月別アーカイブ: 2012年2月

大阪とフロリダでケリーJ


 フィッシングショー大阪は午前中しか覗くことができませんでしたが、気になったのがラッキークラフトのフラットサイドクランクです。ラッキークラフトでは初?のサーキットボードリップになっています。プラスチック製のフラットサイドクランクは、バルサ製に比べると、特に浮力の差が出やすいのですが、それをどう克服しているのか、興味あります。噂ではエ○モン好きな某プロスタッフの要望で作ったとか・・・。
 名前を聞くのを忘れたか、聞いたのに忘れたか・・・。とにかく、ケリー・ジョーダンのシグネーチャーモデルとして発売されるみたいです。
 会場を離れ、関空からマイアミへ飛び、翌日の晩、レストランで食事をしていると、そこにやってきたのがケリーJら、エリートプロ5人。「なんか偶然だねえ。昨日、スキートと会ったばかりだぜ」なんて話しながら、ケリーJとパチリ。数年前に比べて、二人して太りましたねぇ。

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超ヘビー級パンチングシンカー


P1040763_454x640 レイク・オキチョビー近くのローカルショップで、見慣れないローカルメーカーの2-1/4ozの巨大なタングステンシンカーを見つけました。さすがにこれなら、どんなヘビー級のマットでも突き破れそうです。でも、こんなシンカーを使うと、手首や肘に相当の負担がありそうです。ちょっと興味ありましたが、結局買わずじまいでした。
http://jethrobaits.com/

フロリダ名物?


 今回のオキチョビーでは毎晩バーでみんなで楽しく飲んだのですが、そのビールのお供に毎回注文したのがフィッシュ・ディップというアピタイザーです。
 実はこれ、なんとマレット(ボラ)なんです。ボラだけはどこ行ってもいますね。スペインの海にも大量に浮いていましたし・・・。実はオキチョビーでもボラが跳ねているのを何度か見ました。
 このボラをスモークにして、すり潰し?、クリームチーズやマヨネーズなどを混ぜてパテ状にしたものにレモン汁をかけ、クラッカーをスプーン代わりにすくって一緒に食べます。クセもなく、これがなかなかビールがすすみます。ボラもバカにできません。
 海外に旅行に行く楽しみの一つは、その土地土地の名物料理を食べることです。アメリカって、比較的郷土料理みたいなものが少なくて寂しいですが、それでも探すとあるものです。
 いよいよ今週、バスマスタークラシックが始まります。今年も遊びには行けませんでした。いつか本場ルイジアナののザリガニを食べたいところです。

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One Rod, One Bait, One Legacy


 昨年のシャンプレーン戦の決勝で当たったデイブ・レフィーブレとオキチョビーで再会しました。ボクと親しい人は、シャンプレーンで彼と一悶着あったことをご存知と思いますが、とりあえず和解しています。
 デイブ・レフィーブレはアラバマリグ登場後、いち早く自身のフェイスブックに否定派としてのコメントを投稿し、その後もトーナメントで使用禁止を求める署名運動を始めたりと、まさにAリグ否定派の急先鋒です。先日もFLWのウェブサイトに自身の意見がアップされ、デビッド・ダッドリーと火花を散らしています。
 そんなデイブ・レフィーブレとはAリグに対しては意見が一致し、彼が作ったというTシャツまでもらいました。

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GYCBのフルークタイプベイト


P1040802_640x472 GYCBの新作、Dシャッドを入手しました。このDシャッドは当初、キナミベイツから発売の予定でしたが、なぜかGYCBからの発売に変更されました。
 このDの意味はどこから来たのか不明ですが、ボディーシェイプはスーパーフルークを完全にコピーしています。違うのはスーパーフルークがスプリットテールなのに対して、Dシャッドは背中側が山型、腹側がT字型の1本テールとなっている点です。
 宣伝コピーではスーパーフルークのような左右のダートアクションが可能で、さらにフォール時はシミーアクションをするそうです。
P1040806_640x480 まだ使っていませんが、もし、これが使えるなら、もうスーパーフルークは不要になるかもしれません。正直、スーパーフルークはよくできたワームなんですが、パッケージ内で曲がってクセが付いたものが多く、そのままでは使えないものが多くていつも困っています。その点、このDシャッドはまっすぐキレイに並べて入っています。また、スーパーフルークはパールホワイトが他のカラーに比べて比重が大きくて使いやすく、みんなパールホワイトばかり使っていますが、このDシャッドは全体に重そうです。
 今年は日本でもダブルフルークリグが注目されそうなので、このDシャッドも日本で販売されるかもしれません。
http://www.insideline.net/index.php/feature-soft-plastics/747-the-new-d-shad-what-makes-our-soft-jerkbait-different

モーテル生活 その2


P1040638_640x480 ボクのモーテル選びにとって、ゲスト用のコインランドリーの有無は重要な要素です。コインランドリーがあれば、3日分ぐらいの衣服を用意しておけば事足りるので、荷物の量を大幅に減らすことができます。
 コインランドリーは25セント硬貨(クォーター)を入れて使用するので、ボクはいつもおつりのクォーターはなるべく使わないように貯めていますが、なくてもフロントで両替してくれます。
P1040639_640x480 洗剤は一回分ずつ小さなジップロックに入れて用意して持っていくこともありますが、コインランドリーのあるモーテルなら、洗剤と乾燥機用の柔軟シートを一回分ずつ売っている場合もあります。柔軟シートを使うとふんわりと仕上がり、いい匂いがしておすすめです。ボクは家でもこの柔軟シートを使っています。コストコで売っているので、使ったことがない人は試してみてはいかがですか? 

モーテル生活 その1


 アメリカのトーナメント参戦では1週間以上をモーテルで滞在します。モーテルと言ってもワンフロアのいわゆるモーテルから、全米にチェーンを持つホテルのような立派なものまでいろいろあります。
 最近はネットで簡単に予約ができるようになったので便利になりました。事前に滞在予定のモーテルにタックルウェアハウスなどで通販して送ってもらうことも可能で、日本から持って行く荷物を減らすこともできます。
 ボクのモーテル選びの基準は、少々高くても冷蔵庫&電子レンジが部屋に完備されているか、朝食がしっかりついているか、ゲスト用のコインランドリーがあるかの3点が重要な要素です。最近のモーテルはワイヤレスのネット環境がほぼ間違いなく完備されているので心配ありません。もちろん、ネットは無料でつなぎ放題がほとんどです。
 モーテルにはほとんどプール(ジャグジーも)が付いていますから、海パンを持っていくのもいいですが、トーナメントでは忙しくてそんな余裕はほとんどありません。
P1040547_640x421 冷蔵庫と電子レンジがあれば、ウォールマートなどで飲み物や食べ物をまとめて買えるので、経費を節約することができます。格安のモーテルは朝食が付いていなかったり、付いていたとしてもコーヒーにシリアル程度の簡素なものだけだったりしますが、少しまともなモーテルだと、ジュース、ヨーグルト、ベーコンやソーセージ、ゆで卵やスクランブルドエッグ、オムレツ、ドーナツやトースト、マフィン、ベーグル、ワッフル、オートミール、フルーツなどがあって、しっかり朝食をとることができます。
 さすがに試合中は朝が早いので、食べることができませんが、プラクティス中などは毎朝しっかり栄養をとって出ないと、長丁場なので体が保ちません。

Aリグ回収器


  今回のオキチョビーでは、多くの人と話をしました。有名人だらけでしたが、いつも話題になったのがアラバマリグです。ガンターズヴィル戦以降、初のメジャーな試合だけに、賛否両論、いろいろでした。ただ、一つ確かに言えることはルールでOKになった以上、使わなかったら必ず不利になるということです。
 すでに先月行われたエバースタート・シャスタ戦で1位から5位までが例年のウェイトを大きく上回る驚異的なウェイトでAリグが独占したように、FLWツアー・メジャー戦においても初戦から第3戦まで(ハートウェル、テーブルロック、ビーバー)がAリグが制するだろうと噂されています。すでにローカルの試合では、Aリグが例年の平均的なウィニングウェイトを遙かに上回るウェイトで試合を独占しているようです。また、第5戦のケンタッキーレイク戦、フォレストウッドカップのレイク・レーニアでもAリグが制するかもしれません。果たして、FLWは正しい判断だったのか・・・。

P1040761_640x480_2 実はオキチョビー戦の試合でもボートデッキにAリグが転がっている選手を何人か見ました。トップ10カットしたブライアン・スリフトは何匹かのバスはAリグでキャッチしたそうです。
 ガンターズヴィル戦でトップ10カットして、Aリグでいい思いをしたルーク・クラウセンは比較的肯定派でした。「そのうちスレるから心配要らないよ」とルークは呑気に言っていました。そんな彼のトラックの中には友人に頼んで作ってもらったというAリグ専用のリトリーバーがありました。下のフックがちょうどAリグのワイヤーの股の部分を引っかける仕組みで、根掛かって外れない場合は、ジグヘッドのフックを引き伸ばしてでも回収するというわけです。なかなかよくできた仕組みです。早速ハートウェル戦で投入するようです。さすが、トップレベルのプロはいろいろ考えています。
 日本では無責任に20ポンドクラスの細いラインが推奨されていますが、これだけ市場に溢れたAリグをみんなが根掛かりで湖底に残すとたいへんなことになってしまいます。ただでさえ逆風がきつい琵琶湖でも、バス駆除派の格好のエサになってしまいかねません。自分一人ぐらいって気持ちが命取りとなってしまいます。
 琵琶湖で生活をしているガイドさんこそ、太いラインを使って、根掛かっても確実に回収することを推奨してほしいところです。もちろん、どうせなら、根掛かりしにくいセンター1本バリ仕様をボクは推奨しますが・・・。

注目のフリッパー御用達ロッド


 今回のFLWツアーオープン、レイク・オキチョビー戦は優勝候補筆頭のランドール・サープが唯一の100ポンド超えで初日からトップを守っての完全勝利で幕を閉じました。ランドールは昨年のツアーオープンで2位、昨年のエバースタートで5位、今年のエバースタートで2位と、この時期のオキチョビー戦での安定感は抜群です。まさに、オキチョビーのニューキングの誕生です。
 ランドールはアラバマのアングラーですが、毎年、年末年末はオキチョビーで滞在するみたいで、オキチョビーのクセを完全に見抜いているようです。
 そんなランドールはパンチングを得意としているアングラーですが、そのランドールが最近使っているのがHALO FISHINGというブランドのトワイライトシリーズという名のロッドです。ちなみにこのトワイライトシリーズは7フィート3インチが2機種、7フィート6インチが3機種、7フィート11インチが2機種という、フリッパー御用達ブランドです。
 実は試合前、JTケニーと話をした際にこのパンチングロッドを見せてもらったのですが、かなりよくできたロッドでした。一昔前のアメリカのロッドって、どちらかといえば、重い感じのロッドが多かったですが、最近のアメリカのロッドって、日本のロッドみたいに軽くてシャープなものが増えてきました。
 JTケニーが設計にアドバイスもしたようで、定番の7フィート11インチで、ヘビーアクションとエキストラヘビーアクションがあります。ともに硬すぎず、それでいて軟らかすぎず、重いシンカーでも軽くピッチングしやすいテーパーとなっていました。これって、かなり重要で、硬すぎると遠くのマットを打つのがすごく難しくなります。一つ気になったのはマイクロガイド仕様になっている点です。
 JT曰く、マイクロガイドの方が軟らかいブレイドラインを拾いにくく、感度も高く、ロッドも軽く仕上がるそうです。ちなみに価格は149.99ドルでした。一本欲しかったののですが、ワンピースで持って帰ることができないので今回は諦めました。
http://www.halofishing.com/index.html

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時代遅れ


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 レイク・オキチョビーって、ベジテーションだらけのイメージでしたが、意外に真ん中は広大なオープンウォーターでした。フロリダは山なんてないフラットな土地ですから、場所によってはまさに360度水平線なんて景色になります。まさに海です。
 ショアラインよりに走っても、同じような景色で、山立てに利用できるような目標物が見つかりません。一昔前はここをGPS無しでトーナメントをしていたわけですが、信じられません。帰ってくるだけでもたいへんだったはずです。
P1040622_640x479 実はプラクティスの最終日、ルーク・クラウセンと一緒に釣りに出たのですが、配線の問題でGPSの電源が落ちてしまい、まったく位置関係が分からなくなってしまいました。せっかく釣っても、場所を記録することができません。そんなとき、ルークはスマートフォンのGPSを使ってなんとか場所を把握することができました。今の世の中って便利になったものです。
 試合後、ラーリー・ニクソンと一緒に夕食に出かける機会があったのですが、老眼をかけながらスマートフォンを操ってフェイスブックを見ている姿が印象的でした。60歳を超えても現役バリバリのトーナメンターは、やはりカッコイイです。ボクなんてスマートフォンを持っていないどころか、携帯でメールもまともにできません。