日別アーカイブ: 2007年2月12日

日本釣用品工業会に物申す


Jaftma  先日、横浜までフィッシングショーに行ってきましたが、フィッシングショーの主催でもある日本釣用品工業会が下部組織の知的財産委員会としてブースを出していました。完全な偽物(フェイク)からポップXやポップMAXのフルコピー商品、グリフォンをアレンジしたグリフターなどを展示して、「パクリ商品は買わないで」という啓蒙をしていました。オリジナリティーは尊重するべきだと思いますし、安易なコピーやパクリは大嫌いです。ただ、今回の展示には少し疑問を感じました。
 まず、偽物&パクリとアレンジは違うと思うのです。日本の釣り業界なんて、何か手本となるオリジナルをアレンジしたようなものや流行商品の後追いばかりです。どこまでをコピー、どこまでをアレンジとするかは微妙です。一般には一流メーカーはパクッてもアレンジ(インスパイアとかリファインと表現)と認められ、三流メーカーはアレンジしてもパクリと言われる傾向にあります。グリフターのようなアレンジ商品をパクリと定義するなら、業界自身がもっと反省して戒めるべきではないでしょうか? 
 もう一つ、「パクリ商品は買わないで」というなら、なぜ、日本釣用品工業界はダミキ・ジャパンのフィッシングショー出展を許可したのでしょうか? 韓国のメーカー、ダミキはこれまで数多くの人気ルアーをパクってきたクソメーカーです。ホームページのトップにはロッドを口にくわえて、間抜け面でポーズするバカ丸出しの行為までも猿マネする無能っぷりです。はっきり言って日本の業界にとって100%不利益な存在です。今回の出展はダミキの本格的な日本進出を業界が歓迎したという意味です。知的財産委員会の主旨とは明らかに矛盾します。日本釣用品工業会の理事まで務める各ルアーメーカーは、「こんなコピーメーカーが出展するなら、うちは遠慮しますわ」となぜ言えないのでしょうか。今回のダミキ・ジャパンの出展は非常に残念です。

 ダミキのHPは下記ですので、興味がある方は見て感想をお聞かせください。
http://www.damiki.co.kr/

ワームのカラー その4


Imgp2001_1  最近、アメリカ西海岸で流行っているカラーにロボワームのM.M.Ⅲがあります。M.M.とはマルガリータ・ミューティレイター(Margarita Mutilator)というロボワームのカラー名の略称です。マルガリータ・ミューティレイターの意味をアメリカ人に訊いたことがありますが、分からないと言われました。だから、ボクはまだ意味が分からないままです。誰か知っている人がいれば教えてください。
Imgp2005  M.M.Ⅲはトップが透明感のあるパープルに極小の赤ラメを入れ、コアにブルーパール、ベリーに不透明なチョコレートを使っています。見る角度や順光・逆光によって、光の屈折でさまざまなカラーに変化します。このカラーは特にストレート系のワームで人気で、カリフォルニア・デルタのようなマッディーウォーターから、レイク・ミードのようなクリアウォーターまで、不思議とよく釣れます。
 ロボワームはこれまでも、アーロンズ・マジックやフォークスタッド・スペシャルといったプロの名前が付いた名作カラーも生みだしてきました。ロボワームのカラーセンスは、数々の流行を作り、多くのメーカーに影響を及ぼしました。今後、多くのメーカーがM.M.Ⅲカラーを作り出すことでしょう。

さすがアメリカ


Mrcrappie  最近の日本ではなかなか入れ食いって状況に恵まれませんが、昔は「入れ食いで100匹ぐらい釣れた」なんてよく耳にしました。ところが、本当に100匹数えるのはかなり難しく、かなりの入れ食いと感じても実際は50匹ぐらいしか釣れていないことがほとんどです。100匹釣るのはかなり忙しくて、実際には数えてられません。アメリカには便利なものがあります。Mr.クラッピーのフィッシュ・カウンターはクラッピーフィッシング用の小物で、文字通り釣った魚をカウントするものです。わざわざ、こんなもの必要?と思うかもしれませんが、アメリカでは魚種によってキープできるリミット数が決まっていて、リミットを超える匹数をキープしてしまうと、罰金を払わされることだってあります。それだけに現在、何匹キープしているかは、慎重にならなければならないというわけです。
 話は変わりますが、バスならリミットがだいたい5本で、ライブウェルに1人5匹までしかキープできない場合がほとんどです。釣ったバスを根こそぎキープして、最後にネットに突っ込んで”大漁水揚げ”なんてバカな写真を撮ることはアメリカでは罰金ものの行為ですよ。