日別アーカイブ: 2007年2月2日

アメリカのニュートレンド


 ブレイクモア社のロード・ランナーを代表とするブレード付きスイミングジグのことをカテゴリー分けするとすれば、なんと呼べばいいんでしょうか? ロードランナーはホースヘッドジグなんて呼び方をする場合もありますが、最近のタイプはホースヘッドと総称するのは無理があります。スピンジグ? ジグスピン? スイミングスピンジグ? どれもしっくりきませんが、ここではスピンジグと呼ばせて下さい。
Fishhead_1 Rischoolgirl ロード・ランナーはもともとはクラッピーを釣るルアーとして普及していたのですが、アーロン・マーテンスがクラシックで橋脚攻略に使って有名となり、スピンジグはバスフィッシング業界でも注目されるようになりました。その後、ボールベアリングスイベルにビッグフック仕様のスウォーミング・ホーネットのフィッシュヘッドスピン、リアクション・イノベーションズのスクールガールなどがトーナメンターたちの間で広く使われるようになりました。スピンジグは中層にサスペンドするスポッツをスピーディに探るには有効なルアーで、今後さらに普及すると思われます。
 アメリカのトレンドに敏感なノリーズブランドからもプロリグスピンが発売されましたが、他のメーカーが後追いしなかったせいか、日本では流行りませんね。日本にはスポッツはいませんが、リザーバーなどでは出番があると思います。個人的にはテールスピンジグより使いやすくて好きなんですが・・・。
Rollin_runner  元祖のブレイクモア社からも2007年にはアーロン・マーテンスモデルとランディー・ハウエルモデルのボールベアリングスイベル仕様のローリング・ランナーを発売する予定です。外観は同じで、アーロン・マーテンスモデルはがまかつフック仕様、ランディー・ハウエルモデルはダイイチフック(レッドフック)仕様となっているそうです。HPにはまだアップされていません。
Ditch_witch  そして、今度はバックアイ・ルアーズからはトム・マンJr.デザインのディッチ・ブレードが発売されました。ディッチ・ブレードの特徴はカウンターウェイトがワイヤー部に取り付けられており、浮き上がりを抑え、よりディープを探ることが可能ということです。時にはボトムをズル引くことも可能でしょう。外観はブサイクですが、根掛かりを抑え、ボトムでの姿勢を安定させる理にかなったデザインですね。
http://www.buckeyelures.com/ditch_blade.shtml