日別アーカイブ: 2007年1月23日

ゲーリー・ドビンズに物申す


Dobyns  ゲーリー・ドビンズって知ってますか? 彼はメジャークラスのトーナメントを転戦することはなく、地元のウェスタン、特に北カリフォルニアのレイクを中心に活躍するスーパーロコ・プロアングラーです。ウェスタンではまさに最強といっても過言ではなく、生涯獲得賞金は150万ドルを超え、バスボートはこれまでに40艇近くもらっています。当然、ウェスタン全体のマーケットに大きな影響力を及ぼす存在なのです。ボク自身、彼と釣りをしたことがありますし、彼の強さは認めますが、最近の彼の行動、お騒がせぶりには、ガッカリです。
 彼はリッピングの名手として知られ、以前ラッキー・クラフトのプロスタッフとして契約をしていました。実際、彼はポインターとステイシーを使って、多くの試合で優勝しています。そんな彼が突然、パクリ専門のハイエナメーカー、リバー・トゥー・シーと契約し、彼のシグネーチャーモデルを発売すると発表したのでした。実際、彼はデザインのアドバイスをしたようですが、フタを開ければステイシーとポインターのパクリで、彼は発売前にトンズラして契約を解除して、今度はスプロと契約してしまいました。
 彼はGルーミスを長年使っていましたが、昨年の春、老舗ロッドメーカーのパウエル社と契約し、パウエル社は彼がデザインしたマックスシリーズというバスロッドを発売しました。ところが、先日カリフォルニア州サン・マテオで開催されたISEショーでサプライズがあったそうです。なんとラミグラス社のブースで、ドビンズロッドというブランド名でチャンピオン・エクストリーム・シリーズとチャンピオン・シリーズを発表したのです。
 スポンサーをコロコロ変えるのはいかがなものでしょうか? もちろん、いろいろな事情もあるでしょうし、メーカー側からの一方的な解約もあるかもしれません。ただ、今の彼の行動は結果的に信用を失うだけだと思うのです。ウェスタン出身のスター選手は次々と全米ツアーに参戦し、ウェスタンはゲーリー・ドビンズが君臨する今の状況に、彼も人が変わってしまったのでしょうか? 残念でなりません。

またまた買収話


Genelarew  ジーンラルー・ルアーズ社はボビー・ガーランド・カスタムソフトベイツを買収したと発表しました。ジーン・ラルーといえば、老舗中の老舗メーカーで、初めてBg 塩入りワームを世に送り出したメーカーでもあります。ただ、昨年秋にジーンラルー社は買収され、社名や製品アイテムはそのままで、オーナーが変わったばかりでした。 ボビー・ガーランド・カスタムソフトベイツといえば、あのファットギジットの生みの親、ボビー・ガーランドが創設したメーカーですが、彼は昨年他界し、現在はバス用よりもクラッピー用を中心に商品展開しているメーカーです。ジーン・ラルーは自社工場でワームを製造するメーカーですので、今後はボビー・ガーランドブランド製品も自社で製造し、クラッピーのマーケットを開拓していくつもりのようです。ともに創業者のフルネームを社名にしたのが共通点ですが、フルネームを社名にするのって、ボクには少し違和感があります。まあ、どうでもいい話かもしれませんが、アメリカでは買収話が本当に多くなってきました。

http://www.genelarewlures.com/

http://www.bobbygarlandcustombait.com/index.html