スティーブ・ケネディーの決断


Kennedy  スティーブ・ケネディーは2006年、もっとも活躍したアングラーでしょう。彼はまさにフィッシングマシーンです。昨シーズン、彼ほど数多くの試合に出場した選手はいません。彼はB.A.S.S.エリートシリーズ全11戦、メジャー全3戦、FLWツアー全6戦&FLWツアーチャンピオンシップ、FLWシリーズの後半2戦に出場しました。ご存じのようにエリートシリーズのAOYレースを2位でフィニッシュし、見事ROYを獲得しただけでなく、FLWツアーではケンタッキーレイク戦を優勝しました。全23試合でトップ10フィニッシュは8回で、ハードなスケジュールながら安定感がありました。
 そんなスティーブ・ケネディーとトヨタとの契約が成立しなかったという残念なニュースが入りました。グレッグ・ハックニーやデイブ・ウォラックのようにトヨタはROYを毎年トヨタのチームに招き入れていました。ところが、トヨタとの契約の条件はトヨタのフルサイズピックアップトラック”タンドラ(ツンドラ)”でツアーをトレールするというものでした。
 実はスティーブは奥さんのジュリアと一緒に40フィートのモーターホームでトレールしています。そして、試合会場から次の試合会場への移動は奥さんが運転して、スティーブはベッドでできる限り睡眠時間をとって、次の試合へ臨んでいました。奥さんのサポートがあったからこそ、彼は過酷な試合スケジュールにもかかわらず、好成績を残し続けることができたわけです。しかし、トヨタと契約するには、これまでのスタイルをやめ、モーテルに宿泊しなければなりません。考えた末、スティーブはトヨタとの契約を諦める決断をしたのでした。スティーブ・ケネディーはレンジャーからのサポートも受けず、昨シーズンと同じレンジャー519VXのキナミベイトのラッピングでエリートを戦うようです。

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