見てますw

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