カリフォルニアのビッグバスレイクが大ピンチ


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 カリフォルニア州は、昔地理で習いましたが、地中海性気候といって大陸東岸の特徴的な気候で、夏乾燥し、冬に一定の降雨があります。年間の総降雨量は少なく、冬に降った貴重な雨や雪をリザーバーに貯め、1年を通して灌漑用水や工業用水、生活用水に使っています。
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 カリフォルニア州は人口増大に伴い、水需要が拡大し、最近は毎年のように水不足が問題となっていますが、かろうじて冬季の雨で乗り切っている状態でした。ところが、今季のカリフォルニアは深刻な雨不足に陥っています。カリフォルニアでは12月8日以降に雨はほとんど降っておらず、予報では1月いっぱいも雨は期待できないみたいです。NASAの衛星写真でも、山間部に雪がほとんど降っておらず、雪解け流入も期待できないみたいです。
 そのため、ダム湖の水位はどこも大減水となって、スロープが使えないばかりか、このままでは湖が干上がってしまう可能性まで出てきました。カリフォルニア州のリザーバーは、全米屈指のビッグバスレイクがいくつもあり、スイムベイトのメッカなので心配です。写真はレイク・フォルソムの1月4日の様子ですが、水がほとんどありません。
 しかも、北カリフォルニアのダム湖から流入する川はデルタに集まるわけですが、流入量が減り、さらに南カリフォルニアへの送水が続けられれば、デルタの塩分濃度が上がり、デルタもまた大ピンチとなります。本当にどうなってしまうんでしょうか・・・。
http://www.weatherwest.com/archives/1085
http://www.usatoday.com/story/weather/2014/01/17/california-drought-emergency/4581761/

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