月別アーカイブ: 2012年3月

RC1.5とRTO1.5


P1060103_640x479 昨日、ラッキークラフトのRC1.5がセールになっていると聞いて、大量購入してきました。すでにRC1.5のストックは充分なほどあるのですが、やはり安いと手が伸びます。RC1.5なら、たくさんあっても腐る心配がありません。実はあるラッキークラフト関係者から面白い情報を入手したのも、背中を押されました。
P1060102_640x453 その情報とはRC1.5とRTO1.5はまったく同じではないというものです。定かではありませんでしたが、将来、RC1.5の入手が困難になると思うと、やはり買いだめしておかないと安心できません。RC1.5とRTO1.5は外見では見分けがつきません。ボクが持っているRTO1.5は新色のクローカラーで、内部構造が透けて見えませんので、その違いも今の段階では分かりません。
P1060098_619x640 ただ、両者のウェイトを比較すると面白いことが分かりました。誤差をできるだけ小さくするために、それぞれのボディーのみのウェイトを量ったところ、RC1.5は9.5gだったのに対して、RTO1.5は9.8gありました。RTO1.5は1個しか持っていないのですが、RC1.5は何個量っても9.5gでした。
 たった0.3gと思うかもしれませんが、この違いは結構大きいです。例えば、スチールボールなら直径4mm球が約0.26g、樹脂タンの直径4mm球が約0.39gですから、意図的に何かを変えていないと0.3gの違いは出てきません。
P1060099_640x585 ただ、その違いでアクションやレンジがどう大きく変わったのかは、ボクはまだRTO1.5を投げていませんので分かりません。違いが明確には分からないかもしれませんし、その違いで使い分けが存在するのかどうかも分かりません。とにかく、個人的には非常に興味深い違いを発見できました。大森貴洋さんの意向が反映されているのかもしれません。今度、機会があれば本人に聞いてみたいと思います。

ミサイルベイツ鮮烈デビュー


Ishmonroe4m2z2033 少し遅くなりましたが、今週はいいことがありました。イッシュ・モンローがエリートシリーズ第2戦(レイク・オキチョビー)で見事、優勝しました。2日目が終わった段階で2位に13ポンド5オンスという圧倒的なリードをして、楽勝ムードかと思いましが、3日目が終了した段階で、2位との差がわずか10オンスまで縮まり、しかもその相手がクラシックを制したばかりの”ノリノリ”のクリス・レーンですから、これはダメかもと不安がよぎりましたが、最終日には30ポンド超えで貫禄の勝利でした。
P1060062_640x455 イッシュはジグとパンチングをメインに釣ったみたいですが、そのトレーラーは最近、ボクのブログでも紹介したミサイルベイツのDボムだったそうです。もちろん、カラーはオキチョビーの定番のブラック・ブルー系です。
 パンチングはトラッシュボムのシンカーに5/Oフック、パンチスカートのガスマネーにDボムのブルーザーフラッシュ、いわゆるペネトレーション系のセットだったみたいです。イッシュはスイートビーバーでも5/Oフックを好んで使っていましたが、Dボムはビーバーよりも一回り大きめで5/Oフックにベストマッチなサイズです。
P1060065_640x426 見た目はDボムもビーバー系のように見えますが、Dボムは控えめなソルトのむっちりとしたマテリアルで浮力が高く、スプリットされたテールは薄く、フォール中はむしろパカクロー系のフラッピングアクションをします。リングボディーはバルキーなわりにソフトな感触で重いウェイトごとバスがバイトしても、はき出されにくそうです(あくまでイメージですが・・・)。
 今年はビーバーとDボムを使い分けてみたいと思います。パンチングシーズンが待ち遠しいです。

一歩前進?


 ここ最近、日本のトーナメントシーンでは、いくつかのニュースがボクの耳にも入ってきました。たとえば、JBの試合ではウェイイン時に両手に3本以上のバスを同時に持っての写真撮影が禁止になったそうです。
 ようやく、という感じですが、とにかくいいことです。バスを労る気持ちが少しでもあれば、そんな持ち方をする気にはなりませんが、ルールで禁止にしないといけないのが今の現状です。さすがに琵琶湖のガイドで、そんな恥ずかしい写真をブログ等にアップする人はごく少数になりましたが、まだまだ琵琶湖の各マリーナの釣果ブログは、酷い写真ばかりです。
 また、JBの試合では、突然、アラバマ系リグの使用がOKになったそうです。ただし、フック1本のみという条件付きですが・・・。どういった背景があって、全面禁止だったものがOKになったかは分かりませんが、ついにJBもパンドラの箱を開けてしまいました。
 一方、琵琶湖オープンは昨年の試合では何でもOKだったのが、今年からはフック1本ルールに変更されたそうです。根掛かり等を考えてもフックは絶対に1本にするべきだと思いますが、もし、琵琶湖オープンの事務局が、バスを労るためにフック1本を推奨するなら、その前にウェイインバッグの必携をルールで決めてほしいと思います。バスをランディングネットに入れたり、素手に持って並ぶなんて行為は、駆除大会にしか見えません。

リチウムイオンバッテリー革命元年? その2


 リチウムイオンバッテリーの利点としては、まずはその劇的な軽さが挙げられます。鉛のバッテリーに比べて遙かに軽いので、ボートの大幅な軽量化が図れます。最近のバスボートは4ストやパワーポールなど、重くなる傾向なので、スピードアップや燃費の向上が期待できます。ボートが浮く分、よりシャローウォーターに入っていくことも可能となります。他のボートが入っていけないエリアを釣ることができるのは大きなアドバンテージとなります。
 オンボードチャージャーで充電する方法があまり普及していない日本では、バッテリーを毎回自宅に持って帰って充電する人が多いので、バッテリーが軽くなると持ち運びがずいぶん楽になります。特に最近はバスアングラーの高齢化が進んでいるので、この問題は深刻です。
 日本にはエレキオンリーという特殊な環境の釣り場が多く、そんな場所ではトーナメントで熾烈なスピード合戦が繰り広げられています。バッテリーが劇的に軽くなれば、2機掛けにしてバッテリーをたくさん積んでもスピードアップも期待できます。1個で24Vや36Vのバッテリーもあるので、狭いレンタルボートのスペースを有効に活用することもできます。
 その他、バッテリーの充電が2-3時間ぐらいで可能とか、バッテリーの寿命が長いとか、いろいろ特性がありますが、反面、値段は数倍もします。毎日湖上に出るようなガイドやプロのトーナメンターは元が取れるかもしれませんが、週末アングラーには価格が大きな障壁となってしまいます。
 まだまだリチウムイオンバッテリーはマリン用のディープサイクルバッテリーとしては未知な部分もありますので、今後のテスト報告に注目です。
http://plaza.rakuten.co.jp/fishingtackle/diary/201203200000/

生まれ変わったバグリー その2


 名古屋バスフェスタのオフトブースでは、新生バグリーのバルサB2が展示されていました。パッケージも一新されていましたが、ロゴが一新されて、なんかバグリーっぽくありません。どこの国で作られているのかも表記されていませんでした。これは個人的には非常に気になるところです。
 新しいバルサB2はオールドバグリーのアクションを忠実に再現するよう研究され、1個1個スイムテストがされているようです。オークションでしか買えないオールドバグリーでも1個1個バラツキがあって、”当たり”と呼ばれるものに巡り会えるチャンスはなかなかないそうです。ヤルモ・ラパラ氏とリー・シッソン氏のコンビが、どんなアクションを目指したのか非常に興味深いです。
 新しいバルサB2ですが、ペイントやコーティングのクオリティーはかなりよくできているように見えましたが、なんとなくリー・シッソンのルアーっぽい感じがします。まだ、日本には入荷していませんが、アメリカではすでに販売されているみたいです。早く手に入れて使ってみたいです。

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実演カスタムハンドタイイング


P1040995_640x480 名古屋バスフェスタはインディーズ系ブランドの出展がいろいろあって、個人的に非常に面白いショーでした。特に興味深かったのが”まっつん”こと琵琶湖ガイドの松下雅幸君のブースでした。
 マツラバをお客さんの希望のカラーのスカートで現場で実演ハンドタイイングして販売していました。お客さん一人一人と話をしながらカラーを決めて行く姿が、占い師のブースのようでした。こういう趣向がもっと増えるといいですね。
 アメリカでは、お客さんの希望のカラーでオーダーメイドするジグメーカーやハンドポアードワームメーカーがけっこうあります。また、ハードプラグをリペイントする業者もいろいろあります。それだけ、アメリカの釣り人の方がカラーへのこだわりが強いということですね。

リチウムイオンバッテリー革命元年? その1


Iphone_20120319000928 レイク・オキチョビーのFLWツアーオープンに参戦した際に、デレック・ヤマモトのボートに搭載されたリチウム・イオンバッテリーについて紹介しましたが、今年はこのリチウムイオンバッテリーがいよいよ本格的にマリン業界に進出する元年となりそうです。すでに複数の有名エリートプロやFLWツアープロが導入を始めており、今年のバスマスタークラシックでも数社がブースを出したようです。
 アーロン・マーテンスはLi3社と契約したほか、オット・デフォーはリチウム・プロ社と契約しました。先日の名古屋バスフェスタでは、”エレキの修理屋さん”ブースで、リチウムイオンバッテリーが参考出品(おそらく釣り業界初)され、話題となりました。
http://ereki.blog9.fc2.com/blog-entry-867.html

名古屋バスフェスタの超目玉


P1040992_480x640 名古屋バスフェスタに来ています。今回のショーで、おそらく業界関係者の間で最も注目されたのが、リチウムイオンバッテリーでしょう。エレキの修理屋さんブースで展示中です。写真のバッテリーは1個で24Vあります。バッテリーを2個運ぶ手間が省けます。果たして、実用可能なのかどうか。今後のテストに注目です。

トーナメントの未来の姿 その4


 ネット中継は選手がどんな場所でどんな釣りをしているかを赤裸々に暴露してしまいます。エリート戦は決勝まで進むと計4日間の長丁場です。特定の選手だけがネット中継されると、その選手が仮に強力なパターンを見つけている場合、見せたく映像やヒントを他の選手に見せてしまう(知らせてしまう)ことになりかねません。他の選手は奥さんや友人からその日のネット中継の情報を得ることが可能だからです。
 個人的にネット中継を楽しむつもりだったとしても、その映像がインパクトの強いものであればあるほど、ついつい人に話したくなるのが釣り人の性ってものです。ましてや510位と50位で賞金がゼロと1万ドルの差がある試合では、生活の掛かった選手の奥さんなら、黙っていられないはずです。
 エリートプロがコアングラーを同船させて釣りをしていた頃、コアングラーは基本的には試合中に同船したプロの釣りを他のプロに話してはいけないルールとなっていました。しかしながら、実際はプロはコアングラーと部屋をシェアしていたり、コアングラーは特定のプロと仲がよかったり、またはプロの奥さんや親戚がコアングラーとして出場していたりと、このルールはあってないようなルールでした。そういうトラブルや疑念も一因で、エリートシリーズはコアングラー制度を廃止し、マーシャル制を導入しました。
 ネット中継はこれまで以上により詳しい情報が漏れてしまうために、すべての出場選手に同時に行われない限り、厳密に言えば不公平が必ず起こります。ましてや、日本人のアマケンが日本語でアメリカ人トーナメンターのネット中継をした場合、いらぬ誤解や疑惑の矛先が日本人トーナメンターに向けられるとも限りません。
 ボク個人としてはアマケンが提案するトーナメントの未来形には、非常に興味がありますし、その実行力には敬意を表します。今回のクラシックのツイキャスト中継は非常に楽しませていただきましたし、今後も期待したいですが、問題もいろいろあるように感じました。

ダブルアップリグ


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S7_133419_999_01 ヤムからヤムブレラ・ダブルアップリグが発売されました。スイムベイトだけでなく、クランクベイトやバイブレーション、ポッパーなどのトリプルフック付きのプラグでも、ツインアームで使うことができるというものです。価格は3.99ドルだそうです。
 さすがにポッパーは前のワイヤーが沈んで、うまくアクションしないような気がするんですが・・・。とにかく、バスフィッシングがどんどん、ブサイクでカッコ悪いものになっていきます・・・。残念です。