日別アーカイブ: 2012年2月18日

注目のフリッパー御用達ロッド


 今回のFLWツアーオープン、レイク・オキチョビー戦は優勝候補筆頭のランドール・サープが唯一の100ポンド超えで初日からトップを守っての完全勝利で幕を閉じました。ランドールは昨年のツアーオープンで2位、昨年のエバースタートで5位、今年のエバースタートで2位と、この時期のオキチョビー戦での安定感は抜群です。まさに、オキチョビーのニューキングの誕生です。
 ランドールはアラバマのアングラーですが、毎年、年末年末はオキチョビーで滞在するみたいで、オキチョビーのクセを完全に見抜いているようです。
 そんなランドールはパンチングを得意としているアングラーですが、そのランドールが最近使っているのがHALO FISHINGというブランドのトワイライトシリーズという名のロッドです。ちなみにこのトワイライトシリーズは7フィート3インチが2機種、7フィート6インチが3機種、7フィート11インチが2機種という、フリッパー御用達ブランドです。
 実は試合前、JTケニーと話をした際にこのパンチングロッドを見せてもらったのですが、かなりよくできたロッドでした。一昔前のアメリカのロッドって、どちらかといえば、重い感じのロッドが多かったですが、最近のアメリカのロッドって、日本のロッドみたいに軽くてシャープなものが増えてきました。
 JTケニーが設計にアドバイスもしたようで、定番の7フィート11インチで、ヘビーアクションとエキストラヘビーアクションがあります。ともに硬すぎず、それでいて軟らかすぎず、重いシンカーでも軽くピッチングしやすいテーパーとなっていました。これって、かなり重要で、硬すぎると遠くのマットを打つのがすごく難しくなります。一つ気になったのはマイクロガイド仕様になっている点です。
 JT曰く、マイクロガイドの方が軟らかいブレイドラインを拾いにくく、感度も高く、ロッドも軽く仕上がるそうです。ちなみに価格は149.99ドルでした。一本欲しかったののですが、ワンピースで持って帰ることができないので今回は諦めました。
http://www.halofishing.com/index.html

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時代遅れ


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 レイク・オキチョビーって、ベジテーションだらけのイメージでしたが、意外に真ん中は広大なオープンウォーターでした。フロリダは山なんてないフラットな土地ですから、場所によってはまさに360度水平線なんて景色になります。まさに海です。
 ショアラインよりに走っても、同じような景色で、山立てに利用できるような目標物が見つかりません。一昔前はここをGPS無しでトーナメントをしていたわけですが、信じられません。帰ってくるだけでもたいへんだったはずです。
P1040622_640x479 実はプラクティスの最終日、ルーク・クラウセンと一緒に釣りに出たのですが、配線の問題でGPSの電源が落ちてしまい、まったく位置関係が分からなくなってしまいました。せっかく釣っても、場所を記録することができません。そんなとき、ルークはスマートフォンのGPSを使ってなんとか場所を把握することができました。今の世の中って便利になったものです。
 試合後、ラーリー・ニクソンと一緒に夕食に出かける機会があったのですが、老眼をかけながらスマートフォンを操ってフェイスブックを見ている姿が印象的でした。60歳を超えても現役バリバリのトーナメンターは、やはりカッコイイです。ボクなんてスマートフォンを持っていないどころか、携帯でメールもまともにできません。

怖かった・・・


 試合中のワンショットです。写真では分かりにくいですが、水路の幅はバスボートがすれ違うことができるかどうかギリギリです。そんな水路を10艇以上のバスボートが全快スピードで一列になって走行しています。一台が突然スピードを落とすと、あっという間に玉突き事故を起こしそうな感じでした。正直、怖かったです。

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