ワームのカラー その1


 日本の釣り人って、ハードルアーは凝ったカラーリングを好む傾向が強いですが、ソフトルアーはカラーにあまりこだわらないですよね。ハードルアーって基本的に見せるよりもリアクションで食わせることが多く、ソフトルアーは止めたりスローに動かして、見せて食わせることが多いと思います。ということは、ソフトルアーにこそカラーにこだわる必要があると思うのです。
 アメリカ人は(すべてとは言いませんが)ソフトルアーのカラーにはかなりこだわります。例えばボクがバックシートで前よりも釣ると、使っているブランド(商品名)よりも、カラーをすごく気にします。同じグリパンでも、濃いとか薄いとか、ラメのカラーや大きさまで同じにしようとします。もちろん、単色系のワームよりも2色3色コンボのカラーを好んだり、ディッピングダイで色付けしたりもよくします。釣り場によって、当たりカラーというかその水色やベイトにマッチしたご当地カラーというものも存在します。アメリカのルアーメーカーはかなり微妙なカラーバリエーションを豊富に用意していますが、日本のメーカーのワームって安っぽいというか、単調で面白みがないですよね。中にはかなりセンスを疑うカラーもあります。もちろん、アメリカにもバークレーのようなカラーセンスゼロのブランドもありますが、アメリカでは不人気です。最近でこそ、プロモーションにお金を掛けて、少し普及してきましたが、まだまだ使っている人は少ないです。
 アメリカ人はソフトルアーを手にしたり、水中に入れて「うまそう(釣れそう)」とよく言いますが、日本人が同じように言うのをあまり耳にしません。この違いって不思議ですよね。

ワームのカラー その1」への2件のフィードバック

  1. GRANBASS

    ハンドポアーはインジェクションでは作れないような複雑で微妙なカラーを作り出せるのが魅力ですよね。いくらインジェクション技術が上がっても、ハンドポアードワームにはかないません。日本人はハンドポアードワームの評価が低いですよね。

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  2. シースルー

    ハンドポワードワームを手がけていますが、ここ最近は、単色での依頼がほとんどです。私自身は、プラグ同様こんなカラーで釣れたら楽しいなと思っていろいろなカラーを作りますが、=売れるではありませんので、必然的に売れるカラーだけの製作になってしまいます。オリジナルカラーの製作も行っておりますが、う~んってうならせるカラーを依頼された事もありませんね。もっとワームのカラーにも興味を抱いて欲しいですね。

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