日別アーカイブ: 2007年1月10日

また残念なニュース


 エドウィン・イーバース、デイブ・ウォラック、”ビッグショー”ことテリー・スクロギンスの3人がヤム・ベイツと契約成立したことが発表されました。ヤムと言えば、ご存じプラドコ傘下のワームブランドですが、いろいろなルアーメーカーの看板スター商品を次々とコピーする、あたかもモノマネオールスターショーのようなブランドです。オリジナリティーゼロ、プライドゼロ、ハイエナ・寄生虫のような最低ブランドです。ただ、お金は持っていますから、今までもゼル・ローランド、アルトン・ジョーンズ、ティム・ホートンと言ったビッグネームをプロスタッフに抱えていました。昨年は特に大型補強はありませんでしたが、今年は一気に3人もプロスタッフが増えることとなりました。仕事(契約)とは言え、YUMのワームをステージで絶賛する人間の神経をボクは疑ってしまいます。「お金さえあれば、ブランドが作れる。アイデアなんかなくても、開発にお金を掛けずに、売れているルアーを安易にコピーして、有名プロスタッフに宣伝させれば売れる」といった最近の流れは残念でなりません。長い目で見れば、業界全体で大きなマイナスだと思います。
Terry  特にビックリしたのは、フロリダのレイクでめっぽう強いテリー・スクロギンスです。彼はこれまでずっとズームのプロスタッフでした。正直、ズームのイメージがかなりあります。ズームにとっては、ヤムはもっとも行ってほしくないところだったはずです。
Wolak  デイブ・ウォラックは若手の成長株の1人です。先日もデイブはヤマハのラッピングボートで今季エリート戦に望むというニュースが入ったばかりでした。2005年シーズンのROYであり、今季も彼のトラックはTOYOTAのラッピング入りタンドラです。デイブもまた特にルアーブランドと公に契約をしていなかったのですが、ボクが知る限り、いつもズームのワームを使っていたような気がします。事実、昨シーズンのメジャー・レイク・ワイリー戦で優勝した際のウィニングルアーはホニートードとフィネスワームでした。やはりズームにとっては痛手と言えます。
Evers  エドウィン・イーバースはこれまで特にルアーメーカー、ブランドと個々に契約することはなく、バスプロショップと契約していましたので、ワームメーカーとしては初めての契約となります。

ピアノ線を発見


New_spinner_detail  トゥルータングステンのHPを見ていたら、面白いところに気がつきました。それはラリー・ニクソンモデルのFHエリートシリーズスピナーベイトです。ヘッドはタングステンバレットシンカーをそのまま利用し、「安易な作りやなあ、これで10ドルもするんか」と正直、気にも留めていなかったのですが、なんとワイヤーはピアノ線を使っていることが分かりました。バズベイトにはステンレスワイヤーを使っているので、あえてスピナーベイトにだけより大きなバイブレーションが期待できるピアノ線を選んだことが分かります。やはりプロの間でウォーイーグルが流行っている影響なんでしょう。フックがグラグラ動くのはあまり好きではないですが、今度、手に入れてみたいと思います。
http://www.tru-tungsten.com/

ビッグネームがいっぱい


Head_back_long 先日、ルーク・クラウセンがピュアフィッシングと契約成立したとお伝えしましたが、そのルークがLuke2 今度はトゥルー・タングステンと契約が成立したというニュースが入りました。トゥルー・タングステンは文字通りタングステン関係のアイテムを出す新しいブランドで、一流どころのプロを次々とプロスタッフに迎えているイケイケぶりが話題です。また、昨年にはピカソルアー社を買収したりと何かと注目のメーカーです。トゥルータングステンはそれぞれのプロスタッフのシグネーチャーモデルを販売しています。アメリカでは最近、流行の販売戦略です。アイクモデルのシェイキーヘッド、マーティー・ストーンモデルのフロリダシンカー、デニー・ブラウワーモデルのフリッピングヘビーウェイト、ピーターTモデルのビーズ&ペグ、ジェイソン・クインモデルのジグ、ラリー・ニクソンモデルのスピナーベイト&バズベイトなどなど。そして、今年、”ハックアタック”モデルのフロッグ用ダブルフックのほか、イッシュモデル、ルーク・クラウセンモデルも登場するということです。トゥルータングステンはいったいどこまでプロスタッフを増やしていくんでしょうか?