月別アーカイブ: 2014年1月

ウィグルワート系のニューフェイス


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 なかなか本家のウィグルワートを超えるクランクベイトが世に出てきませんが、コッパーズからHFCクローフィッシュというウィグルワート系のクランクベイトが新発売です。HFCとはHunt For Centerという意味で、右に左にハントしても軌道はセンターラインをキープするという意味です。エラティックアクションをセールスポイントに、動画でアクションを見ても、ワイドウォブルのウィグルワート系だというのがよく分かります。
 ただ、動画ではそのセールスポイントのエラティックアクションやハントする軌道が分からず、ボトムにノックさせたりして使っていて、分かっている人が撮っているのか疑問です。跡、ファントム系のカラーがラインナップに少ないところが、分かってないなぁ・・・って感じです。
 とにかく、お蔵入りクランクを世に出そうか悩んでいるボクには非常に興味深いルアーです。再びウィグルワートブームが来る予感です。
http://www.koppersfishing.com/products/freshwater/crawfish-hunt-for-center.php

Rayovac FLWシリーズ サムレイバン 初日結果


1   RAY HANSELMAN      21-05 (5)
2   JAY YELAS            18-08 (5)
3   BRIAN BRANUM       16-13 (5)
4   JAMES STRICKLIN JR  15-15 (5)
5   ROBERT CASE        15-05 (5)
6   KEITH COMBS        15-01 (5)
7   LARRY NIXON        14-07 (5)
8   CHRIS MCCALL       14-05 (5)
9   JIM PHILLIPS         14-03 (4)
10   ALBERT COLLINS    13-06 (5)
http://www.flwoutdoors.com/bassfishing/afs/tournament/2014/7139/sam-rayburn-reservoir-professional-results/?dpl=1&all=1&sr=1&rpp=50&&sort=pl

B.A.S.S.サザンオープン初戦(レイクトホ) 初日結果


1  Todd Auten     4 22-10
2  Kotaro Kiriyama  5 19- 2
3  Garrett Rocamora  5 18-11
4  John Kremer     5 17-14
5  Matthew Henry  5 17-12
6  Jeff Cloud       5 16- 6
7  Darrell Pons     5 16- 3
8  Eric Conant      5 15-14
9  Bigworm Ludwig  5 15-12
10  Marty Robinson  5 15-11
11  Jared Dial       5 15- 6
11  Joe Ventrello    5 15- 6
27  Ken Iyobe       5 12- 8
87  Kazuki Kitajima  5 8- 6
128  Kazunori Okuma  3 5- 0
181  Ryusuke Nishio   0 0- 0
http://www.bassmaster.com/tournaments/2014-bass-pro-shops-southern-open-1-presented-allstate/leaderboard

お蔵入りルアー その3


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 まだ、名前もないお蔵入りクランクですが、ツッパリクランクやクセモノクランクと呼ぶのは、じゃじゃ馬、暴れ馬なアクションにあります。
 アクションはリップを左右にブンブン振り回すワイドウォブルです。ロールを抑えることで、水を受け流したりしません。カップ形状のリップが水をしっかりつかみ、嫌々しながら、エッジの効いた極薄のリップが水を左右に切り裂きます。引き抵抗は、非常に重いです。ボディの体積の大きさで水を動かすのではなく、リップで水を激しく攪拌します。ロッドティップには激しい明確な振動が伝わります。この巻き心地感は非常に気持ちいいです。
 しかも、左右に予測不能にチドリまくります。軌道が大きく外れ、ドリフト走行を繰り返しますが、調子に乗ってスピードを出しすぎてるとスピンアウトしてしまいます。その様は、酔っぱらいの千鳥足というよりは、ラリったヤク中がオラオラとナイフをブンブン振り回す通り魔のごとく、辺り構わず絡みまくる危険なヤツです。
 ちなみに、ボクの背中を押してくれそうなモニターさんへは、ボクがアミスタッドに渡米するまでにお送りしたいと思います。といっても、難しい今の時期に慌てて投げてくれなくてもいいですが・・・。
 あと、まだ未定ではありますが、名古屋のキープキャストで、数量限定ですが、ノーパッケージ、ノーネームでテスト販売してみようかとも考えています。どんなカラーにするかも未定ですし、間に合うかどうかも分かりませんが・・・。

ケイテックが標的 その3


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 これはパクリというレベルではないですが、ミサイルベイツからショックウェイバー4.25というシャッドテールワームが発売されました。
 この手のワームはアメリカではスキニーディッパーがブームの発端で、それこそ猫も杓子もスキニーディッパーもどきを作って、スキニーディッピングなんていう言葉まで生まれました。
 ミサイルベイツのこのショックウェイバーもまた、そんなカテゴリーの一つではあるんですが、ケイテックのデザインを意識しているのが分かります。今さら数多く似たようなものがあるスキニーディッパーのテールデザイン(アクションはロール系)よりも、最近注目のケイテックのテールデザイン(アクションはたぶん非ロール系)を採用したと思われます。
 価格は5本入りで4.39ドルだそうです。カラーはリアル系が多いのが少し残念ですね。
http://missilebaits.com/index.php/baits/shockwave-4-25.html

ウィグルワートの復習


 お蔵入りルアーの話を進めるにあたり、復習しておきたいのがウィグルワートです。このブログでは何度も登場していまして、ボクも久しぶりに読み返すと、なかなか面白いです。当時と今では少し違う部分もありますが・・・。
 あと昨年、大注目で登場したラッキーストライクのワートホッグは、水漏れやらウェイトの固着によるアクション不良などのクレームが多発し、今は回収されたのかオンラインショッピングサイトでも完全に見かけなくなってしまいました。

奇跡の名作?ウィグルワート その1
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2007/04/post_450d.html

奇跡の名作?ウィグルワート その2
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2007/04/post_def6.html

奇跡の名作?ウィグルワート その3
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2007/04/post_80b8.html

奇跡の名作?ウィグルワート その4
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2007/04/post_e6da.html

奇跡の名作?ウィグルワート その5
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2007/04/post_4806.html

奇跡の名作?ウィグルワート 番外その1
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2007/04/post_5c6c.html

奇跡の名作?ウィグルワート 番外その2
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2007/05/post_6ae5.html

奇跡の名作?ウィグルワート 番外その3
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2007/05/post_cd97.html

奇跡の名作?ウィグルワート 番外その4
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2007/05/post_ac47.html

奇跡の名作?ウィグルワート 番外その5
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2007/05/post_2177.html

秘密だったクランクベイト その1
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2012/06/post_fcb2.html

秘密だったクランクベイト その2
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2012/06/post_45d6.html

秘密だったクランクベイト その3
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2012/06/post_40bd.html

秘密だったクランクベイト その4
http://granbass.blog.ocn.ne.jp/granbass/2012/06/post_7820.html

お蔵入りルアー その2


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 2004-2005年、アメリカのトーナメントシーンで、何度となくウィグルワートが話題となりました。当時はストームがラパラに買収され、ウィグルワートは廃盤(その後復刻)となっていましたので、ウィグルワートに代わる、またはウィグルワートを超えるクランクベイトのニーズがありました。
 個人的に非常に興味があったボクは、アメリカのウィグルワート使いのプロたちからリサーチする一方、ebayで旧モデルのウィグルワートを買い集めて研究しました。また、ウィグルワート系の他メーカーのクランクも買い集めて使い比べたりもしました。
 研究すれば研究するほど、ウィグルワートがいかに良くできた名作ルアーであるかということがよく分かりました。この世に無数にあるクランクベイトの中で、非常に奇異な存在で、フラフラと軌道が逸れながらもバランスは崩しそうで崩さない、絶妙のバランスです。このバランスは旧モデルの方が特徴的で、本家のラパラですら、旧モデルを超えることができません。
 と同時に、ウィグルワートの持つとんがった部分をさらに強調すれば、きっと面白いルアーができるに違いないと確信できるようになりました。そんな経緯で生まれたのが、このお蔵入りとなったクセモノクランクです。ウィグルワートが優等生なら、このクランクベイトは完全なツッパリの不良です。

お蔵入りルアー


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 ボクに非常に近い人や一緒に釣りをしたことがある人なら見たことがあるかもしれませんが、以前、あるメーカーのために開発したんですが、そのままお蔵入りになったクランクベイトがあります。
 その後、数社から出したいというオファーもあったものの、なんとなくもったいなくて温存しながら個人的にさらにブラッシュアップを目指してテストを繰り返していました。テスト開始から数えると、もう8年になります。
 「もし、プラスチックでクランクベイトを作らせてもらえるなら・・・」その答えが、個人的にどうしても作ってみたかったこのクランクベイトでした。プラスチックでなければできないデザインと出せないアクション、そして他のどのクランクベイトとも違うオンリーワンなクランクベイトを目指しました。
 結果、正直メチャクチャ釣れるとは言えませんが、面白いクランクベイトに仕上がったと思います。使っていて楽しい、コンフィデンスを持って巻き続けられるルアーだと思います。ただ、クセが強く、万人受けは絶対にしないルアーだとも言えます。
 アメリカの数名のトッププロにも試してもらいましたが、彼らの意見もマチマチで、もっと送ってくれという人と、要らないという人に極端に割れました。それでも、個人的には使うにつれて愛着もわくもので、いつか、世に出してみたいと思いながら現在に至ります。
 昨年、ボクはテッケルブランドを始めました。大げさなルアーメーカーになるつもりはありません。あくまで、マニアックなブランドを追求するつもりです。そのテッケルで、このクランクベイトを販売してみようか、昨年あたりからずっと悩んでいます。そんなボクの背中を押してくれそうなモニターを若干名、募集します。そんなクセの強い”じゃじゃ馬”クランクで釣ってやろうという人はフェイスブックでコメントください。お待ちしています。

カリフォルニアのビッグバスレイクが大ピンチ


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 カリフォルニア州は、昔地理で習いましたが、地中海性気候といって大陸東岸の特徴的な気候で、夏乾燥し、冬に一定の降雨があります。年間の総降雨量は少なく、冬に降った貴重な雨や雪をリザーバーに貯め、1年を通して灌漑用水や工業用水、生活用水に使っています。
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 カリフォルニア州は人口増大に伴い、水需要が拡大し、最近は毎年のように水不足が問題となっていますが、かろうじて冬季の雨で乗り切っている状態でした。ところが、今季のカリフォルニアは深刻な雨不足に陥っています。カリフォルニアでは12月8日以降に雨はほとんど降っておらず、予報では1月いっぱいも雨は期待できないみたいです。NASAの衛星写真でも、山間部に雪がほとんど降っておらず、雪解け流入も期待できないみたいです。
 そのため、ダム湖の水位はどこも大減水となって、スロープが使えないばかりか、このままでは湖が干上がってしまう可能性まで出てきました。カリフォルニア州のリザーバーは、全米屈指のビッグバスレイクがいくつもあり、スイムベイトのメッカなので心配です。写真はレイク・フォルソムの1月4日の様子ですが、水がほとんどありません。
 しかも、北カリフォルニアのダム湖から流入する川はデルタに集まるわけですが、流入量が減り、さらに南カリフォルニアへの送水が続けられれば、デルタの塩分濃度が上がり、デルタもまた大ピンチとなります。本当にどうなってしまうんでしょうか・・・。
http://www.weatherwest.com/archives/1085
http://www.usatoday.com/story/weather/2014/01/17/california-drought-emergency/4581761/

ケイテックが標的 その2


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 バスアサシンほどの露骨な丸パクリではありませんが、明らかにアイデアいただきましたって感じで登場したのが、バークレーのパワーベイトシリーズの4.5インチリブシャッドです。5本入りで4.49ドルとバスアサシンのそっくりさんよりも安いです。フーダディーやジュンバグといったケイテックにはないけど、フロリダではアメリカではド定番のカラーがあるところが抜け目ないです。さすがに、ジュンバグは買ってしまいそうです。
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 同じくバークレーのハヴォックシリーズのビートシャッドはアイクがデザインしたという4インチサイズのそっくりさん。激安シリーズだけに8本入りで2.99ドルで売られています。ハヴォックシリーズは安かろう、悪かろうって感じで、パッケージの中で半分ぐらいが曲がって使いものにならないようなことがよくありますが、そんなこともあまり気にしないウォールマートで釣り具を買っちゃうような人がターゲットで、テールのわずかな曲がりも許せないケイテックとは、対局の存在かもしれませんね。
http://www.berkley-fishing.com/