アラバマリグの流行に乗って、アメリカのトーナメントで数々ウィニングルアーになった影響もあって、アメリカで売れまくっている?ケイテックのシャッドテールワームですが、そうなってくると標的になるのはこの業界の必然。
アメリカものが日本でパクられるように、日本ものがアメリカでパクられるのは世の常です。しかも、赤信号みんなで渡れば怖くないというのがアメリカの常識なので、出れば一気に洪水のように出てきます。
バスアサシンのエリートシャイナーは4インチしかありませんが、イージーシャイナーのそっくりさん。8本入りで4.29ドルです。
同じくバスアサシンから登場のボスシャイナーは4.7インチサイズのスィングインパクトのそっくりさんです。カラーも2色ラミネートの釣れそうなカラーが揃って、5本入り5.49ドルです。
月別アーカイブ: 2014年1月
ペイバック率について考える その2
続いてもうすぐ開幕するFLWツアーのペイバック率について見てみましょう。FLWツアーはエントリーフィーは昨シーズンのままで、今シーズンからペイアウトが修正されました。
エントリフィーは1試合4000ドルで、150人参加をベースに算出されたペイアウトは、優勝は10万ドル。2位3万ドル、3位2万5000ドル、4位2万ドル、5位1万9000ドル、6位1万8000ドル、7位1万7000ドル、8位1万6000ドル、9位1万5000ドル、10位1万4000ドル。11~20位は1万2000ドル、21~60位は1万ドルとなっています。
つまり、エントリーフィーの総額が60万ドル、賞金の総額が79万4000ドル。ペイバック率は約132%。FLWは1試合ごとにエントリフィーの総額以上に約20万ドルも多く支払っていることになります。もちろん、これ以外にAOYにはボーナスとして10万ドルが支払われますし、シーズン最後にフォレストウッドカップ(エントリフィー無料)に優勝賞金50万ドル、賞金総額120万7500ドルが用意されています。
つまり、FLWツアーだけを見ると、エントリーの収入以上に1シーズンで約240万ドルを選手に還元している計算になります。単純計算すると、出場選手150人とすると、1人当たりⅠ万6000ドルは全員が得する計算です。改めて計算すると、なんともバブリーな試合です。
RAYOVAC FLWシリーズで、FLWはけっこうな儲けがあると書きましたが、これでは団体として儲かっているのか少し心配になってしまいます。全国のFLWのメンバーシップの会費などの収入もあるわけですが、大がかりなスタッフや会場の設営、レンタル費用を考えると、相当な経費が掛かっているわけで、スポンサー企業からいったいいくら貰っているんでしょうか・・・。
とにかく、これはバスマスターでも言えることですが、どうせ出る(出られる)ならペイバック率、すなわち選手への還元率が高い最高峰の試合の方がお得ということになります。もちろん、ハイリスク・ハイリターンですから、1試合も賞金が取れないと試合経費も入れると、1シーズンで300万円ぐらいの赤字になってしまいますが・・・。
ペイバック率について考える
先日、レイク・オキチョビーで開催されたRAYOVAC FLWシリーズはボーター、ノンボーターが226組も参加する大盛況でした。今年はこのシリーズは年間4戦から3戦に変更され、エントリーフィーやペイバックも大きく変更されました。
中でも興味深いのがペイバックです。今シーズンのこのシリーズのエントリーフィーは1戦あたり1500ドルと、昨年までの1000ドルに比べると大幅アップとなりましたが、驚きなのは226人中116位、つまり半分以下の選手にまで賞金として1200ドルをバックした点です。
優勝賞金は4万ドル、2位1万5500ドル、3位1万2000ドル、4位1万ドル、5位9000ドル、6位8000ドル、7位7000ドル、8位6000ドル、9位5000ドル、10位4000ドル。11位3750ドル、12位3500ドル、13~20位3000ドル、21~25位2750ドル、26~30位2500ドル、31~40位2000ドル、41~116位1200ドルという内訳です。
賞金の総額は28万5200ドル、エントリーフィーの総額は1500x226=33万9000ドルですから、単純計算するとペイバック率は84%ということになります。差し引いた5万3800ドルがすべてFLWの儲けかといえば、そうではなく、一部は各ディビジョンのAOYへのボーナスやシーズン最後に5ディビジョンの年間上位選手を招待して開催するチャンピオンシップ(エントリフィー無料)の賞金(優勝5万ドル、賞金総額22万2500ドル)にあてられます。
それでもFLWとしては全ディビジョンで15試合あり、スポンサーからの協賛金もあるので、けっこうな儲けがあることが予想されますが、選手としてもこれだけのペイバックがあれば、文句もありません。
ボクもこのシリーズのウェスタンディビジョンのデルタ戦に再チャレンジしようと計画中ですが、1500ドルのエントリーフィーで40位で2000ドルのバックがあるなら、出場する側もギャンブルをする気が出るというものです。
一大勢力になったダケット
この時期になると、アメリカからいろいろな契約の話が飛び込んできますが、ディーン・ロハスが長年スポンサー契約をしていたクアンタムとの契約が切れ、ダケットフィッシングと複数年の契約を結んだニュースが飛び込んできました。
ディーンと言えば、フロッグマスターですから、彼のシグネーチャーモデルのどんなフロッグロッドが発売されるかも興味深いところです。しかも、近々ダケットフィッシングからリールも発売されるみたいです。
最初はボイド・ダケットのただの金持ちの道楽ぐらいに思っていましたが、今やダケットロッドを使う選手はエリートシリーズでは一大勢力になりつつあります。日本ではまったくと言っていいぐらい目にしませんが・・・。マイクロガイドもいち早く採用しましたし、なかなか先見も目があるのかもしれません。今後、どこまで勢いを伸ばすんでしょうか?
http://www.wired2fish.com/rojas-joins-duckett-fishing/
レイオバック・FLWシリーズ サウスイーストディビジョン第1戦(レイクオキチョビー) 最終結果
1 KEITH FELS 20-09 (5) 26-07 (5) 7-15 (4) 54-15 (14)
2 JARED MCMILLAN 19-04 (5) 14-06 (5) 19-01 (5) 52-11 (15)
3 RANDY HAYNES 12-08 (3) 18-04 (5) 18-06 (5) 49-02 (13)
4 VAL OSINSKI 14-10 (5) 17-03 (5) 14-10 (5) 46-07 (15)
5 KEITH PACE 13-07 (5) 18-07 (5) 13-05 (5) 45-03 (15)
6 BRANDON MCMILLAN 15-11 (5) 15-07 (5) 13-06 (5) 44-08 (15)
7 JOSEPH KREMER 15-10 (5) 16-11 (5) 11-15 (5) 44-04 (15)
8 MILES BURGHOFF 13-15 (5) 17-09 (5) 11-09 (5) 43-01 (15)
9 THOMAS HELTON 19-08 (5) 12-02 (5) 10-09 (5) 42-03 (15)
10 KENT WARE 15-11 (5) 19-00 (5) 5-11 (4) 40-06 (14)
http://www.flwoutdoors.com/bassfishing/afs/tournament/2014/7136/lake-okeechobee-professional-results/?dpl=1&all=1&sr=1&rpp=50&&sort=pl
日本限定?
昨年、スキート・リースが来日した際に、彼が未発売のチャートリュースシャッドのRTO1.5を使っていたことをブログで紹介しましたが、なんと、日本で発売されました。バスプロショップでは売っていないので、おそらく今のところは日本限定カラーということになります。RC(RTO)クランクはいっぱい持っているんですが、ついつい通販で買っちゃいました。
この微妙なトランスパレント加減がクリアウォーターのアミスタッドで効きそうな気がします。しかも、アメリカ人はプロスタッフぐらいしか持っていませんから、このアドバンテージは精神的に釣れそうな気にさせてくれます。今から楽しみです。
レイオバック・FLWシリーズ サウスイーストディビジョン第1戦(レイクオキチョビー) 2日目結果
1 KEITH FELS 20-09 (5) 26-07 (5) 47-00 (10)
2 KENT WARE 15-11 (5) 19-00 (5) 34-11 (10)
3 JARED MCMILLAN 19-04 (5) 14-06 (5) 33-10 (10)
4 JOSEPH KREMER 15-10 (5) 16-11 (5) 32-05 (10)
5 KEITH PACE 13-07 (5) 18-07 (5) 31-14 (10)
6 VAL OSINSKI 14-10 (5) 17-03 (5) 31-13 (10)
7 THOMAS HELTON 19-08 (5) 12-02 (5) 31-10 (10)
8 MILES BURGHOFF 13-15 (5) 17-09 (5) 31-08 (10)
9 BRANDON MCMILLAN 15-11 (5) 15-07 (5) 31-02 (10)
10 RANDY HAYNES 12-08 (3) 18-04 (5) 30-12 (8)
34 SHINICHI FUKAE 14-03 (5) 11-01 (5) 25-04 (10)
76 KAZUNORI OKUMA 11-07 (5) 9-06 (5) 20-13 (10)
135 HIROSHI KOJIMA 6-15 (5) 9-05 (5) 16-04 (10)
http://www.flwoutdoors.com/bassfishing/afs/tournament/2014/7136/lake-okeechobee-professional-results/?dpl=1&all=1&sr=1&rpp=50&&sort=pl
レイオバック・FLWシリーズ サウスイーストディビジョン第1戦(レイクオキチョビー) 初日結果
1 KEITH FELS 20-09 (5)
2 THOMAS HELTON 19-08 (5)
3 JARED MCMILLAN 19-04 (5)
4 JARED DIAL 18-08 (5)
5 VU AU 16-03 (5)
6 LIONEL BOTHA 15-14 (5)
7 TRENT PARDUE 15-12 (5)
8 STEVE DANIEL 15-11 (5)
8 BRANDON MCMILLAN 15-11 (5)
8 KENT WARE 15-11 (5)
20 SHINICHI FUKAE 14-03 (5)
56 KAZUNORI OKUMA 11-07 (5)
142 HIROSHI KOJIMA 6-15 (5)
http://www.flwoutdoors.com/bassfishing/afs/tournament/2014/7136/lake-okeechobee-professional-results/?dpl=1&all=1&sr=1&rpp=50&&sort=pl
ラーリー・ニクソンがレンジャーに移籍
フェイスブックですでに話題となっていますが、ラーリー・ニクソンが今季からレンジャーボートに乗るというニュースが飛び込んできました。ラーリー・ニクソンと言えば、長年ストラトスボートの顔でしたが、ついにレンジャーに移籍です。
今季からはストラトスがチャンピオンシリーズの製産を止めたことで、長年チャンピオンボートの顔だったスキート・リースもレンジャーへの移籍が決まっています。
ボートを乗り換えたことで、2人の今季の成績がどう影響するかも注目ですね。
http://www.flwoutdoors.com/fishing-articles/155486/nixon-partners-with-ranger-boats/#.Us7IdIyCjIW
右曲がり、左曲がり自在のワーム
スタンレーから怪しげなワーム、サイドトラックシャッドが発売されました。背中側と腹側が対称形の薄っぺらいジャークベイトで、片方のサイドにだけ特異な出っ張りがあります。スタンレーによると、これをアクションメーカーと呼ぶそうです。
ノーシンカーで使うのですが、このアクションメーカーをルアーの進行方向に対して右側に来るようにフックをセットすると、ルアーはトゥイッチやジャークをするたびに左方向にばかりダートし、アクションメーカーを反対にセットすると右方向にばかりダートするそうです。YouTubeの動画を見ても確かにそうなっています。
ワッキー掛けにして横々にスライドさせるのとは違いますが、なかなか面白いコンセプトです。一般にはジャークベイトは左右にダートさせる方がいいですが、例えば桟橋の下や杭、立ち木などに回り込むように誘うには、このアクションは効くかもしれません。
また、メーカー推奨ではありませんが、このアクションメーカーの部分にネイルシンカーを刺して、横刺しのネコリグ風にして使うと、変わったアクションをしそうで興味深いです。サイズは4.5インチで、1パック4本入りで4.89ドルと、アメリカのワームもすっかり高くなったものです。
http://www.fishstanley.com/wkg_Sidetrac_shad.html