バスフィッシングの経済効果


Amistad  テキサス州レイク・アミスタッドは昨シーズン、エリートシリーズの開幕戦が行われ、ESPN2によって全米で放映されたことにより、今もっともホットなバスフィッシングレイクの一つとして知られました。プロたちの間ではアミスタッドに土地を買ってセカンドハウスを建てるのが流行っています。もちろん、今年もエリート戦の開幕戦はアミスタッドで行われます。また、新年早々、TTTのトーナメントが既にアミスタッドで開催されています。
 アミスタッド・ナショナル・リクリエーション・エリア(以下ANRA)のスタッフによると、今年アミスタッドで開催されるトーナメントは大小合わせて84にもなるそうです。毎週平均1.6回トーナメントが行われる計算です。ANRAによると、トーナメント開催の申し込みが多く、時には1日に600艇のボートがトーナメントで浮いたこともあるそうです。今では1度にトーナメントで湖上で出られるボートの数はMAX300艇に制限しているそうです。心配されるのは、釣り人の急増によるプレッシャーの増大ですが、ANRAによると、新たに湖にノン・トーナメントエリアを設けるそうです。
 さて、そこで気になるのがバスフィッシングの経済効果です。アメリカのトーナメントはボーターとノンボーターが乗る2人乗船が基本です。300艇のボートが浮かぶと600人が参戦していることになります。家族や友人が観戦のためだけに訪れる場合もあります。もちろん、ファンフィッシングで訪れる人もいます。デル・リオ市のコンベンション&ビジター課によると、今年の経済効果は約3000万ドル以上と試算しています。アメリカのトーナメントはお金が掛かります。湖のアクセスフィー(駐車代や釣り券みたいなもの)のほか、モーテル等に泊まり、ガソリンスタンドやコンビニ・レストラン等でお金を落としていきます。トーナメントの前にプラクティスで訪れたりもしますから、大きな試合では1週間以上滞在するのも当たり前です。ちなみに1人のアングラーが1日に落とす金額は平均145ドルなんだそうです。だからこそ、アメリカではバスフィッシングが認知さえ、多くのスポンサーが現れ、自治体はトーナメント誘致に積極的なのです。
 汚い言い方かもしれませんが、世の中、金です。日本のバスフィッシングももっと、釣り場周辺の地元に目に見える形でお金を落としていれば、今のような後ろ指を指されずに済んだんでしょうが・・・。騒音とゴミばかり残して帰っては、嫌われても仕方がありませんね。
「ニュース・ソース」
http://www.swtexaslive.com/node/3032

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