月別アーカイブ: 2006年10月

パイルドライバーの工夫


Imgp0564  秦君がプロデュースのパイルドライバーですが、ボクのしている工夫を紹介します。DIYショップで買える熱収縮チューブを使えば、簡単にタングステンネイルシンカーをフックに装着することができます。

Imgp0570  例えば、フルークにセットする場合、遠投が可能で、水平フォールし、より深い層を探ることができます。ラインアイに直結せず、スナップを使うことでベイトの自由度が増し、トゥイッチした際のベイトのダート幅も広がります。ウィードレススイムベイトにセットする場合、より低重心となってアクションが安定するほか、高速リトリーブでも回転しません。スナップを使うことでボディーのロール&ウォブル幅が増幅します。

チャター部門アイデア賞


Ncjgbc  ニコルスと言えば、バス釣り歴10年以上の方なら懐かしいメーカーです。スピナーベイトやラバージグなど、かつては日本でも流行った時期がありました。特にカラーブレードのスピナーベイトは今でもボクにとっては現役です。そのニコルスもチャターもどきを作ってしまいました。名前はチャターボックス(同名のスラッゴータイプのワームがあったような・・・)といいます。他のパクリ系と違って、独自のブレード形状とアイデアが興味深いです。チャターボックスの最大の特徴はブレードを縦向き、横向きに付け替えが可能という点です。ブレードを縦向きにセットすると、アクションはタイトウィグルでファストリトリーブ向き、横向きにセットするとアクションはワイドウォブルとなってスローリトリーブ向きとなるそうです。実際に引っ張ったことはまだないので、イレギュラーダートするのかどうか分かりませんが、アイデアは面白いですね。小さい貧弱なフックに目玉付きヘッドで”日本向きにリファインした”なんていうメーカーよりはよっぽど評価できます。

チャターベイトの真実


Chatter  ラド・ルアーズ社のチャターベイトはアメリカで大ブレイクしました。事の発端はすでにご存じと思いますが、今年1月、レイク・オキチョビーで行われたストレーンシリーズでウィニングルアーとなったことでした。その2週間後に行われたFLWツアーでは、プロもアマもこぞって買いあさり、上位フィニッシュした中にもチャターベイトを投げた人が何人もいたそうです。フロリダのあるショップでは1週間で1000個以上売ったという噂です。その後もチャタ-ベイトは大活躍し、ただのガレージメーカーだったラドルアーズは全米からの注文に追われるようになりました。大流行のきっかけは現代のネット社会がもたらしたものでした。数多くのフォーラムで「チャターベイトって何?」「すごいぞ! チャターベイト」といった話題で持ちきりとなり、ラド・ルアーズ社のホームページが動画を配信していたために、ラド・ルアーズは何ら広告を打つこともなく、またたく間に全米で知られるようになったのでした。当然、ルアーの需要と供給のバランスは崩れ、全米で品薄状態が続き、eBay(アメリカ最大のオークションサイト)では一時、1個100ドルを超えるほどの過熱ぶりでした。その後、ギャンブラー社やベノム社をはじめとするハイエナメーカーは驚くほどのスピードでコピー商品を販売し、慌てたラドルアーズ社もOEM発注で大量生産に成功したのでした。今ではウォールマートからバスプロショップまでどこでも大量に売っており、いつでもどこでも簡単に手に入ります。すでにアメリカでは安売りが始まっています。
 実はチャターベイトはすでに数回マイナーチェンジしています。というか、OEMを繰り返す中で、意図せず微妙にヘッド形状やフックアイの位置が微妙に変化してしまったようです。チャターベイトご自慢のイレギュラーダートは、すっかりおとなしくなってしまい、ほとんど別物になってしまいました。そのためなのか、当初ラド・ルアーズ社のホームページでアップされていたイレギュラーダートアクションの動画はホームページリニューアルと同時に完全に消去されてしまっています。今のチャターベイトは動画のような動きをしません。友人の何人かは「今のチャターベイトは買わない」と言うぐらいです。消去された動画を見たい方は下記オンラインショッピングのサイトをご覧ください。

http://www.usacproshop.net/index.asp?PageAction=VIEWPROD&ProdID=854

 オリジナルのチャターベイトがただ引きで強烈なイレギュラーダートの千鳥足アクションをしたのは、ジグフックの縦アイに直付けされたステンレスブレードが大きくウォブリングすることで鉛のヘッド部に接触して不規則にバランスが崩れるためでした。そのため、ヘッド上部のコーティングはすぐに剥げて鉛部分が彫れるほどでした。最新モデルのチャターベイトでも接触はするのですが、当たりが弱いのか、アクションはかなりおとなしくなってしまいました。
 それでは他のコピー商品はどうかというと、これまた合格点はあげられません。フックアイにブレードを直付けするのは面倒なので、横アイにスプリットリングを介してブレードと繋いでいるのです。そのため、ヘッドとブレードの距離が離れた分、全くイレギュラーダートしない駄作まであります。確かにブルブルと震えるだけでも釣れるでしょうが、それだけでは不十分なのです。どこかオリジナルのチャターベイトを凌ぐルアーを作ってくれないでしょうか?

アナタはBSXを信じますか?


Bsx  今、アメリカのトーナメントシーンで話題となっているマシーンがあります。バイオソニックという名のフィッシュアクティベイターです。このマシーンを簡単に説明すると、音波を発してバスの活性を上げる装置です。6種類の音(ベイトの泳ぐ音や追われる、捕食される音など)とボリュームとインターバルなどが設定可能で、スピーカーから水中に発せられます。KVDやアーロンのトーナメントシャツやラッピングにBSXのロゴを見たことがある人もいるでしょう。何ともいかがわしい装置ですが、この装置がどうやらタダものではなさそうなのです。

Vandam_kevin_0507_classic_day3_fist_bass   この装置が一躍有名になったのは昨年夏のKVDの活躍です。KVDはBSXを使い始めたとたんにエリート50とクラシックを3回連続で優勝してしまったのです。クラシックで2位に甘んじたアーロン・マーティンスはその後初めて使ったUSオープンでいきなりダントツの優勝をしたのでした。アーロンはその後プロスタッフとなりました。
 ボクが初めてBSXを見たのは昨年秋のレイク・シャスタでした。ジョン・マーレイとブレット・ハイトのボートに付いていたのです。約700ドルもする高価なBSXを二人とも実費で購入したというのです。ジョンはアリゾナのロコの試合で優勝し、BSXの効果を実感したと言ってました。ブレットとはシャスタのプラを一緒にしたのですが、残念ながらその効果をボク自身は実感できずでした(シャスタのスポッツはすでにアクティブすぎるぐらいでした)。その後アラバマのチャンピオンシップで濃霧によるスタートディレイの際、ケン・クック(BSXのプロスタッフ)のボートが隣だったので彼からもBSXの効果を聞かされました。それでもまだボクは半信半疑でした。
 今季のエリート開幕前に行われたクラシック(レイクトホ)では、驚くべきルールが発表されました。BSXの使用を禁じたのでした。すべての人が公平でないから(クラシックは全員が用意された同じオフィシャルボートで釣りをします)という理由からでした。その後のエリート&メジャー戦ではBSXの使用は当然認められ、分かっているだけで100人中15人が使っているそうです。そして、多くのプロがその効果を口にしているのです。さすがのボクも興味がわいてきました。
 そしてついにメカオタクのエレキの修理屋さんをそそのかして、購入させてしまいました。琵琶湖で効果が実感できるか、非常に楽しみです。

BSXユーザーと今季のエリート&メジャー戦
KVD(BSXプロスタッフ):年間3位、トップ12フィニッシュ8回
アーロン・マーティンス(BSXプロスタッフ):年間4位、トップ12フィニッシュ3回
ケン・クック(BSXプロスタッフ):年間73位、トップ12フィニッシュ3回
アイク:AOY、優勝1回、トップ12フィニッシュ6回
イッシュ・モンロー: 年間37位、優勝1回、トップ12フィニッシュ2回
ピーターT: 年間19位、優勝1回、トップ12フィニッシュ2回
ケリー・ジョーダン:年間10位、優勝1回、トップ12フィニッシュ5回
ケヴィン・ワース:年間6位、トップ12フィニッシュ3回
ジェラルド・スウィンドル:年間13位、トップ12フィニッシ4回
スキート・リース:年間7位、トップ12フィニッシュ5回
ジョン・クルーズ:年間20位、トップ12フィニッシュ5回
ゲーリー・クライン:年間36位、トップ12フィニッシュ3回
ジョン・マーレイ:年間17位、トップ12フィニッシュ2回
ケニヨン・ヒル:年間42位、トップ12フィニッシュ1回
ジェフ・コーネリア:年間57位、トップ12フィニッシュ1回

http://biosonix.com/index.html

傑作かも


121  最近、何か面白いものないかな?とネットを見ていて、久しぶりに「これはスゴイ」というものに出会いました。名前はバレットボバー、要は中通しウキなんですが、独特の形状がラインを引くたびに左右にジグザグに動く仕組みになっています。ちょうどウィンドサーフィンの要領です。そして、ロッドを軽くしゃくってやることで、バレットボバーを反転させれば、思い通りに方向転換させることができるのです(ここがスゴイ)。

 日本でもスライドジャックやDEPSのキラーコンパスといったヨコヨコ動きするルアーはありますが、アイの位置を変えない限り、右泳ぎまたは左泳ぎしかさせることができません。バレットボバーはウキなので、ジグヘッドリグのワームなんかをセットすれば、完全に一定層をキープしながら、左右に大きくジグザグ蛇行するミドストが可能というわけです。考えただけで釣れそうです。ホームページには動画もあるので、動きを実際に見ることができます。大きさもいろいろあるようです。どこか輸入してくれませんか? ボクは間違いなく買いますよ。

http://www.bulletbobber.com/

ジグの進化形


Ic06_megastrike  メガストライク社の新製品、エヴォリューション・ジグが2006年のICASTのベスト・ニュー・ハードルアー・アワードを受賞しました。スカートをとると、ちょっとヤバイ形状のヘッドになっています。フットボールヘッドの底での安定性にすり抜け効果をプラスしたのが狙いのようです。また、結果としてヘッド底部を支点とするシーソー効果でわずかなラインテンションの変化(張って緩めて)でもトレーラーが一点で上下に動き、ちょうどザリガニがハサミを持ち上げるようなアクションでバスを誘うことができます。フォール姿勢は水平でした。まだ発売はされていないようですが、なかなか面白いジグだと思います。

http://www.megastrike.com/

バッド・マザー・ファ●●ー!?


Jtk  アメリカではストレートシャンクフック回帰の傾向があります。特に大きなシンカーに小さなワームを使うマットフリッピング(パンチング)ではシンカーが邪魔をして、オフセットフックではシンカーとフックポイントが一直線となってフッキング時のすっぽ抜けが多発します。以前、FLWで活躍するフリッパー、JTケニーから教えてもらったスネリングという方法を、ロドリやバサーの別冊・裏技本にも紹介しましたが、要はアイにラインを結ばず、アイにラインを通して、シャンクに内掛けまたは外掛け結びすることで、フッキング時にフックポイントが起き上がってすっぽ抜けを防ぎ、フッキング率を上げるというテクニックです。最新号のバスワールドのイマカツ先生によると”スコーピオンフッキング”というらしいです。さすが命名の天才です。
 1匹キャッチできるのとすっぽ抜けるのとで、天と地の差が出るアメリカのトーナメントシーンでは、フッキング率向上こそが最大のテーマの1つです。すっぽ抜けでバラすと、ウェイト的にもったいないというだけでなく、その後のメンタルな部分でも引きずってしまいます。
Bmf  実は今、そんなスネリング専用にデザインされたフックがリアクション・イノベーションズから発売され、アメリカでは秘かなブームとなっています。名前をBMF(バッド・マザー・フリッピング)フックといってアメリカで5本で5ドルもする非常に高価なものです。昨年、アンドレがデザインし、JTケニーをはじめとする多くのプロがモニターリングに参加して修正を加えて完成したフックで、今では数多くの有名トッププロが使っています。
 このフックの特徴はショートシャンク超ワイドゲイブであるにもかかわらず、強烈なフッキングが自慢のイッシュ・モンローをもってしてもフックが伸びる(折れる)ことがなかったという太軸シャンクと、掛けたバスは絶対に逃さないという狙いの大きなバーブとワームのズレを防止する大きな2本のスライスと、完全クローズのラインアイがスネリング時の糸かみによるラインブレイクを防ぐというものです。
Bmf2  アンドレやトミー・ビッフルなどはさらに熱収縮チューブでより大きなスライスを作って、ワームのズレを完全に防止しています。トミー・ビッフルが優勝したエリート、レイク・オネイダ戦では、テレビでもしっかりBMFフックとスイートビーバーが映っていました。トミー・ビッフルは今季の成功の陰にすっぽ抜けによるバラシを軽減できたことで精神的に助けられ、結果、迷うことなくフリッピングに集中できたと言っています。
 最新のアメリカのフリッピング事情に関してFLWマガジンで紹介された記事と同じものが、FLWのウェブサイトにもアップされていますので、興味がある方は読んでみてはいかがですか? スネリングの方法がイラストでも紹介されています。
http://www.flwoutdoors.com/article.cfm?id=144916

大ヒットの予感


Ic06_gycb_flappin_hawg  アメリカでティムコオリジナルデザインのゲーリーヤマモト・フラッピングホッグが近々発売されます。今年のICASTでも話題となっており、今はゲーリーヤマモト社のウェブサイト上で先行予約販売を受け付けています。もともと、同社のホームページ上のフォーラム内で、日本のみの限定販売のフラッピングホッグの写真がアップされて話題となり、わざわざ、アメリカから通販やオークションサイトで購入する人まで出たのがきっかけとなったようです。切って貼ったようなデザインのクリーチャーと違って、フラッピングホッグはすごくいいデザインだと思います。来シーズン、大ヒットの予感がします。ちなみにアメリカの値段は7本入り4.48ドルだそうです。

http://yamamoto.baits.com/cgi-bin/order/FH-07?b8FwDwGs;;220

甘ーいサウンドが効く?


Trs  ボウイングルアーはルアーリペインターとして有名なティム・ヒューズによって1個1個カスタムペイントされたちょっと面白いプラスチック製ペンシルベイトです。サイズといい、形といいオリザラそっくりな感じですが、20ドル以上もするこの高価なルアーにはある秘密が隠されています。分解したわけではないので、どんな構造になっているかは不明ですが、特殊な”甘い”ラトル音が鳴る仕組みになっているんです。その音というのが、言葉では表現しにくいのですが、あえてすると「チャプーン」といった感じでしょうか。ホームページでそのラトル音を聞くことができるので、興味がある人は視聴ください。ホームページには「我々のテクノロジーは低くてハイピッチな音の反響効果を作り出すことによって魚の感覚器官を刺激します。大量の聴覚情報と魚の脳に直接伝えられる電気信号に変換するのです」とあります。このラトル音が本当に有効なのかどうかは実感したことありませんが、ジョン・マーレイのタックルボックスにも入っていたことがあります。

http://www.boinglures.com/

目を覚ませ! アンブッシュルアーズ


Poster_03  アンブッシュルアーズといえば、B級いやC級ルアーばかりを出してきた愛すべきメーカーでした。どれも外してはいますが、アイデアが奇抜で、しかも本人たちは真剣で、ICASTショーなんかも美女を引き連れてマジメに売り込んでいたものでした。迷作ポップ・ア・ロングなんて、ほとんどウォークドックしませんし、代表作ステルスダイバーは、ほとんどノーアクション(しかもサイレント)なバスにとってもステルスなバイブレーションです。

Pop_eye そんなアンブッシュルアーズが、最近くだらない安易なルアー作りに方向転換したようで非常に残念です。どれも見たことあるようなルアーばかりで、何の面白みもなくなってしまいました。これまでのルアーよりは釣れるかもしれませんが、それではアンブッシュルアーズの存在意義なんてありません。どうか、もう一度原点に帰って、ボク達を笑わせてくれるルアーを再び世に送り出してほしいですね。