月別アーカイブ: 2007年1月

グラスエリアもスイスイ


Shear_magic  年々グラスが濃くなっているといわれる琵琶湖ですが、そんなグラスのシャローエリアに進入すると、エレキのペラにグラスが絡まってたいへんです。そんなときに面白そうなアイテムがミスターツイスター社のシェア・マジックです。モーターガイドでもミンコタでも簡単に取り付けが可能で、上下2枚のギザギザの刃がグラスをカットしてペラにグラスが絡みつかないということです。HPには動画があって、かなりヘビーなリリーパッドをボートがスイスイと進んで行きます。ちょっとしらじらしいですが、効果のほどはいかがでしょうか?
http://www.mepps.com/mistertwister/library/lures/productinfo.asp?ID=639&Origin=Lures&Uniq=3430

スティーブ・ケネディーの決断


Kennedy  スティーブ・ケネディーは2006年、もっとも活躍したアングラーでしょう。彼はまさにフィッシングマシーンです。昨シーズン、彼ほど数多くの試合に出場した選手はいません。彼はB.A.S.S.エリートシリーズ全11戦、メジャー全3戦、FLWツアー全6戦&FLWツアーチャンピオンシップ、FLWシリーズの後半2戦に出場しました。ご存じのようにエリートシリーズのAOYレースを2位でフィニッシュし、見事ROYを獲得しただけでなく、FLWツアーではケンタッキーレイク戦を優勝しました。全23試合でトップ10フィニッシュは8回で、ハードなスケジュールながら安定感がありました。
 そんなスティーブ・ケネディーとトヨタとの契約が成立しなかったという残念なニュースが入りました。グレッグ・ハックニーやデイブ・ウォラックのようにトヨタはROYを毎年トヨタのチームに招き入れていました。ところが、トヨタとの契約の条件はトヨタのフルサイズピックアップトラック”タンドラ(ツンドラ)”でツアーをトレールするというものでした。
 実はスティーブは奥さんのジュリアと一緒に40フィートのモーターホームでトレールしています。そして、試合会場から次の試合会場への移動は奥さんが運転して、スティーブはベッドでできる限り睡眠時間をとって、次の試合へ臨んでいました。奥さんのサポートがあったからこそ、彼は過酷な試合スケジュールにもかかわらず、好成績を残し続けることができたわけです。しかし、トヨタと契約するには、これまでのスタイルをやめ、モーテルに宿泊しなければなりません。考えた末、スティーブはトヨタとの契約を諦める決断をしたのでした。スティーブ・ケネディーはレンジャーからのサポートも受けず、昨シーズンと同じレンジャー519VXのキナミベイトのラッピングでエリートを戦うようです。

レイ・スコットに会える


Ray_scott  Mr.BASSこと、レイ・スコットが第一線から退いて久しいですが、それでもレイ・スコットはバス業界のカリスマです。ボク自身、彼のウェイマスターをする昔のB.A.S.S.のビデオを観て、アメリカのトーナメントに憧れたものでした。最近ではクラシックなどにも顔を出して、健在ぶりをアピールしています。そんなレイ・スコットが登場する動画を紹介します。ムスタング・サバイバル社のPFD(パーソナル・フローテーション・デバイス)はB.A.S.S.の公式ライフジャケットにもなっています。HPのレイ・スコットの写真をクリックすると4分以上の動画を見ることができます。彼の独特の口調と「アイム・レイ・スコット」は懐かしいですね。
http://www.mustangsurvival.com/bass/

隠れた名品が爆発の予感 その2


Rattlebait  ヨーズリブランドのラトリンバイブが流行りそうな予感がすると紹介しましたが、このラトリンバイブが以前から注目されていた一つの証拠があります。恥知らずのプラドコ社はパクリシリーズ(エクスキャリバーシリーズ)で、サミーやポインターのそっくりさんを出して日本でも話題となりましたが、ほかにもラトルベイトというラトリンバイブそっくりのルアーを出しています。ジミーほどのフルコピーではありませんが、見比べれば明らかです。安易にラッキークラフト社のLVシリーズをパクるのではなく、ラトリンバイブをパクったあたりは見る目があるというか、したたかです。おそらく、マーケットリサーチがしっかりできていたのか、プロスタッフの誰かが助言したんでしょう。同じくパクリシリーズのゼル・ポップは、言わずもがなのイエローマジックのそっくりさんですね。まあ、プラドコにパクられたら一流ということなんでしょうね。プラドコは次に何をパクるんでしょうか? ボクの本命予想はラッキー・クラフトのRC1.5ですが、バスプロショップとの関係で遠慮するかな。皆さんはどう思います?

隠れた名品が爆発の予感


Rattlnvibetext  ヨ-ズリブランドのラトリンバイブは実はアメリカのトーナメンターの間ではかなり人気のルアーです。ボクがあるトーナメントのプラでジョン・マーレイとブレット・ハイトと釣りをしたときも、2人ともラトリンバイブをキャストしていましたし、偶然かもしれませんが、ボクがキャストするTDバイブよりもはるかにバイトを獲っていて悔しい思いをした覚えがあります。日本で発売されたのはずいぶん昔で、その後ハードコアシリーズのドラムが発売されて、今では日本人はほとんど誰も見向きもしません。そのためラトリンバイブは日本よりもアメリカの方が手に入れやすいぐらいです。日本人は広告や有名なプロが宣伝しているか(実際に使っているかどうかは問題外)に踊らされて、ルアーを客観的に良い悪しの判断ができない典型的な例です。昨年、アメリカでは未発売の”フカシン”カラーが日本で発売されましたが、アンドレは来日の際に、大量に購入していました。
Scottmartin  FLWイースタンシリーズ初戦のレイク・オキチョビー戦が終わったばかりですが、トーナメンター達のシークレットだったラトリンバイブがついにブレイクしそうな予感です。というのも、この試合、2位のウェズリー・ストレイダー、4位のスコット・マーチン、5位のジム・ディラードのトップ5中3人がラトリン・バイブを使っていたとコメントしたからです。もちろん、彼ら以外にもかなり多くのプロがキャストしていたようです。そういえば、昨年のチャターベイトもストレーンシリーズ&FLWツアーのオキチョビー戦での活躍で一気にブレイクしました。日本でも今さら流行ったりして・・・。

ついに発売された小さな秘密兵器


Bullet  ついにアメリカでリアクション・イノベーションズのスクリュードアップ・バレットが発売されました。これはボク自身も、サンプルをもらって去年一年間テストに参加させてもらいました。プラスチック製のフロリダシンカー風のヘッドImgp1931 ですが、これがスゴイんです。もともとは流行のバジング(スイミング)フロッグ用に開発されたものですが、ノーシンカーワーム全般に使えます。今ではこれを使わずにノーシンカーで釣りをするなんて考えられません。とにかく、メリットは数知れずですが、デメリットは何も思い当たりません。今年の大ヒット間違いなしのアイテムです。ボクが感じた具体的なメリットは下記の通りです。日本でも近々発売されると思います。
●ワームのヘッド部が完全に固定され、キャスト&リトリーブを繰り返す釣りでもワームのヘッド部が全くズレません。
●強めのスキッピングでカバーの奥に送り込むような釣りでも、ワームがズレないので、無駄キャストがなくなり、常にバイトチャンスがあります。安心してスキッピングができるので、キャストもバシバシ決まります。
●ワームがズレる心配がないので力一杯キャストができ、遠投ができますので、バイトチャンスが増えます。
●硬いバレット形状のヘッドのおかげで、グラスカバーはもちろん、ブッシュカバーでもすり抜け効果が高く、ワームのヘッド部がズレません。結果、根掛かりが激減します。
●フッキング時にワームのヘッド部がズレることによるすっぽ抜けを防ぐので、フッキング率が上がります。さらにフッキング率の高いストレートシャンクフックを使うことで、さらにキャッチ率が上がります。
●トロロ状のアオミドロが絡みにくく、絡んだとしても水面にワームを軽くたたきつけることで、かんたんに取り除くことができ、結果キャストの回数が増えます。
●ミスバイト後もワームがズレていないので、セカンドバイトのチャンスがあります。
●ワームの消耗が減ります。ヒット後、バスが暴れてもワームが切れて飛んでいかないので、環境にもいいです。
●スクリュード・アップ・バレット装着時でもセンコータイプのワームは水平フォールします。
●ウィードの濃いエリアやブッシュカバーがあるエリアでのキャロライナリグでもワームがズレないので有効です。

バスフィッシングの経済効果


Amistad  テキサス州レイク・アミスタッドは昨シーズン、エリートシリーズの開幕戦が行われ、ESPN2によって全米で放映されたことにより、今もっともホットなバスフィッシングレイクの一つとして知られました。プロたちの間ではアミスタッドに土地を買ってセカンドハウスを建てるのが流行っています。もちろん、今年もエリート戦の開幕戦はアミスタッドで行われます。また、新年早々、TTTのトーナメントが既にアミスタッドで開催されています。
 アミスタッド・ナショナル・リクリエーション・エリア(以下ANRA)のスタッフによると、今年アミスタッドで開催されるトーナメントは大小合わせて84にもなるそうです。毎週平均1.6回トーナメントが行われる計算です。ANRAによると、トーナメント開催の申し込みが多く、時には1日に600艇のボートがトーナメントで浮いたこともあるそうです。今では1度にトーナメントで湖上で出られるボートの数はMAX300艇に制限しているそうです。心配されるのは、釣り人の急増によるプレッシャーの増大ですが、ANRAによると、新たに湖にノン・トーナメントエリアを設けるそうです。
 さて、そこで気になるのがバスフィッシングの経済効果です。アメリカのトーナメントはボーターとノンボーターが乗る2人乗船が基本です。300艇のボートが浮かぶと600人が参戦していることになります。家族や友人が観戦のためだけに訪れる場合もあります。もちろん、ファンフィッシングで訪れる人もいます。デル・リオ市のコンベンション&ビジター課によると、今年の経済効果は約3000万ドル以上と試算しています。アメリカのトーナメントはお金が掛かります。湖のアクセスフィー(駐車代や釣り券みたいなもの)のほか、モーテル等に泊まり、ガソリンスタンドやコンビニ・レストラン等でお金を落としていきます。トーナメントの前にプラクティスで訪れたりもしますから、大きな試合では1週間以上滞在するのも当たり前です。ちなみに1人のアングラーが1日に落とす金額は平均145ドルなんだそうです。だからこそ、アメリカではバスフィッシングが認知さえ、多くのスポンサーが現れ、自治体はトーナメント誘致に積極的なのです。
 汚い言い方かもしれませんが、世の中、金です。日本のバスフィッシングももっと、釣り場周辺の地元に目に見える形でお金を落としていれば、今のような後ろ指を指されずに済んだんでしょうが・・・。騒音とゴミばかり残して帰っては、嫌われても仕方がありませんね。
「ニュース・ソース」
http://www.swtexaslive.com/node/3032

酸っぱいのはゴメンです


Riswspanishfly  スイートビーバーはアメリカではセンコー以来のビッグブレイクワームと呼ばれ、数多くのメーカーがコピー商品をこぞって出しました。数を上げればキリがありませんが、一番ビックリしたのはロボワーム社のSOUR PUSS(サワープス)です。
 スイートビーバーの登場はその実績以外にネーミングもセンセーションでした。スイートビーバーのビーバーとはビーバーテールのことではありますが、ビーバーには女性の陰部を指すスラングでもあります。確かにスイートビーバーのボディーは何かを連想させなくもないです。
Spuss  一方のサワープスは直球です。PUSSとはプッ●ーを連想させる言葉でもあり、スイートビーバーへの挑発丸出しの商品です。ロボワームといえば、ハンドポアワーム(正確にはマシーンポア)の代表格として、実績と人気を確固たるものにしているメーカーです。実際、本当によく釣れますし、西海岸ではロボワームはなくてはならないメーカーといえます。そのロボワームが突然、インジェクションタイプのワームの開発も始め、サワープスを始めとする3タイプのワームを発売しました。なかなか凝ったデザインとカラーリングで、さすがはロボワーム社といった感じですが、ボクとしては正直、ロボワームにはハンドポア一筋でやってほしかったと思います。

スキートに会いに行こう


 来週、いよいよ大阪でフィッシングショーが始まります。このブログを呼んでいる業界関係の方々も大忙しだと思います。ボクはこのフィッシングショーに小学校の頃から、毎年欠かさず出かけています。大学受験の年も行ったほどです。今となっては新製品が楽しみというわけでもないのですが、なんとなく行かずにはいられません。これに行かないと新シーズンは始まらないといった感じです。
Skeet  横浜に出かける方は残念ですが、大阪にはスキート・リースがゲストで来るそうです。もちろん、ラッキー・クラフトの招待です。スキートも初めて来日した頃は、まだまだ無名でしたが、今では日本でもすっかり有名になりました。とはいえ、日本の有名人に比べれば人気はまだまだです。仮にスキートに気が付いても、シャイな日本人は遠巻きにしてすぐ写メール撮ったりしています。でも、せっかくわざわざ遠いアメリカから来ているんですから、どんどんサインを頼んで、一緒に写真を撮ってもらいましょう。去年はジェラルド・スウィンドルやマーティー・ストーンも一緒でしたが、今年は1人なので、話し相手がいないとヒマそうにしているかもしれません。背が高くイケメン系の近寄りがたい雰囲気がありますが、根はすごくいいヤツです。最近はバークレーのCMで裸にもなって、ずいぶんキャラも変わってきました。彼がデザインしたクランクベイト、スキートトラップ(細字ペンも一緒に)を持って行ってサインを頼むと彼も喜ぶんじゃないでしょうか。スキートは来月行われるクラシック出場を決めています。サインのお礼に「クラシックがんばれ!」「AOY獲れ!」と応援しましょう。

これぞアメリカン!


Leposter_lg  アメリカにはビューティー&ザ・バス(美女?とバス)というカレンダーがあって、毎年個人的に楽しみにしていたのですが、2007年になってもいっこうにHPの更新がないので残念に思っていたら、別の面白いカレンダーを見つけてしまいました。こっちはバスにこだわっていませんし、さらにリアリティーからはかけ離れた写真となっています。このバカバカしさがアメリカっぽくて大好きです。
http://www.beautyandthebass.com/index.htm
http://www.fishnchix.com/fchix_index.htm