月別アーカイブ: 2007年2月
100万ドルを釣り上げろ
ケンタッキーバーボン・ウィスキーの人気ブランド、アーリータイムズが”Reel In One Million Dollars”という面白いプロモーション企画をしています。2月1日から3月31日までの期間中に同社の公式フォームでエントリーすると、抽選で一人、ケンタッキー州在住のB.A.S.S.エリートプロ、ケヴィン・ワースと5月12日にジョージア州レイク・レニアで釣りができるというものです。レイク・レニアまでの移動経費、現地2泊のホテル代もアーリータイムズ社が負担します。ここまでは、よくある話ですが、今回の企画はそれだけではありません。レイク・レニアには事前に25匹のタグ付きのバスを放流し、5月12日当日のみ、当選者またはケヴィン・ワースがタグ付きのバスをキャッチできた場合は、さまざまなビックリ特典がもらえるというのです。25匹のうちの1匹はなんと100万ドル(約1億2000万円)の懸賞が掛かっているというのです。広い湖でタグ付きのバスを釣るのは非常に確率が低いですが、非常に夢のある企画だと思いませんか? ケヴィン・ワースは地味な存在で、日本では無名ですが、クラシックに毎年顔を出す安定した成績を残すプロです。意外に陽気な性格で、ファンサービスも熱心で、この企画にはピッタリな感じです。
ずいぶん前ですが、USダイワがミリオネアのリールを発売した際に、「ミリオネアでワールドレコードのバスを釣ったら100万ドルをプレゼント」という企画がありました。もちろん、ワールドレコードは出ませんでしたが、当時は大きな話題になったのを思い出しました。
[”Reel In One Million Dollars”25匹のタグの懸賞の中身]
1匹:100万ドル+フェンウィックロッド、アブリール、ライン&ベイト3年分
1匹:トライトンバスボート
2匹:750ドル分のピュアフィッシング製タックル商品券
2匹:500ドル分のピュアフィッシング製タックル商品券
2匹:250ドル分のピュアフィッシング製タックル商品券
17匹:100ドル分のピュアフィッシング製タックル商品券
www.teamearlytimes.com/million.
こんなものまで
ICASTのベストニュープロダクトといえば、2004年にラッキー・クラフト社のライブ・ポインターが選ばれましたが、このライブポインターのアイデアをマネしたルアーが登場しました。チャレンジャー・ルアーズ社のLYNXミノーは、顔はいかにもメイドインチャイナですが、明らかにライブポインターを意識しています。
ベスト・ニュープロダクトに選ばれたから「いいルアーに違いない」と思ってマネしたんでしょうか? 考えが安易というか甘いです。釣りを知らないブランドがルアーを作る典型的な失敗ですね。
http://www.challengerlures.com/LYNX.html
いい仕事してます
ファインド・バス社のスティック・セーバーはワッキーリグによる身切れ防止熱収縮チューブです。日本にもワッキーチューブという名でアクティブさんが販売していますが、ワッキーチューブは熱収縮チューブそのままで、ホームセンターや100均ショップに行けば、はるかに安く手に入ります。スティック・セーバーは1個1個カットされていて、フックを通す穴までご丁寧に空いています。これなら、フックを縦刺し、横刺しどちらでも可能です。こちらの方がはるかにいい仕事をしていると言えます。これで25本入り2.49ドルですから、安いのではないでしょうか? これなら、お金出してでも買う気がします。アクティブさんも見習ってほしいです。
http://www.findbass.com/~findbass/osCommerce/catalog/index.php/cPath/55
ニュープロダクトオブザイヤー
ラスベガスで毎年行われているICASTショーでは、出展社の新製品の中からハードルアー、ソフトルアー、ターミナルタックルなどのジャンル別にベストニュープロダクト賞を発表しています。選考基準はイマイチあいまいですが、なかなか面白い企画だと思います。日本のフィッシングショーにはそういった賞がないので、ボクが独断と偏見で2007年のベストニュープロダクト賞を決定しました。それはフィッシュ・アローのフライング・ジャックです。ショーに行っていない人も多いと思いますので、説明しますと水面を飛び跳ねて逃げる小魚を演出するという、今までまったく無かったタイプのルアーです。バスに追われた小魚が水面をピョンピョンと跳ねるシーンは、よく見かける光景です。フライングジャックは独特のジョイント形状とヒレのおかげで、水面をピョンピョンと跳ねるそうです。変わり映えしないありきたりの商品が多かった今年のショーの中で、唯一新しい斬新なアイデアだったと思います。よく釣れる、とかではなく、純粋に「これで釣ってみたい」と思わせるルアーだと思います。できれば、ルアーが空中に飛んでいる瞬間にバイトさせてみたいです。釣りキチ三平の漫画に出てきそうな、空中バイトシーンは、釣り人なら一度は夢見る光景ではないでしょうか? 発売されるのが楽しみです。
リーチとカーリーテールのハイブリッド
ミスターツイスター社のGグラブはリーチとカーリーテールのハイブリッドのようなグラブです。ボディー全体のフィンが水流を受けて、よりナチュラルにスローリトリーブでもクネクネと泳ぎます。テール先端部にはラトルが装着できるポケットも付いています。HPには動画もあり、水中映像にはかなりそそられます。ジグヘッドリグによるスイミング以外にもスピナーベイトやラバージグのトレーラーにも良さそうです。サイズは3インチと4インチがあります。
http://www.mepps.com/mistertwister/library/lures/productinfo.asp?ID=692&Origin=Lures&Uniq=119
ズームの新作クロー
アメリカのニュートレンド
ブレイクモア社のロード・ランナーを代表とするブレード付きスイミングジグのことをカテゴリー分けするとすれば、なんと呼べばいいんでしょうか? ロードランナーはホースヘッドジグなんて呼び方をする場合もありますが、最近のタイプはホースヘッドと総称するのは無理があります。スピンジグ? ジグスピン? スイミングスピンジグ? どれもしっくりきませんが、ここではスピンジグと呼ばせて下さい。
ロード・ランナーはもともとはクラッピーを釣るルアーとして普及していたのですが、アーロン・マーテンスがクラシックで橋脚攻略に使って有名となり、スピンジグはバスフィッシング業界でも注目されるようになりました。その後、ボールベアリングスイベルにビッグフック仕様のスウォーミング・ホーネットのフィッシュヘッドスピン、リアクション・イノベーションズのスクールガールなどがトーナメンターたちの間で広く使われるようになりました。スピンジグは中層にサスペンドするスポッツをスピーディに探るには有効なルアーで、今後さらに普及すると思われます。
アメリカのトレンドに敏感なノリーズブランドからもプロリグスピンが発売されましたが、他のメーカーが後追いしなかったせいか、日本では流行りませんね。日本にはスポッツはいませんが、リザーバーなどでは出番があると思います。個人的にはテールスピンジグより使いやすくて好きなんですが・・・。
元祖のブレイクモア社からも2007年にはアーロン・マーテンスモデルとランディー・ハウエルモデルのボールベアリングスイベル仕様のローリング・ランナーを発売する予定です。外観は同じで、アーロン・マーテンスモデルはがまかつフック仕様、ランディー・ハウエルモデルはダイイチフック(レッドフック)仕様となっているそうです。HPにはまだアップされていません。
そして、今度はバックアイ・ルアーズからはトム・マンJr.デザインのディッチ・ブレードが発売されました。ディッチ・ブレードの特徴はカウンターウェイトがワイヤー部に取り付けられており、浮き上がりを抑え、よりディープを探ることが可能ということです。時にはボトムをズル引くことも可能でしょう。外観はブサイクですが、根掛かりを抑え、ボトムでの姿勢を安定させる理にかなったデザインですね。
http://www.buckeyelures.com/ditch_blade.shtml
今年流行るかも
バックアイ・ルアーズのモップジグは2006年のエリートシリーズ・クラークヒル戦でデイビー・ハイトが優勝した際に使っていたことで話題となりました。このジグの最大の特徴は通常のリビングラバーと違い、さらに太いヘビーゲージ・リビングラバーを使ってハンドタイイングしている点です。ありそうでなかったジグですが、ラバー1本1本が太い分、水流の抵抗も受けやすい分、水押し効果も高いのは容易に想像がつきます。底をズル引くとまさにモップのようなので、モップジグという名を付けたそうですが、なかなかセンスがあるネーミングだと思います。
日本では「ジグといえばファインラバー」というぐらい、ファインラバーのジグしか売れない時代がありました。今もまだその傾向は強いですが、最近はシリコンラバーのジグも見直され始めました。シリコンラバーはカラーが豊富なのでトレーラーとのカラーマッチングがしやすいですが、リビングラバーには高い浮力があります。今後、日本でも太いリビングラバーが見直されることがあるでしょうか?
http://www.buckeyelures.com/mop_jig.shtml



