ガソリン高騰のトーナメンターへの影響 その1


 アメリカのガソリン価格高騰は日本よりも深刻です。日本も確かに値上がりしていますが、アメリカの値上がり率は10年前に比べれば2倍以上ではないでしょうか。当然、燃費の悪いトラックで重たいバスボートを引っ張って全米をトレールし、これまた燃費の悪いバスボートで広大な湖を走り回るトーナメンターにとっては経費が大幅にアップしています。
 スポンサーに恵まれないフトコロ事情が厳しいトーナメンターにとっては、費用対効果を考えれば、プラクティスもそうそうできません。今季、トーナメントの収支で赤字となる選手はさらに増えることでしょう。
 そんなガソリン価格の高騰でツアーレベルのトーナメンターのスタイルに変化が出てきました。例えば、ウェスタンの選手が成功するには、ウェスタンから参戦するのではなく、より開催地に近いテキサスやアラバマなどの中東部に引っ越すのが重要なカギでした。ツアーレベルの試合は主に中・東南部で開催されることが多く、カリフォルニア等の自宅からトレールするのは、時間的にも体力的にも金銭的にも大きな負担だったからです。ところが、今季絶好調のスキート・リースは今も自宅はカリフォルニアのままです。
 最近のバスマスターエリートシリーズのように毎週トーナメントが行われるようになると、選手たちは自宅が遠かろうが、近かろうが、自宅に帰る余裕がない状態となっています。実際、自宅が近いといっても、例えば移動に丸2-3日掛かるところが、丸1日掛かるといった程度で、そう簡単には帰れません。
 しかも、1-2週間ぐらいトーナメントの間が空いても、ガソリン価格の高騰で、トラックで走って自宅に帰り、再び次のトーナメント会場まで走るよりは、次のトーナメント会場にトラックとボートを預けて、飛行機で自宅に帰る方が金銭的に安上がりになってしまいました。もちろん、時間的にも体力的にも飛行機の方が楽で、少ない休暇をゆっくり家族と過ごすことができるというわけです。実際、最近のツアーレベルの選手は飛行機を利用して自宅に帰る選手が増えているようです。選手たちの自宅は遠くても大きなハンデがなくなりつつあるようです。
 来季からオフリミットが設定されたFLWツアーの場合も、プリプラクティス後、ボートとトラックを預けて、飛行機を利用してオフリミット期間自宅に帰る選手が増えそうです。

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