マスキー専用ルアーメーカーのマスキー・イノベーションズから面白いルアーが出ているのを見つけました。セデューサーは形がサミーそっくりですが、サイズがなんと9インチ(約23cm)もあります。こんな巨大ペンシルでもしっかりウォークドッグするみたいです。日本ならシイラにいいかも? それにしてもサミーってよくパクられますよね。ボクが知る限り、もっとも多くのメーカーにコピーされたルアーではないでしょうか? それだけいいルアーっていうことでしょうね。
http://www.muskyinnovations.com/seducer.htm
月別アーカイブ: 2007年1月
開けてビックリ大当たり
また残念なニュース
エドウィン・イーバース、デイブ・ウォラック、”ビッグショー”ことテリー・スクロギンスの3人がヤム・ベイツと契約成立したことが発表されました。ヤムと言えば、ご存じプラドコ傘下のワームブランドですが、いろいろなルアーメーカーの看板スター商品を次々とコピーする、あたかもモノマネオールスターショーのようなブランドです。オリジナリティーゼロ、プライドゼロ、ハイエナ・寄生虫のような最低ブランドです。ただ、お金は持っていますから、今までもゼル・ローランド、アルトン・ジョーンズ、ティム・ホートンと言ったビッグネームをプロスタッフに抱えていました。昨年は特に大型補強はありませんでしたが、今年は一気に3人もプロスタッフが増えることとなりました。仕事(契約)とは言え、YUMのワームをステージで絶賛する人間の神経をボクは疑ってしまいます。「お金さえあれば、ブランドが作れる。アイデアなんかなくても、開発にお金を掛けずに、売れているルアーを安易にコピーして、有名プロスタッフに宣伝させれば売れる」といった最近の流れは残念でなりません。長い目で見れば、業界全体で大きなマイナスだと思います。
特にビックリしたのは、フロリダのレイクでめっぽう強いテリー・スクロギンスです。彼はこれまでずっとズームのプロスタッフでした。正直、ズームのイメージがかなりあります。ズームにとっては、ヤムはもっとも行ってほしくないところだったはずです。
デイブ・ウォラックは若手の成長株の1人です。先日もデイブはヤマハのラッピングボートで今季エリート戦に望むというニュースが入ったばかりでした。2005年シーズンのROYであり、今季も彼のトラックはTOYOTAのラッピング入りタンドラです。デイブもまた特にルアーブランドと公に契約をしていなかったのですが、ボクが知る限り、いつもズームのワームを使っていたような気がします。事実、昨シーズンのメジャー・レイク・ワイリー戦で優勝した際のウィニングルアーはホニートードとフィネスワームでした。やはりズームにとっては痛手と言えます。
エドウィン・イーバースはこれまで特にルアーメーカー、ブランドと個々に契約することはなく、バスプロショップと契約していましたので、ワームメーカーとしては初めての契約となります。
ピアノ線を発見
トゥルータングステンのHPを見ていたら、面白いところに気がつきました。それはラリー・ニクソンモデルのFHエリートシリーズスピナーベイトです。ヘッドはタングステンバレットシンカーをそのまま利用し、「安易な作りやなあ、これで10ドルもするんか」と正直、気にも留めていなかったのですが、なんとワイヤーはピアノ線を使っていることが分かりました。バズベイトにはステンレスワイヤーを使っているので、あえてスピナーベイトにだけより大きなバイブレーションが期待できるピアノ線を選んだことが分かります。やはりプロの間でウォーイーグルが流行っている影響なんでしょう。フックがグラグラ動くのはあまり好きではないですが、今度、手に入れてみたいと思います。
http://www.tru-tungsten.com/
ビッグネームがいっぱい
先日、ルーク・クラウセンがピュアフィッシングと契約成立したとお伝えしましたが、そのルークが 今度はトゥルー・タングステンと契約が成立したというニュースが入りました。トゥルー・タングステンは文字通りタングステン関係のアイテムを出す新しいブランドで、一流どころのプロを次々とプロスタッフに迎えているイケイケぶりが話題です。また、昨年にはピカソルアー社を買収したりと何かと注目のメーカーです。トゥルータングステンはそれぞれのプロスタッフのシグネーチャーモデルを販売しています。アメリカでは最近、流行の販売戦略です。アイクモデルのシェイキーヘッド、マーティー・ストーンモデルのフロリダシンカー、デニー・ブラウワーモデルのフリッピングヘビーウェイト、ピーターTモデルのビーズ&ペグ、ジェイソン・クインモデルのジグ、ラリー・ニクソンモデルのスピナーベイト&バズベイトなどなど。そして、今年、”ハックアタック”モデルのフロッグ用ダブルフックのほか、イッシュモデル、ルーク・クラウセンモデルも登場するということです。トゥルータングステンはいったいどこまでプロスタッフを増やしていくんでしょうか?
スーパーポーク社が売りに出される
ゲーリー・ヤマモトも一時販売していたタドポールなどで有名なスーパーポーク社が現在、売りに出されています。アメリカでは会社自体を売ったり買ったりしてオーナーが変わるのはよくあることで、昨年もジーン・ラルーのオーナーが変わっています。ボクは面倒なのが嫌いなので、ポークよりはワームを使う方が多いのですが、ポークを使うときは、アンクルジョッシュよりもスーパーポークの方が気に入って使っています。さて、スーパーポーク社は誰の手に渡るんでしょうか? 経営が変わって、いろいろ新製品が出ることを期待しています。http://www.superpork.com/index.htm
パカチャンク兄弟三男坊登場
消えたフラッピンホッグ
ゲーリー・ヤマモト社のHPで2007年カタログがPDFでダウンロードができます。特に新製品があるわけではないですが、いろいろ見ていると面白いです。ところで、気になることがあります。昨年、話題となった新製品のフラッピンホッグですが、なぜかカタログに載っていません。シャッドシェイプは載っているのに・・・。しかも同社のオンラインショッピングのページでもフラッピングホッグが消えてなくなっています。不思議に思って、アメリカの有名なネット通販のサイトを見ても、以前は売っていたはずが、ページ自体が消えてなくなっています。実はフラッピングホッグに関してはいろいろな噂がアメリカで流れています。なかでも有力な話は、デザインの一部がズーム社の持つパテントに抵触するというものです。真相は分かりませんが、いずれにせよ、ゲーリー・ヤマモトは現在販売を自粛しているのは確かなようです。カタログのダウンロードは下記サイトへ。http://media.baits.com/
クランクベイトとジグの新たなハイブリッド
ノーマンルアー社からヘッドバンガーという風変わりなジグが発売されました。ヘッド自体は鉛ではなく、プラスチック樹脂でできていて、ラトル入りになっているそうです。ルアー自体はシンキングですが、ヘッド前部はリップのような形状でリトリーブするとさらに潜ろうとするそうです。ヘッドの下部にはワイヤが飛び出していて、そこのバラストウェイトというオモリが付いています。バラストウェイトを上側(ヘッド側)にズラすとワイドアクションに、バラストウェイトを下側にズラすとタイトアクションになるそうです。ちょっとB級な香りがしないでもないですが、安易にチャターもどきを作らずに新たな挑戦をしたノーマンの企業姿勢には共感できます。さずがはノーマンルアーです。