次々と今季バスキャットへ乗り換えするプロのニュースが入りますが、今度はテリー・ブッチャーがレンジャーからバスキャットへ乗り換えると発表されました。これでエリート戦をバスキャットで戦う選手は14人となり、バスキャットによると近々さらに2名の選手との契約を発表する予定だそうです。16人ともなると、バスキャットはエリートの中でも一大勢力となります。残り2名はどんなサプライズなんでしょうか? トライトントB.A.S.S.の契約が来季で切れるという噂がある中、バスキャットがオフィシャルボートになるなんてことがあったりして・・・。
テリー・ブッチャーはオクラホマ州出身のプロで、B.A.S.S.のトレールを回るのは今季で3年目となります。2006年シーズンはランキング44位でフィニッシュしていますが、獲得賞金総額は68,250ドルと全体では赤字ラインの選手です。ただ、今後の活躍は期待できる選手でもあります。
現在分かっているバスキャットメンバーは下記の通りです。
Mike Iaconelli
Marty Stone
John Crews
Terry Butcher
Russ Lane
Mark Tucker
Mark Tyler
James Niggemeyer
Rick Ash
Grant Goldbeck
Doc Merkin
Kotaro Kiriyama
Kevin Short
Jeremy Starks
月別アーカイブ: 2007年1月
どうせ買うならレンジャーがお得??
アメリカのバスフィッシング業界はバブルと言われて久しいですが、バスボートのプロモーション合戦もより過激になっています。メジャークラスのトーナメンターはB.A.S.S.かFLWかという選択によって、トライトンかレンジャーかという踏み絵を踏まされています。また、12月20日のブログでも紹介しましたが、レンジャーボートは独自のレンジャーカッププログラムを実施し、FLW系のさまざまな試合でボーナス特典を設けています。「ボートを買ってトーナメントに出ようと思うなら、レンジャーに乗っていた方が特典があって得だよ」というわけです。2007年のレンジャーカッププログラムは下記の通りです。
●レンジャーカップ2007:レンジャーカップ参加者のみでFLWツアーまたはFLWシリーズのシーズンを通したポイント合算を競い、上位10人に賞金が支払われます。各トーナメントの優勝者がレンジャーカップ参加者の場合はボーナスが支給されます。
●レンジャーカップストレーンシリーズ2007:全20試合すべて、優勝者がレンジャーカップ参加者の場合、レンジャー519VXがフルリグでプレゼントされ、2位、3位の選手がレンジャーカップ参加者の場合、5,000ドルのキャッシュがボーナスとして支払われます。もし、優勝者がレンジャーオーナーでなかった場合は、レンジャーカップ参加者で最も上位の選手に10,000ドルのキャッシュがボーナスとして支払われます。チャンピオンシップでは、上位50位までレンジャーカップ参加者にはボーナスが最高2,5000ドルから1,000ドルまで支払われます。
●レンジャーカップTBF2007:チャンピオンシップで最も上位となったレンジャーカップ参加者はレンジャー519VXがフルリグでプレゼントされます。その他のイベントでもボーナスがあります。
●レンジャーカップBFL2007:各イベントで最も上位のレンジャーカップ参加者はボーナス特典があり、アールアメリカンで最も上位となったプログラム参加者はレンジャー519VXがフルリグでプレゼントされます。
●レンジャーカップTTT2007:各トーナメントで最も上位でフィニッシュしたレンジャーカップ参加者は5,000ドルのキャッシュがボーナスで支払われます。
http://www.rangerboats.com/staticPages/rcup.cfm
ありそうでなかった
ワイヤーベイトやジグ専門のメーカー、リルハスラーからボスという名のダブルフック仕様のスピナーベイトが発売されています。がまかつ製のフロッグ用EWGダブルフックでしょうか? ありそうでなかったのは、やはりモールドが複雑になるからだったのでしょうか? フックが1本より2本の方がフッキング率は上がるような気がしますが、実際はどうなんでしょうか? 根掛かりする率も上がる気がします。確かにオープンウォーター用にデザインと書かれていますが、ボクはトレーラーフックの方が効果があると思います。まあ、ないものを作るという企業姿勢はいいことですが・・・。そういえば、リルハスラーってJTケニーがプロスタッフになっているんですよ。
http://www.lilhustler.com/index.shtml
気になる
バークレーから発売された新しいプレミアム・マーカーブイは、構造がいったいどうなっているんでしょうか? 今までのマーカーよりも高さがあるので、見失いにくく、ロック機構がが付いていて、波にもまれてマーカーが流されることもないそうです。19.99ドルとちょっと高めですが、本当に流されたりしないなら値打ちあるかも。
http://www.berkley-fishing.com/prod.php?k=50511&sk=50510&u=28632207604
去る者いれば、加わる者も
先日、ロバート・リーがバスキャットからレンジャーに移ったと報告しましたが、今度はジョン・クルーズがレンジャーからバスキャットに移ったというニュースが入りました。ジョン・クルーズといえば、まだ20台の若手の筆頭とも言える存在で、ここ数年はFLWとB.A.S.S.の掛け持ち参戦を続けてきた1人です。2006年エリートシリーズもランキング20位でフィニッシュし、クラシック出場を決めています。彼はレンジャーというよりもブルーのヤマハキャップにヤマハのシャツというイメージが強いアングラーでしたが、今季はマーキュリーで転戦することになります。B.A.S.S.エリート一本に絞ったジョンにとってはマーキュリーの方が何かと都合がいいのでしょうか。それにしても今季のエリートはバスキャット乗りが増えましたね。
ゴージャスな2人乗りポンツーン
豪華装備のポンツーンボートを発見しました。フローターでは腰が冷えてしまうし、移動範囲が限られますし、アルミボートは置き場がないという人にはオススメかも。日本の釣り場ではかなり目立ちそうです。この手のポンツーンボートって、パーツがたくさんあって、組み立てがたいへんというイメージがありますが、このシー・イーグル社のフォールドキャットは組み立てが簡単で5分で進水可能というのが魅力です。コンパクトに収納できて、車のトランクに入ります。動画を見ていると、かなり安定しているし、立っても大丈夫そうです。エレキで進むとかなりのスピードです。どんなシャローでもOKなので、流れのある川を下りながら釣りをすると楽しそうです。HPにはかなり長めの動画もあって楽しめます。
http://www.seaeagle.com/FoldCat.aspx?il
もうすぐカエルになります
バスアサシン・ルアー社の新作、ロガー・トードです。2006年のICASTで紹介されていました。これはなかなか興味深いデザインです。イメージとしてはまだシッポが残ったカエルといった感じでしょうか? ピンテールに後足のバズテール、前足のカーリーテールがそれぞれ違うアクションを生み出しそうです。今年個人的に楽しみなバズフロッグ(スイミングフロッグ)として使えそうですし、フリッピングベイトとしても使えそうです。ただ、4インチというサイズがフリッピングには手頃ですが、ノーシンカーでどれくらい飛ぶかが少し心配です。値段が5本入りで3.75ドルと入り数の割に高めです。
http://www.bassassassin.com/index.asp?PageAction=VIEWCATS&Category=201
旗折り動画は削除
1月10日のブログでも紹介したB.A.S.S.のHPでアップされたアイクの旗折り事件の動画ですが、さっそく削除されてしまいました。アイクからクレームが出たのでしょうか? アイクにとってはマイナスイメージですし、みんなに忘れてほしいはずです。それを今頃になって、動画をアップされてはいい気はしません。かわりにアイクのAOYを決めるシーンがアップされています。アイクは人気がある一方、アンチもたくさんいます。もちろん、同じトーナメンターの中にもいます。ずいぶん、以前ですが、アメリカの男性総合雑誌、GQで「10人のもっとも嫌われたアスリート」という特集が組まれ、アイクはなんと6位にランクインしたことがあります。同じ10位内にはバリー・ボンズをはじめとするメジャーリーガーやNBAプレイヤー、プロゴルファー、プロテニスプレイヤーなどそうそうたるメンバーが入っています。惜しくも圏外となった顔ぶれの中にはランディー・ジョンソンもいます。アイクは一流スポーツ選手の仲間入りというわけです。実力があって人気が出れば、それに反感を持つ人が出てくるのは当たり前で、これこそが人気のバロメーターです。アイクのおかげで、バスをキャッチすると雄叫びをあげる選手もチラホラ出てきましたし・・・。今シーズンはアイクはどんな話題を提供してくれるでしょうか?ちなみに記事の中で、アイクに対してコメントしているのは、デニー・ブラウワー、ブレント・チャップマン、バーニー・シュルツです。 GQの記事は下記サイトをご覧下さい。http://men.style.com/gq/features/landing?id=content_4103
ストライクキングからバルサクランク
ストライクキング社の新しい上級ブランド”カスタムショップ”からバルサ製クランクベイトが2タイプ発売されます。ともにサーキッドボードリップを使用し、作りはかなりキレイな感じで す。昨年のICASTでも紹介されていました。フラットシャッドは定番のフラットサイドクランクで、潜行深度は3-5フィート、ステルスシャッドはシャッドラップタイプで、潜行深度は4-6フィートだそうです。
フラットシャッドといえば、ソニー・マクファーランドがトレードマークを持っているのでは、と思ったのですが、問題ないんでしょうか? そういえば、フラットシャッド社のHPが消滅しています。フラットシャッドも日本からの大量注文で、すっかり品質を落として信用を失ってしまいましたが、何かあったのでしょうか?
http://www.strikeking.com/products/2007/index.php
ラパラはベテラン好み
昨年B.A.S.S.メジャー、イーグルマウンテン・レイク戦で優勝したピーターTことピーター・スリベロスがラパラと契約成立したそうです。ラパラのプロスタッフといえば、ラリー・ニクソン、トム・マンJr.、デビッド・フリッツ、バーニー・シュルツ、ケン・クックとベテラン揃いなのが特徴です。ピーターTの参加でさらにその傾向は強くなりました。
ピーターTはこれまでハードベイトのスポンサーはありませんでした。ソフトベイトは長年ズームと契約をしています。正直、ボクはピーターTがラパラと契約と言われてもピンと来ません。というのもピーターTは誰もが認めるワームフィッシャーマンだからです。スピナーベイトを投げているのは見たことがありますが、クランクベイトやジャークベイトを投げているイメージが湧きません。まあ、ピーターTにとってはお金がもらえるわけですから、ありがたい話でしょうが、今回の契約は明らかなミスキャストだと思います。ラパラぐらい潤沢な資金があるメーカーなら、ギリギリでトーナメントを転戦している若手を1人ぐらい応援してもらいたいものです。勝ち組に相乗りの今の業界の傾向は、売れているルアーをコピー合戦しているのと似ている気がします。