月別アーカイブ: 2007年8月

これもムシパターン?


Page47  ロッドやリールからルアーまで販売しているアメリカン・スピリッツ社が今年のICASTで発表したのが”The Lord of Bee Lure”です。写真だけではよく分かりませんが、プラスチック製?のウィングが付いています。情報不足で、浮くのか沈むのかも分かりませんが、”Truly a revolutionary design unlike any lure on the market. You will BEE thrilled by the results.”という強気の宣伝コピーに見事に釣られてしまいました。最近のアメリカは、日本のルアーの影響を受けたり、もろパクッたようなチャイナメイドのルアーばかりが登場して、面白みに欠けていましたが、たまにこんなB級ルアーを見ると安心するというか嬉しくなってしまいます。
http://www.americanpremiercorp.com/display.php?img=images/catalog7/page47.gif&id=47

TDバイブの真実 その3


 TDバイブには外観が微妙に違う旧型と現行型があります。長年ロングセラーを続けたのですから、金型も痛むでしょうし、作り直す必要があって当然です。ところがアメリカンルアーのようにパッと見ただけで、モデル違いが一目瞭然といかないのが、日本製ルアーの厄介なところです。
Imgp3359  旧型と現行型と言っても、よく見ないと本当に気が付かないほどです。細かい違いはいろいろありますが、一番判別がしやすいのはエラの部分です。非常に興味深いのは、旧型も現行型もエラの部分が左右非対称という点です。
Imgp3360  旧型は写真上の通りです。右顔(写真では左側)では目玉に一番近いエラのラインが浅くて、2番目のエラのラインまで届いていないのに対して、左顔では目玉に一番近いエラのラインが深くて、2番目のエラのラインまで届いています。現行型は写真下の通りです。旧型に比べて、目玉に一番近いエラのラインが真っ直ぐ上に伸びているので、違いがよく分かります。また、右顔では斜めに真っ直ぐ伸びた2本のエラのラインの下側は外側のエラのラインにまで届いていますが、左顔では届いていません。ラインの深さも左右で非対称です。
 TDバイブはある年を境に金型が旧型から現行型に変わっています。両者の違いが外観だけなのか、ウェイトルームや外壁の厚みなども違うのかは分かりませんが、少なからずアクションに違いが生まれているのは確かだと思います。また、同じ旧型でも昔のTDバイブはアメリカの灼熱の炎天下や車中に置きっぱなしにしていると、すぐに膨張してしまった経験がありますが、その後、型(厚み?)を修正したのか、膨らみにくくなったような気がします。気のせいかもしれませんが・・・。つまり、旧型や現行型といっても、実際は金型を作り直す前に修正している可能性もあります。また、日本の金型製作の技術は高いですから、同じCADデータから金型を作り直せば、理論的には全く同じ金型ができるはずです。実際は人間の目では分からない違いがあるかもしれませんが・・・。つまり、実際は何度金型を作り直したのかは、関係者でもなければ、ダイワの社員でも知らないのかもしれませんね。

TDバイブの真実 その2


 ジャパニーズルアーの名品、TDバイブにはモデルによって、よく釣れる”当たり”ルアーがあるのは、多くの釣り人の中で経験的・感覚的に知られていますが、実際はどのモデルが”当たり”なのでしょうか? 単純に旧モデルのボーン素材なら当たりなのでしょうか? そんな釣り人なら誰もが知りたい謎を解明したく、ある調査をしたところ、今まで知らなかった(ボクだけ?)TDバイブの奥深さ?にぶち当たってしまいました。
Imgp3337  今回の調査はいわゆる107Sと呼ばれるノーマルサウンド・シンキングモデルです。最も定番で、ボクが1軍として愛用しているモデルです。ボクのストックの一部をフックもスプリットリングも外してボディーだけのウェイトを量ってみました。というのも、ボクの予想では、旧型と現行型、ボーン素材とクリア素材で、明確にウェイト差が現れるだろうと思ったからです。
Imgp3339  その結果が写真の通りです。23個調べたところ、最新のレッドクローが17.9g、旧型の数個が16.5gで、ウェイト差が最大1.4gもありました。同じ金型で同じABS素材を使い、同じウェイトや同個数のラトルを入れた場合、ウェイトの差は0.1gも出ないのが普通です。ところが、実際は同じ旧型のボーン素材でも軽いのがあったり重いのがあったり、現行型のクリア素材でも軽いのがあったり、重いのがあったりするのです。予想に反して、その法則性が全く見い出せないほど、ウェイト差にはバラツキがありました。これらが同じアクションをするわけがありません。なんていい加減なんでしょう。これらすべてが同じTDバイブレーションとして販売されたのなら、本物とコピー商品の違いなんて、実際にはないのではないでしょうか? とりあえず、謎はさらに深まってしまいました。

TDバイブの真実 その1


 大森貴洋さんが2005年バスマスターツアー、レイク・トホ戦で優勝したのは、まだ記憶に新しいですが、大森さんはこの試合をほぼTDバイブのキンクロで押し通して賞金10万ドルを手にしました。その模様はESPNの放送でもバッチリ映っていて、TDバイブレーションの威力を見せつけました。
Imgp0718  写真は実際に大森さんが使っていたTDバイブで、FLWマガジンの記事で紹介されたものです。目が取れ、フックマークでメッキの塗装が剥がれ、使い込んでいるのが一目で分かります。それでも大森さんがそのルアーを使い続けるのは、訳があるようです。一つは旧モデルのTDバイブ(ボーン素材)であるという点です。噂によると大森さんは旧型のTDバイブを集めて使っているそうです。もう一つは心理的な点。大森さん自身、あるインタビューで「なぜかコイツに変えるとバスが突然食い出す」と語っているように、そのTDバイブは大森さんの絶大な信頼を得ているようです。釣れるから信じて投げる。釣れるからまた信頼が増す。偶然の当たりルアーって、ウッドルアーにはよくある話ですが、プラスチックルアーでも本当にわずかな違いで、当たりルアーって存在するのかもしれませんね。

お宝を探せ


Imgp3332  昨日、俺達。秦君のブログで非常に興味深いTDバイブの話が更新されました。TDバイブはボクの一軍ルアーです。持っているストックは50個以上あります。ついつい欲しいカラーや廃盤になったものを買い貯めしているうちにどんどん増えていきました。ボク自身、ボーン素材とクリア素材があることや金型が微妙に変わっていることは気が付いていましたし、不思議と古いTDバイブの方がよく釣れたイメージがあります。昔は何でも非常によく釣れたのが、最近はバイブレーション全般に昔ほど釣れないので、そう思えるだけかもしれませんし、古いTDバイブは信じて投げ続けることができるので、結果として釣れてしまうだけなのかもしれません。
 しかし、言葉ではうまく表現できませんが、確かに同じTDバイブでも、引き抵抗やフィーリングが微妙に違うものがあるようです。その微妙な何かが「よく釣れる」、「釣れない」に作用しているのかもしれません。実際、よく釣れたTDバイブはボディー両サイドにフックマークが残っているものが多い気がします。ただ、使い込んだだけなのか、アクションの違いでフックマークが付きやすいのか、コーティングが違うのか、非常に面白いです。
 何でも「旧タイプがよく釣れる」と煽るつもりはありませんが、確かに旧タイプの方が現行タイプよりもよく釣れると言われるルアーが数多くあります。年々技術が進歩しても、結局は偶然でしか名品と呼ばれるルアーが生まれないのかもしれません。だからこそ、バスフィッシングって奥が深くて面白いんですね。

なんてイカツイ!


Fin_mount_sml  ラプター・フィッシング・テクノロジーというメーカーがICASTで発表したラプター・フィンは、かなりイカツイ風貌のトローリングモーター・アクセサリーです。日本みたいにエレキ戦のトーナメントがないアメリカで、こんな製品が出てくるなんてちょっと驚きです。
 ラプターフィンはモーターガイド&ミンコタのたいていのモデルにフィットするそうで、水平方向のフィンはキャビテーション現象を抑え、垂直方向のフィンは強風下でもボートの直進安定性を高めるそうです。キャビテーション現象を抑えることで、モーターをより浅くセットすることができ、シャローウォーターの走行に向いていると謳っていますが、シャローウォーターって、グラス等のベジテーションが多いので、こんなフィンが付いていると、いろいろ絡まって非常に厄介な気がするのですが、実際はどうなんでしょうか? 値段ですが、124.50~136.75ドルとけっこう高めです。
http://raptorfishing.com/raptorfin1531.html

流行の先取り?


 最近、バナナボートのYou Tube動画を紹介しました。日焼けは皮膚ガンの心配以外に、体力消耗の原因にもあります。プラクティス&トーナメントで連日炎天下でハードなスケジュールを回るトーナメンターには、日焼け対策は非常に大事です。
Img_6757  実際、炎天下のトーナメントでも日焼け対策なのか、長袖のトーナメントシャツを着ている選手もよく見ます。B.A.S.S.のサイトでショー・グリスビーの面白い写真を見つけました。ショー・グリスビーは奇妙なマスクをして、日焼け対策をしているようです。皮膚ガンになりやすい(日焼け止めクリームを塗り忘れやすい)耳までしっかりガードしています。
Imgp3329  どうやらショー・グリスビーがしているのは、BUFFというスペインのヘッドウェアメーカーのマスクをしているそうです。ホームページを見てみると、ちょっと気になるバイザーを発見し、思わず衝動買いしてしまいました。このバイザー吸汗速乾性素材の長い筒状の布にネオプレーンのツバが付いただけのシンプルなものですが、かぶり方次第で、キャップにもバイザー風にもマスク風にもなります。クロックスを最初見たときに、「カッコ悪う」と、完全に流行に乗り遅れてしまいましたが、今度は流行の先取りができるかも、なんて思っています。
Imgp3324  さっそく、かぶり心地が気になって、土曜日のお昼にチョコっとだけ近所にライギョ釣りに行ってきました。長い部分を後ろに垂らすと、首の後ろの日よけにもなって、いい感じでした。汗も吸ってくれているのか、顔に垂れてくることも少ないように感じました。かなり暑い日でしたが、普通のキャップよりも涼しい感じもしました。今度はマスク風にして試してみたいと思います。

ガソリン高騰のトーナメンターへの影響 その2


Yelas_1  今季、2度目のFLWツアーのAOYに輝いたジェイ・イェラスは、過去にB.A.S.S.のAOYとクラシック制覇を1回ずつ成し遂げ、まさに名実ともにトップの中のトップアングラーの1人です。ジェイもまた、かつてはウェスタン出身のアングラーで、ツアーレベルの試合をトレールするためにテキサス州に引っ越した選手の1人でした。
 そんなジェイが今季から始まったFLWウェスタンシリーズに参戦し、久しぶりに古巣のウェスタンの試合に帰って来て話題となりましたが、今回のAOY獲得を機に、テキサスからオレゴンに引っ越しました。オレゴンはジェイが大学時代を過ごした地で、彼の奥さんの故郷でもあります。ジェイは今後、トラックやボートは友人宅等に預けて、飛行機を利用してツアーをトレールするようです。
 成功を夢見て、若くして故郷を離れた選手たちも、当初は家族とともにトレールしたりしていましたが、子供が大きくなって学校に通うようになれば、選手は2カ月ぐらい単身赴任状態で自宅に帰れないこともあります。そうなると、選手1人のために家族を犠牲にするよりは、家族がより環境のよい場所で生活することを優先するのが必然となります。テキサスに移ったディーン・ロハスもまたウェスタンに帰るという噂がありますし、今後は元ウェスタンの出戻り組が増えそうな予感です。これもガソリン価格の高騰で、トラックで走るよりも飛行機を利用する方が安上がりになってしまう逆転現象が、少なからず影響しているはずです。

ガソリン高騰のトーナメンターへの影響 その1


 アメリカのガソリン価格高騰は日本よりも深刻です。日本も確かに値上がりしていますが、アメリカの値上がり率は10年前に比べれば2倍以上ではないでしょうか。当然、燃費の悪いトラックで重たいバスボートを引っ張って全米をトレールし、これまた燃費の悪いバスボートで広大な湖を走り回るトーナメンターにとっては経費が大幅にアップしています。
 スポンサーに恵まれないフトコロ事情が厳しいトーナメンターにとっては、費用対効果を考えれば、プラクティスもそうそうできません。今季、トーナメントの収支で赤字となる選手はさらに増えることでしょう。
 そんなガソリン価格の高騰でツアーレベルのトーナメンターのスタイルに変化が出てきました。例えば、ウェスタンの選手が成功するには、ウェスタンから参戦するのではなく、より開催地に近いテキサスやアラバマなどの中東部に引っ越すのが重要なカギでした。ツアーレベルの試合は主に中・東南部で開催されることが多く、カリフォルニア等の自宅からトレールするのは、時間的にも体力的にも金銭的にも大きな負担だったからです。ところが、今季絶好調のスキート・リースは今も自宅はカリフォルニアのままです。
 最近のバスマスターエリートシリーズのように毎週トーナメントが行われるようになると、選手たちは自宅が遠かろうが、近かろうが、自宅に帰る余裕がない状態となっています。実際、自宅が近いといっても、例えば移動に丸2-3日掛かるところが、丸1日掛かるといった程度で、そう簡単には帰れません。
 しかも、1-2週間ぐらいトーナメントの間が空いても、ガソリン価格の高騰で、トラックで走って自宅に帰り、再び次のトーナメント会場まで走るよりは、次のトーナメント会場にトラックとボートを預けて、飛行機で自宅に帰る方が金銭的に安上がりになってしまいました。もちろん、時間的にも体力的にも飛行機の方が楽で、少ない休暇をゆっくり家族と過ごすことができるというわけです。実際、最近のツアーレベルの選手は飛行機を利用して自宅に帰る選手が増えているようです。選手たちの自宅は遠くても大きなハンデがなくなりつつあるようです。
 来季からオフリミットが設定されたFLWツアーの場合も、プリプラクティス後、ボートとトラックを預けて、飛行機を利用してオフリミット期間自宅に帰る選手が増えそうです。

キュルキュル音が違います


Imgp3302  楽しみにしていたスクイーキー・ドルフィンVer.2がアメリカから届きました。スクイーキー・ドルフィンの改良版となっています。昨年発売されたスクイーキー・ドルフィンはアルミ製リベットとアルミ製ブレードがわずかな接点で擦れ合い、まさにスクイーキーなキュルキュル音を発しましたが、摩擦抵抗が大きすぎて、使い込むとリベットが削れて小さくなってしまう欠点がありました。リベットを交換すれば、またキュルキュル音が復活するのですが、交換するのが面倒なので、一般のバスアングラーには不向きだったようです。
Imgp3310  今度のVer.2は、リベット部をネジ式の無垢のブラス製に変更しています。ブラス製になったおかげで、使い込んでも削れる心配がないというわけです。ブラス製になったために、サウンドは少し変化しましたが、これはこれでいい感じです。どうしてもアルミとアルミの擦れる(削れる)音がよければ、アルミ製のリベットに交換してもいいでしょう。ネジはブレードの回転と同じ方向なので、途中で弛んでブレードが飛んでしまう心配はありません。
 一般的なバズベイトは面と面が擦れ合うのに対し、このバズベイトは点で擦れ合うので、キュルキュル音の大きさが違います。アメリカではこのキュルキュル音がビッグバスに効くと信じられています。人間でも黒板に爪を立てた音って、我慢できず耳を覆ってしまいますが、手のないバスは怒りまくって、バズにアタックしてくるんでしょうか?
Imgp3322  リベット部がブレードの後方になく、シャフトエンドが真っ直ぐなおかげで、ブレード後方にアオミドロ(モス)やグラスが絡みつくこともありません。ブレードの前方にはビーズも何も付いていませんが、その方が絡んだゴミが簡単に取り除くことができます。一般的なバズベイトの場合、デルタなどで釣りをしているとリベット部にゴミが絡みついて、釣りにならないことがあります。前方にビーズやキャップが付いているものがありますが、構造上、前方のゴミ絡みは防ぐことができません。ヘタに何か付いている方が、絡んだゴミを取り除くのが面倒となります。
Imgp3318  ヘッドにはブラス製のボールが埋め込まれているので、ブレードとヘッドのクラック音を発生させることもできます。フックは特大のがまかつ製で、ブレードからフックまでの距離が充分離れていて、トレーラーフックなしでもフッキング率が非常に高いです。
 ボクはバズベイトは思いっきり遠投して、かなり高速で引っ張ります。ボク自身スローにバズベイトを引っ張って、デカイバスをヒットさせたことがほとんどないので、飛距離が出て、直進安定性の高いこのバズベイトは、ボクにピッタリというわけです。