リチウムイオンバッテリー革命元年? その2


 リチウムイオンバッテリーの利点としては、まずはその劇的な軽さが挙げられます。鉛のバッテリーに比べて遙かに軽いので、ボートの大幅な軽量化が図れます。最近のバスボートは4ストやパワーポールなど、重くなる傾向なので、スピードアップや燃費の向上が期待できます。ボートが浮く分、よりシャローウォーターに入っていくことも可能となります。他のボートが入っていけないエリアを釣ることができるのは大きなアドバンテージとなります。
 オンボードチャージャーで充電する方法があまり普及していない日本では、バッテリーを毎回自宅に持って帰って充電する人が多いので、バッテリーが軽くなると持ち運びがずいぶん楽になります。特に最近はバスアングラーの高齢化が進んでいるので、この問題は深刻です。
 日本にはエレキオンリーという特殊な環境の釣り場が多く、そんな場所ではトーナメントで熾烈なスピード合戦が繰り広げられています。バッテリーが劇的に軽くなれば、2機掛けにしてバッテリーをたくさん積んでもスピードアップも期待できます。1個で24Vや36Vのバッテリーもあるので、狭いレンタルボートのスペースを有効に活用することもできます。
 その他、バッテリーの充電が2-3時間ぐらいで可能とか、バッテリーの寿命が長いとか、いろいろ特性がありますが、反面、値段は数倍もします。毎日湖上に出るようなガイドやプロのトーナメンターは元が取れるかもしれませんが、週末アングラーには価格が大きな障壁となってしまいます。
 まだまだリチウムイオンバッテリーはマリン用のディープサイクルバッテリーとしては未知な部分もありますので、今後のテスト報告に注目です。
http://plaza.rakuten.co.jp/fishingtackle/diary/201203200000/

リチウムイオンバッテリー革命元年? その2」への1件のフィードバック

  1. 佐藤

    確かにリチウムイオンバッテリーは、軽さと言う面では魅力的ですよね、でもまだ信頼性に欠けるのが不安ですよね、ちなみに大森プロもいち早く使用したけどすぐにやめているし、なんとも言えませんよね、でも4ストが重いように書かれていまが、ヤマハに限って言えばSHOはHPDIよりも軽いんですよ、しかもオイルのタンクが無くなるわけだからさらに軽くなります、他のメーカーは知りませんが・・・でも確かにパワーポールのキットを付ければプラスになってしまいますね、でもこのバッテリーは早く安くならないものですかね、僕の使っているバッテリーなんか4個で140kg超えですからね。

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